バイクのメンテナンス中、「外したボルト、どこに置いたっけ?」と焦った経験はないだろうか。
オイル交換や外装の脱着、バッテリー交換など、バイク整備では何本ものボルトやナットを外す。床や工具箱の上に何気なく置いてしまうと、転がって行方不明になったり、うっかり蹴飛ばしてしまったりすることもある。
そんな「バイク整備あるある」をシンプルに解決してくれる工具が、ロブテックス(LOBTEX)の「マグネットトレイ」だ。
外したボルトやナットを磁力で保持できるだけでなく、工具箱やバイクの鉄部にも固定可能。さらにカラビナ用の丸リングまで備え、「身につけて使う」という一般的なマグネットトレイとはひと味違う使い方もできる。
バイクやクルマを自分で整備する人なら、ひとつ持っているだけで作業がかなり快適になりそうだ。

バイク整備で意外と困る「外したボルトをどこに置くか」問題

工具にはこだわっていても、意外と後回しになりがちなのが外したボルトやナットの置き場所だ。
例えばカウルを外すだけでも複数のボルトを取り外すことになる。さらに整備内容によっては、ワッシャーやナット、クリップ、ソケット、ビットなど細かなものが次々と増えていく。
これらを床へ直接置くのはもちろん避けたいところだが、普通の皿やトレイに入れておくだけでも安心とは限らない。
作業に夢中になってトレイを足で蹴り、せっかくまとめておいたボルトがガレージ中へ……。小さなボルトが車体の下へ転がれば、探すだけで作業が中断してしまう。
そこで便利なのが磁石でボルト類を保持する「マグネットトレイ」である。
ロブテックスのマグネットトレイは何が違う?

エビ印の工具で知られるロブテックスから登場したマグネットトレイは、底面にマグネットを備えたパーツトレイだ。
ボルトやナットなど磁石に付く部品をトレイへ入れると磁力で保持。トレイそのものも鉄製の工具箱やツールワゴン、バイクやクルマの鉄部へ固定できる。
注目したいポイントは、大きく分けて次の4つ。
- ボルトやナットを磁力で保持できる
- トレイ自体を工具箱や車体の鉄部に固定できる
- 油汚れを落としやすいフッ素樹脂コーティング
- カラビナを取り付けられる丸リングを装備
ブラックメタリックマットの仕上げも工具好きには刺さるポイント。実用品でありながら、ガレージに置いておきたくなるデザインに仕上がっている。
「ボルトを入れるだけ」なのにバイク整備がラクになる

マグネットトレイ最大のメリットは、やはり外したボルトやナットを紛失しにくいこと。
磁石に付くスチール製のボルトやナットなどであれば、トレイに入れたパーツを磁力で保持できる。
例えば、こんなバイクメンテナンスで活躍する。
- オイル交換
- カウル・外装の脱着
- バッテリー交換
- チェーンメンテナンス
- ブレーキ周辺の整備
- プラグ交換
- ライト・バルブ交換
- マフラー交換
特に外装を外す作業では、長さや形状の異なるボルトが何本も出てくることがある。作業ごとにトレイを分けておけば、取り付け時の混乱も減らせるだろう。
ソケットやビットなど「今使っている工具置き場」にもなる

マグネットトレイに入れられるのは、ボルトやナットだけではない。
ソケットレンチのコマやビット類など、磁石に付く工具をまとめておく用途にも使える。
整備中によくあるのが、「さっきまで使っていた10mmのソケットがない」という状況だ。
工具箱へ毎回戻すほどではない。しかし床や車体の上へ置いておくと、どこに置いたのか分からなくなる。
そこで作業中に使用するソケットやビットをマグネットトレイへまとめておけば、工具を探す時間も減らせる。
工具箱やバイクに「浮かせて置ける」のが便利

ボルトを磁力で保持するだけなら一般的なマグネットトレイでもできる。
実際に使って便利なのは、トレイそのものを鉄部へ固定できることだ。
工具箱やツールワゴンの側面などに取り付ければ、床にトレイを置く必要がない。つまり、作業中に蹴飛ばすリスクを大幅に減らせる。
さらにバイクなら、鉄フレームやスチール製タンク、スチールマフラー、リアショックのスプリングなど、磁石が付く場所へ固定するという使い方も可能だ。
ボルトを外すたびに床までしゃがむ必要がなく、手元にパーツ置き場を作れるのは想像以上に快適。
ただし、固定する場所の材質や形状によって吸着状態は異なる。アルミや樹脂など磁石が付かない素材には固定できないため、使用前に確認しておこう。
クルマの整備ではボンネット裏にも固定できる

もちろん用途はバイクだけではない。
磁石が吸着できる場所であれば、クルマのボンネット裏などへ固定してエンジンルームの整備にも使用できる。
垂直面だけでなく、使用条件が合えば逆さにした状態でもボルト類を保持できるのがマグネットトレイの強み。
エンジンルームへボルトを落としてしまい、「どこに行った!?」とライト片手に探す事態を減らすためにも役立ちそうだ。
車体への傷を抑えるゴム製マグネットカバー

「便利なのは分かるけれど、車体に磁石を直接付けるのは傷が心配」という人もいるだろう。
ロブテックスのマグネットトレイは、底面のマグネットをゴム製カバーで覆っている。
吸着面への傷をつけにくくするとともに、着脱時のショックを緩和する構造だ。
とはいえ、砂や金属粉などが付着した状態で使用すれば傷の原因になり得る。塗装面などへ取り付ける場合は、吸着面をきれいにしてから使用したい。
油で汚れても掃除しやすいフッ素樹脂コーティング

