「千歳」といえば空港……って、それだけじゃない。市街地を抜けてバイクを走らせれば、サケが遡上する川があり、道産小麦のうどんがあり、千歳発祥の菓子店まであります。さらに郊外へ向かえば、景色も空気もガラッと変わる。通り過ぎるだけじゃ、もったいない。バイクだからこそ拾える千歳の寄り道を覗いてみましょう。
ねぐら?拠点?「ちとせライダーハウス」

千歳に泊まるなら、旅人が集まる「ちとせライダーハウス」が最高。1996年に元美容室を改装してスタートし、たくさんの旅人を迎えています。

キッチン、冷蔵庫、電子レンジが自由に使え、女性専用室やフェリー利用者向けの部屋も用意されています。徒歩圏内にコンビニもあるので便利。夜になれば、初対面でも「どこから来たの?」と自然に話が始まります。ここには、古き良き旅の空気が残っています。

ここは淡水魚の宝庫「サケのふるさと 千歳水族館」

千歳川といえばサケ。時間に余裕を作って「サケのふるさと 千歳水族館」に寄ってみましょう。巨大水槽では、幻の魚と呼ばれるイトウやチョウザメが悠々と泳いでいます。ちなみに館内には、水量約300トンを誇る日本最大級の淡水大水槽もあります。しかも水槽の前には、約400万円をかけたアクリル製ベンチまでありますよ。

体験ゾーンではチョウザメに触ることもできます。間近で触れ合える、子どもから大人まで楽しめる人気のコーナーです。
秋の千歳川名物「インディアン水車」

千歳川の秋を代表する風景が、インディアン水車です。川の流れを利用して水車を回し、遡上してきたサケを捕獲する昔ながらの仕掛けです。インディアン水車によるサケの捕獲は例年8月ごろから12月ごろまで行われ、秋には遡上するサケの姿を見ることができます。水車にサケが次々と入っていく様子は迫力満点。その光景を眺めていると、「北海道に秋が来たなぁ」と実感できます。
マジで美味い!「いくら醤油」

もしも「イクラ食いてぇ!」となったら、道の駅「サーモンパーク千歳」をチェックしてみましょう。「いくら醤油」は、道内産のイクラを原料にした調味料です。ご飯にかけるだけでイクラの風味を楽しめます。

試食してみたら、これがマジでうまい。常温で持ち帰れるのもバイク旅にはうれしいところ。北海道ツーリングのお土産にもよさそうです。
ラーメンだけじゃない「千歳饂飩」

北海道の小麦を楽しむなら、うどんも忘れちゃなんねぇ。「千歳饂飩」は、道産小麦にこだわったうどん店です。一般的な太さの麺もありますが、目を引くのが幅広の平打ち麺。まるで「一反木綿か!」というサイズ感で、もちもちした食感も楽しめます。

店名は「千歳うどん」ではなく「千歳饂飩」。店を探してさまよわないように、漢字を読めるようにしておきましょう。
ここにしかない甘い体験「もりもと本店」

「もりもと」は、パンやケーキ、和洋菓子などを扱う北海道の菓子店です。道内各地に店舗を展開していますが、発祥の地はここ千歳。せっかく千歳まで来たなら、本店を覗いてみましょう。

千歳本店手づくりどら焼き、至福のいちご大福 ゆめ、窯出しマドレーヌなど、本店ならではの商品も並びます。ツーリング途中のおやつにするもよし、お土産にするもよし。バッグに入れるなら、つぶれにくいものを選びましょう。
思い出の場所がリニューアル「モラップ清香ハウス Villa」

支笏湖方面へ走るなら、ひと休みできる「モラップ清香ハウス Villa」に立ち寄ってみましょう。正確には千歳市ではなく、苫小牧市なんですけどね。

往年のライダーには懐かしい旧樽前荘を引き継いで再スタートした施設で、バイク仲間だった2人が建物を取得し、床や壁を手入れして再生しました。現在は休憩所として営業し、牛丼、かき氷などを販売しています。

オーナーによると、2027年6月ごろには宿泊営業も始める予定とのこと。かつての樽前荘に思いを馳せて泊まるのも楽しそうです。
現在は立入禁止「楓沢の洞」

「スゴそうなところ、見つけた!」とワクワクする楓沢の洞。苔むした岩壁が連なる独特の景観で知られていますが、残念ながら現在は立ち入り禁止。落石などの危険もあるため、立入禁止区域には入らないようにしましょう。








