もちろんクラスや年式にもよるが、ドイツのメルセデスベンツは、少なくとも日本の市場では高級車のブランドと認識されている。でも中には、そんなブランドイメージをガン無視しつつ、お仕事用グルマとしてフル活用されている個体もあるのだ。
仕事で年間何万kmも乗るからこそ大切になってくるのは、「日々の移動における走りの気持ち良さ」や「疲労軽減にもつながる静粛性」や「コストを抑える低燃費性」。その手助けになると評判の「スーパーゾイル」を、走行距離約15万kmのC220dに入れてみたら、長距離移動がより快適になった!
化学反応で金属表面を極めて滑らかに!
日本企業のパパコーポレーションが展開している「スーパーゾイル」は、独自技術により極めて滑らかで強靭な金属表面を再形成するエンジンオイル添加剤。エンジン内部のフリクションを大幅に低減させ、効率よく性能を発揮できるよう促す、言ってみればエンジンのアンチエイジング・サプリメントだ。

金属でできているクルマのエンジン内部パーツは、表面同士が当たることによる摩耗を避けられない。エンジンオイルに添加したスーパーゾイルは、高速で擦れあうパーツの金属表面を滑らかにする効果を持ち、『パワーロスの削減』や『燃費の向上』や『メカノイズの低減』などが期待できるのだ!
一般的なエンジンオイル添加剤の多くが、金属表面に薄い皮膜を形成するコーティング剤なのに対して、スーパーゾイルは、熱と摩擦による『化学反応』で金属表面を極めて滑らかな状態に『再生』し、エンジンオイル循環に最適な状態を生み出す製品。だから『効果が長時間持続』する。

走行距離15万km超のC220dにも効くのか?
そんなスーパーゾイルのアンチエイジング効果に大きな期待を寄せ、実車テストに協力してくれたのが、フリーランスとして活躍する某カメラマン。その愛車は、ディーゼルエンジンを搭載したメルセデスベンツのC220dだ。写真だときれいに見えるが、二輪レース取材などで酷使されているお仕事用グルマで、2017年式で走行距離約15万kmと、日本人の感覚からすれば『かなり走っている』車両だ。

とはいえこのS205のディーゼルエンジン、本体は比較的丈夫なことで知られており、オーナーも「15万kmなんて、まだまだこれから!」と話す。でもだからこそ、『走行距離30万kmオーバーを狙うアンチエイジング』のために、スーパーゾイルを試してみることになったのだ!

なお現在、4サイクルエンジン用のエンジンオイル添加剤としては、「スーパーゾイル ECO for 4cycle」(以降、スーパーゾイル ECOと表記)と従来品の「スーパーゾイル for 4cycle」の2種類があり、今回はこのうち前者を使用。こちらは、成分配合をさらに濃縮することにより、従来品と比べて半分の使用量で同等の効果を発揮できるよう開発された製品で、よりコストパフォーマンスに優れる(最小の200mlボトルで7480円)。
煤を発生または堆積させるような成分を一切含んでいないため、ガソリンエンジンだけでなくディーゼルエンジンにも使用可能。また、走行距離が多くエンジン内部にある程度の煤が堆積しているような場合でも、清浄分散性に優れていて、エンジンオイルの中に分散するように作用してくれるので、問題なく使用できる。
オイル交換と同時じゃなくても大丈夫
一般的に、エンジンオイル添加剤を使用するときはオイル交換と同時が多いと思うが、このC220dは少し前にオイル交換を実施したばかり。いくらアンチエイジングのためとはいえ、またオイル交換するのはモッタイナイ。また、スーパーゾイル ECOの基本的な使用方法として、「エンジンオイル総量の5%がスーパーゾイルECOとなるように、エンジンオイル注入口から添加する」と、ボトル裏の使用方法にも記載されている。あまりにも使い込んだエンジンオイルでなければ、いわゆる注ぎ足し添加でも効果を得られるようだ。

ただし、スーパーゾイルECOを添加したことで、オイルレベルのMAXを超えないようだけは注意しなければならない。そこでまずは、現状のエンジンオイル量を調べてみると……。MAXまでは余裕があり、問題なく添加できそう。次にサービスデータを調べてみると、このエンジンのオイル量は6.0Lとのことで、つまり300mlがスーパーゾイルECOの適量ということになる。というわけで、念のため途中でもエンジンオイル総量を確認しながら、20mlは誤差の範囲という判断から、320mlボトルの全量を注入した。


なお、今回はエンジンオイルを交換していないので、純粋にスーパーゾイルECOの効果による違いだけが発揮されることになる。そもそもこのエンジンは、オイル交換しただけでも静かになるようなので、テストという点では厳密な方法ということになる。ちなみに、添加前には筆者もこのクルマに乗り、現状の振動やノイズ、加速感などを体験しておいた。



また、スーパーゾイル ECOを添加することになってから、車両の燃費計などをリセットしてもらっている。そこからの走行距離は約700km、高速道路が多かったので平均時速は40km/h、そして燃費は16.9km/Lというデータ。すでにエンジンオイルを交換した後なので、この燃費データを添加前後の基準とした。


