バイクを走らせている時に捉えられる情報のほとんどは、視覚から入ってくる。視界がクリアになれば、それだけ安全性の向上にもつながる。バイクのためのアイウエアには、単純に度数だけの問題ではなく、見え方や目の疲労の軽減など、普段使うメガネよりもシビアな性能が求められる。そのポイントを押さえて作られているのが、ダブルオーグラスギアのライディングアイウエアだ。
実際に9カ月ほど使ってみて、ライディング専用と謳う理由を再検証してみた。

普通のメガネと何が違う? バイク専用アイウエアという考え方
ダブルオーグラスギアのアイウエアは、ライダーでもある檜垣さんが開発し、国際A級のライダーによってレースでテストするなど、ライディング専用として作られている。

筆者は、京都にあるダブルオーグラスギアの店舗で検眼と、バイクの車種や乗り方などのインタビューを受けて、ライディングアイウエアを製作してもらった。フレームは「no REGRET」、レンズは「+ゼロコントラストレンズ」だ。
ヘルメットをかぶっても快適な「no REGRET」

「no REGRET」は、スタンダードなライディングアイウエアの「RIDE」より一回り大きいフレームで、素材はチタニウム。繊細で曲線美を持つデザインをプレス成形で実現している。
テンプルはストレートに近い形状で剛性があるので、ヘルメットをかぶってからの装着もスムーズだ。非対称スプリングを採用したスウィングアーム構造により、ヘルメットに押されてもこめかみに食い込むような感覚はなく、耳にかかる部分への違和感も少ない。

眩しさを抑えるだけではない「+ゼロコントラストレンズ」

「+ゼロコントラストレンズ」は、ダブルオーグラスギアが独自に開発したL.W.Cコーティングによって、特定の短波長の光線をカット。そのため眩しさやチラつきを抑え、輪郭をよりシャープに見せ、ライディング中の視界をクリアにしてくれる。
これは「色をつけて眩しさを抑える」だけのものではなく、ライディング中に必要な情報を得やすくするための光の整理技術だ。

パソコンの画面から発せられることで広く知られるようになったブルーライト。実は、太陽光の中にはモニターから発せられるよりも強力なブルーライトが含まれている。「+ゼロコントラストレンズ」はブルーライトカットを標準装備し、さらにレンズ素材に練り込むことで効果が半永久的に保たれるUVカットも備えている。
このような機能があることで、裸眼でライディングするよりも多くの視覚情報を得ることができるうえに、目への負担も少ない。
専用のフレームとレンズの組み合わせで、メガネをかけてライディングする際のネガティブな要素を排除し、プラスの効果を大きくしている。
9カ月使って実感した「見やすさ」の違い
実際に9カ月以上使用してみると、とにかく見やすい。
夕方・夜間ほど違いがわかりやすかった

L.W.Cコーティングのおかげで、特に夜間の走行での目の疲れが軽減された。他のメガネやコンタクトレンズよりも、細かい部分までクリアに見える。夜間や夕方、早朝などの薄暗い時間は、特にそれを感じる。

また、首都高湾岸線を夕暮れ時に西に走ると、強烈な逆光で見えにくくなるが、それもかなり軽減される。

視界が広く、周囲の情報を拾いやすい

サイドに回り込んだレンズのおかげで視界が広くなり、視覚から入る情報も増えている気がする。

ヘルメットとの相性は? 長距離やオフロードでも試してみた
風の巻き込みが少なく、ヘルメットをかぶっても快適
筆者が主に使用しているヘルメットは、SHOEI EX-ZERO。ビンテージオフロードスタイルで、インナーシールドは付いているが、降雨時以外はあまり使っていない。

「no REGRET」は、サイドまで回り込んだ形状もあって風の巻き込みが少ない。また、ダブルオーグラスギアで検眼をしてもらった時にフィッティングもしているせいか、ノーズパッドやテンプルが当たる部分への違和感もほとんどない。
長距離でも目が疲れにくくなった
今までは長距離を走るのにメガネを使用するのを避け、コンタクトレンズにバイカーシェイドを組み合わせていた。しかし、ライディングアイウエアに換えてからは、見え方も快適さも文句なし。しかも、目の疲れが極端に減少した。

