現在、海外製のモーターサイクルが日本市場に数多く輸入されている。その中から2026年5月現在、注目度が高いとモトメガネ編集部が判断したモデルを紹介する。KTMでは、ダカールマシンのようなフォルムをもつアドベンチャーモデル「KTM 390 ADVENTURE R」に迫る!
Tester:横田和彦/桜井つぐみ Photo:関野温

クラスを超えた性能を秘めたミドルアドベンチャー
まるでラリーの世界から抜け出してきたかのようなスタイルを持つ390アドベンチャーR。そこには長年ダカール・ラリーなどで好成績を獲得してきたKTMのノウハウが詰め込まれている。
まっすぐ立ったスクリーンにセットされた縦2連ヘッドライトや大きなシュラウドカバーなど、ラリーレプリカさながらのスタイリングは、大型アドベンチャーバイクと並んでも見劣りしないもの。一見大柄だが、着座位置はスリム。シート高は高いが、走り出せば視点の高さが心地よく「ラリーマシンに乗っている」という気分にしてくれる。膝の曲がりも楽なので、長時間のライディングでも疲れにくいだろう。大型スクリーンの防風性は高く、高速走行時にはライダーの疲労を軽減してくれる。

レスポンスが良い単気筒エンジンは、中〜高回転にかけて力強く伸びていく特性。そのためコーナーの立ち上がりでの蹴り出し感が気持ち良い。振動もうまく抑えられているので、長時間の高速走行でも疲れにくい。それでいて歩くくらいのスピードでも適度に粘るという2面性を持っているのは、このエンジンの歴史が長いことと無縁ではないだろう。
ハンドリングはオフロード車らしい大径フロントタイヤの影響でややアンダー気味だが、オフロードバイクとして見れば抑えられている部類。極端ではないので、走行ラインを調整しやすい。

優れた防風効果と軽量な車体、パワフルなエンジン特性を持つ390アドベンチャーRは、街乗りからロングツーリング、林道走行までカバーする完成度が高いミドルアドベンチャーバイクだ。(横田和彦)

大柄だけど軽快! 林道に行ってみたくなりました
250ccのオフ車が私の愛車なんですが、このバイクはそれに近いフレンドリーさがあります。エンジンのパワーはありますが、アクセルの反応が素直なので扱いやすく、力強くじわっと盛り上がる印象。サスペンションがよく動くところがオフ車らしいですね。スラロームが楽しく、林道で250との違いを試したくなりました。

桜井つぐみ(157cm/42kg)が足付きをチェック!


これはもう、見るからに大変そう。これでもつぐみちゃんは乗ってしまうのだが、ちょっと参考にはしにくい。

日本男性平均値に近い岩井(175cm/65kg)が足付きをチェック!

シート高は高いがスリムなので身長が175cmあれば足は届く。車体が軽いので、支えるのは容易だ。


本格的な走りをサポートする独自のディテール















スペック
●全長 / 全幅 / 全高: – mm / – mm / – mm
●装備重量 : 165kg
●ホイールベース:1,481mm
●シート高 : 870mm
●エンジン型式:水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ
●総排気量:398.7cm³
●最高出力 :33kW〈45PS〉/ 8,500rpm
●最大トルク:39N・m / 7,000rpm
●ブレーキ形式:前後ディスク(ABS)
●タイヤサイズ(前/後):90/90 R21・140/80 R18
メーカー希望小売価格 (消費税込):979,000円