振動にベールが被さり、アタリが丸く!
スーパーゾイルECOを添加した後、推奨されているように数分間の暖機運転を実施。まずはフィーリングの違いを確かめるために、市街地や高速道路を走行した。車外で聞いているアイドリングのエンジン音は、添加前と比べてやや静かになったように筆者は感じたが、オーナーによると「温まると普段から少し静かになる傾向」とのこと。そして車内に座ると、正直なところアイドリングでは大きな差を感じなかった。
というのも、このC220dのボディはとても優秀で、外ではディーゼル特有のガラガラ音が響いているのに、それがあまり車内に伝わってこない。つまり元からけっこう静かで、違いを体験しづらいのだ。また、エンジンノイズの音量については、走行時に関してもその差を体感しづらかった。これは、ロードノイズが大きめのタイヤを履いていたことで、エンジンのメカノイズがかき消され気味だったことによる。

と、ここまでを読むと「なんだよ、変わらないのかよ……」と思われるかもしれないが、それはメカノイズに限定した話。オーナーと筆者ともに違いが感じられた部分もあった。まず気づいたのは、市街地でゼロ発進するようなシーンや、高速道路のインターチェンジで合流するときなど、エンジン回転数が上昇するシーンにおける振動の違い。オーナーはこれを『1枚ベールが被さった感じ』と表現し、筆者は『粒が丸くなった』という印象を持った。振動の量が減ったというよりは、角が取れてアタリが柔らかくなり、どうしてもガサツな雰囲気になりやすいディーゼルエンジンに、上質さがプラスされたように思った。

そしてもうひとつ、高速道路でオーナーがすぐに感じたのは、ちょっとだけアクセルペダルを踏み込み、3000回転前後を使って加速していくようなシーンでのスムーズさだ。「これまで、『さあ、行くよ』と準備してから加速するイメージだったけど、それと比べたらサッと車速の伸びが始まる感じ!」と話す。加えて、「ATのギアが上がって次のギアに引き継がれた瞬間のフィーリングも、以前より気持ち良い印象」とのこと。加速のスムーズさは、筆者も同様に感じた。
各種データによる判断から、燃費性能はさらに向上
さて、スーパーゾイル ECOの添加による効果でもうひとつ気になるのは、燃費性能の改善だ。これについては、添加前に約700km、添加後に約1000km以上を走行して計測してもらった。その結果、添加後は燃費が1.9km/Lも向上しているが、平均時速の差(添加前は40km/h、添加後は48km/h)からもわかるように、完全に同じような走行環境で試すことはできなかった。


そのため、データはあくまで参考数値ということになるが、これまで何万kmもこのクルマで走ってきたオーナーによると、「高速道路以外も走って、燃費なんてまるで気にせず走った結果としては、かなりいい数値!」とのこと。そして、それを裏づけるデータもある。というのもこの18.8km/Lという数値は、じつはこのテストが決定する直前にも記録していたのだが、そのときの走行比率は高速道路がかなり多く、平均時速は64km/hなのだ。


とくにヨーロッパメーカーのクルマは、高速巡航時にかなり燃費が伸びる傾向にある。アクセルをやたらと踏むような走りだと話は別だが、このクルマのオーナーであるカメラマンはそれほどトバすような人ではない。約1100kmを走って平均時速が64km/hだった高速道路主体の移動と、高速道路が中心ながら市街地走行の比率が多くなったことから約1000kmで平均時速が48km/hだったときの燃費が同じというのは、実質的に燃費が向上したと考えることができる。

以上、16.9km/Lから18.8km/Lへの数値アップと、18.8km/Lの同数値時における平均時速の違いから、スーパーゾイルECOの添加によって燃費性能が向上したと判断できる。しかもこれ、いずれも実際のお仕事移動環境において700~1100kmほどを走って計測した結果なので、データの信ぴょう性も高い。フリーランスにとって、お仕事用グルマの燃費改善はコスト削減につながるので、オーナーもかなりご満悦だった。
酷使されているクルマにこそ、入れるべし
というわけで今回のテストでは、最初に挙げたスーパーゾイルECOに期待できる効果のうち、『パワーロスの削減』についてはアクセルペダルを踏んだときの気持ち良さで体感でき、『燃費の向上』については実現されていることが明らか、『メカノイズの低減』はベンツC220dの場合は車内だとわかりづらかったが(ちなみに以前テストしたハイエースは静粛性向上が非常にわかりやすかった)、項目として挙げていなかった『振動の減少』を、上質感アップというカタチで大いに感じることができた。

仕事で酷使されるクルマは、年間走行距離が3万kmなんてことも普通にある。これは、それなりに高速道路の走行が多くて平均時速が50km/hだったとしても、年間で600時間、月に50時間もそのクルマを運転している計算。スーパーゾイルECOの効果で、加速フィーリングが少しでも気持ち良くなり、伝わる振動が丸くなって疲労が減れば、月に何十時間もメリットを味わえることになる!
しかもスーパーゾイルECOには『燃費の向上』と、それに加えて『エンジン内部パーツの寿命を大幅に延ばす』効果も期待できる。もちろん添加のためのコストはかかるが、得られるメリットを考えたら費用対効果は大きい。仕事で酷使されているようなクルマにこそ、入れておいて絶対に損はない!
(編集協力:株式会社パパコーポレーション)