バイクやクルマの整備用品だけに、避けられないのが油汚れだ。
ロブテックスのマグネットトレイは、マットな質感のフッ素樹脂加工を採用。油汚れが付着しても、パーツクリーナーなどを使って拭き取りやすい。
頻繁に使う工具だからこそ、「汚れた後に手入れしやすい」というのは重要なポイントだ。
最大の特徴はカラビナ!腰から下げれば“ウェアラブル工具トレイ”に

そしてロブテックス製マグネットトレイで特に面白いのが、カラビナ用の丸リングを備えていること。
ここへカラビナを追加し、作業パンツのベルトループなどへ装着すれば、トレイを腰から下げて使用できる。
つまり、「ボルト置き場を身につけて移動できる」というわけだ。
バイクを整備していると、車体の右側から左側へ移動したり、工具を取りに行ったりと意外に動き回る。
腰にトレイがあれば、そのたびにボルト置き場を探す必要がない。両手を空けておきたい作業や、高所作業などでも活躍する。
カラビナにライトを付ければ夜間整備にも使える

丸リングの使い道は、トレイを腰から下げるだけではない。
カラビナを介して小型ランタンなどを取り付ければ、マグネットで固定できる簡易作業灯として使うこともできる。
例えばクルマならボンネット裏へ固定してエンジンルームを照らしたり、リアゲート付近へ取り付けて夜間の荷物の積み下ろしを照らしたりできる。
ひとつのトレイから使い方を広げられるのが、この丸リングの面白いところだ。

MGC150とMGC105、買うならどっち?

ロブテックスのマグネットトレイには、直径150mmの「MGC150」と直径108mmの「MGC105」が用意されている。
| 品番 | MGC150 | MGC105 |
|---|---|---|
| 皿直径 | 150mm | 108mm |
| 高さ | 34.5mm | 28mm |
| 皿深さ | 21.5mm | 17mm |
| 重量 | 330g | 180g |
| 材質 | SUS430 | SUS430 |
| 参考価格 | 2,830円 | 2,460円 |
MGC150は直径150mmの大きめサイズ。外装の脱着など、複数のボルトや工具をまとめて置きたい作業に向いている。
一方のMGC105は直径108mm・重量180gとコンパクト。腰から下げて使用したい場合や、限られたスペースでの整備にはこちらが扱いやすいだろう。
「ガレージで据え置き中心なら150mm」「持ち歩きやウェアラブル用途なら108mm」という選び方も分かりやすい。
J-CRAFT99仕様もラインナップ

同サイズ・同仕様で、ロブテックスの工具ブランド「J-CRAFT99」のレーザー刻印が入ったモデルも用意される。
| 品番 | JBMGC150 | JBMGC105 |
|---|---|---|
| 皿直径 | 150mm | 108mm |
| 参考価格 | オープン | オープン |
J-CRAFT99シリーズで工具をそろえている人なら、統一感のあるガレージツールとしてこちらを選ぶのもいいだろう。

注意!アルミや樹脂パーツは磁石に付かない
便利なマグネットトレイだが、当然ながらすべての部品を磁力で保持できるわけではない。
アルミや樹脂など、磁石に付かない素材は吸着できない。ステンレスも種類によって磁石への付き方が異なるため、使用するパーツごとに確認が必要だ。
ただし磁石に付かない部品でも、通常のトレイとして置いておくことはできる。プラグやヘッドライトバルブなど、これから取り付ける交換部品の一時置き場として使うのも便利だ。
実はバイク整備以外でもかなり使える
マグネットトレイという名前から整備専用品をイメージするが、磁石で固定できるトレイと考えれば用途はかなり広い。
玄関の鍵置き場

マグネットが付く玄関ドアなら、トレイを固定して鍵の定位置を作ることができる。鍵そのものが磁石に付かなくても、磁性のあるキーホルダーリングなどで保持できる場合がある。
デスクのクリップ収納

クリップやホチキス針など、散らかりやすい小物の収納にも便利。スチール製デスクなら側面へ取り付けることもできる。
キッチンの小物収納

マグネットが付く冷蔵庫などへ固定すれば、缶切りや栓抜きといった「必要なときに見つからない」キッチン用品の定位置としても活用できる。
マグネットトレイは必要?こんな人には特におすすめ

マグネットトレイは、なくても整備そのものはできる。
しかし一度使うと、「なぜ今まで普通の皿を使っていたんだろう」と感じるタイプの工具でもある。
- 自分でバイクをメンテナンスする人
- DIYでオイル交換やパーツ交換をする人
- 外したボルトをよく見失う人
- ガレージの床に部品を置きたくない人
- 工具や作業スペースを整理したい人
- クルマも自分でメンテナンスする人
- 使いやすさだけでなく工具のデザインにもこだわりたい人
このあたりに当てはまるなら、導入するメリットは大きい。
まとめ|ボルトを探す時間をなくせば、バイク整備はもっと快適になる
バイク整備で地味にストレスなのが、外したボルトやナットの管理だ。
ロブテックスのマグネットトレイなら、磁力でボルト類を保持しながら、トレイそのものも工具箱や車体の鉄部へ固定できる。
さらにゴム製マグネットカバー、フッ素樹脂コーティング、カラビナ用丸リングなど、単なる「磁石付きの皿」に終わらない工夫も盛り込まれている。
特にカラビナを追加して腰から下げられるスタイルは、作業場所を移動することが多い人にとって便利な機能だろう。
「あのボルト、どこに置いた?」
そんな無駄な捜索時間を減らしてくれるマグネットトレイ。プロのメカニックはもちろん、自宅で愛車をいじるサンデーメカニックにもおすすめしたいアイテムだ
(編集協力:株式会社ロブテックス)