オフロードでもズレにくい!
オフロードでも使ってみると、フィッティングがしっかりできているせいか、上下のアクションが多くてもズレることがなく快適だった。
レンズだけではない。「検眼」が乗りやすさを変える
自分では気づかなかった「見えにくさ」を補正する

ダブルオーグラスギアでは、他の眼鏡店にはない医療用の最新検眼機を使った独自の検眼をしてくれる。筆者が検眼をした際には、「目を矯正する効果もある」と説明を受けた。乱視や加齢による老眼など、ユーザー一人ひとりの状態に対応したアイウエアを製作してくれる。
出来上がったライディングアイウエアをかけてみると、最初はかなり違和感があった。1週間くらいかけて慣れるまでは運転をしないようにと言われ、実際に慣れた頃に運転してみると、見え方がかなり違う。
以前のメガネでは、無意識に目を凝らしたりして見えにくさを補っていたのだろう。それが目の疲れの原因になっていたようだ。それも、ライディングアイウエアに換えて疲労感が減少した要因の一つだ。
9カ月使ってわかった、ライディングアイウエアのメリットと注意点
今ではヘルメットと同じ「ライディングギア」のひとつ
実際にロングツーリングやオフロードツーリングに使ってみて、見え方と目の疲れ、そしてかけ心地の良さなど、文句なしの性能。
今では、ヘルメットやライディングジャケットなどと同じライディングギアとして、バイクに乗る際の必需品になっていると言っても過言ではない。

眩しさが気になるなら調光レンズという選択肢も
一つだけデメリット的なことを言わせてもらうなら、ライディングアイウエアをかけると、かなり明るく見えるように感じる。だいぶ慣れてはきたのだが、眩しく感じることも少なくない。

筆者のようにバイカーシェイドと同じように使うなら、明るさに応じて濃さの変わる調光レンズが良さそうだ。
ダブルオーグラスギアで取り扱っているのは「TRIVEX Protect-24(P-24)フォトクロミックレンズ」。軽量で、耐衝撃性、耐久性、耐薬品性に優れているということで、筆者のような使い方には最適と思える。
また、筆者が使用している「+ゼロコントラストレンズ」にも、「+zero contrast Photo2」と「Photo ACE」がラインナップされている。
用途に合わせてレンズを選べる

他にも偏光レンズや遠近両用レンズなど、バイクの車種、用途、ライダーの乗り方に応じてフレームやレンズを選べるのも、ダブルオーグラスギアでアイウエアを作るメリットだ。
京都の店舗まで行かなくても、全国各地で出張検眼を受けられる「TRUNK SHOW」で、自分にぴったりのライディングアイウエアのオーダーができるのだ。
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ダブルオーグラスギアでは、イベントやバイク用品店などに出張してブースを開き、そこで「ライディングアイウエア」のフィッティングや検眼作業を行う“TRUNK SHOW”を全国で開催中。実店舗のある京都(京都府京都市左京区下鴨夜光町27-1)まで出向かなくても、よりしっかり見える視界でライディングテクニックの向上が見込める「ライディングアイウエア」を作ることができるのだ。
【2026年10月】
(in 神奈川)10月10日(土)~12日(月・祝)会場:ナップス小田原店
(in 千葉)10月24日(土)~25日(日)会場:ドゥカティ東京ベイ
(in 群馬)10月31日(土)~11月1日(日)会場:ナップス前橋インター店
【2026年11月】
(in 愛知)11月3日(火・祝)会場:ライコランド小牧インター店
(in 神奈川)11月21日(土)~23日(月・祝)会場:ナップス相模原橋本店
【2026年12月】
(in 静岡)12月5日(土)~6日(日)会場:ライコランド富士店
(in 福岡)12月19日(土)・20日(日)会場:ライコランド福岡空港店
(編集協力:DOUBLE O GlassesGEAR)







