「北海道には山頂までバイクで行ける”オフローダーの聖地”があって、しかも超絶景ってマジですか?…」
MotoMeganeをご覧の皆様、こんにちは!全日本なんちゃってオフローダー協会の名誉会長を務める男、さすライダーです。
北海道にはオフロードガチ勢じゃなくても楽しめる、走りやすいフラット林道が点在していますが、中でも「函岳(はこだけ)」はその頂点に位置する存在です!
なんせ、標高1,000m超えの山(函岳)の頂上までバイクで行ける!という全国的に見てもレア of レアな存在なので、今回はその実走レポートをお届けします。

函岳とは?
北海道の道北エリアに位置する”美深町”が誇る、標高1,129mのスーパー絶景スポットが「函岳」です。
全国的に見ても珍しい”山頂までバイクで行けるオフローダーの聖地”で、全長約27kmの林道ツーリングを楽しめます!
毎年6月中旬〜10月にかけて通行可能な「許可証やゲートの開閉が一切不要の林道」で、しかも全体的にフラットと来ているので…そりゃ〜全国からオフローダーが集まってくるってもんです。

ちなみにいくらフラットとは言っても、少なからず荒れていたり砂利が深い区間もありますし…しかも後半に”魔の深砂利区間”が待ち受けているので…少なくとも僕は「イケルイケル、ダイジョウブ」なんて無責任なことは言いません(林道走行はリスクの塊・全て自己責任です)
ただし、山頂からの360度の大パノラマ絶景は「一見の価値がある!!」と断言しておきます。

実走レポート:道の駅びふか〜函岳入り口
オフローダーの憧れ「函岳アタック」の起点となる場所が「道の駅びふか」で、林道の入り口からバイクで15分の立地です。
まさに”函岳に向かうライダーの前線基地”のような場所で、ぶっちゃけ道の駅としては小規模な方ですが…ところが隣接する「森林公園びふかアイランド」に道内屈指の人気キャンプ場と温泉があるんです!
ゆえに函岳アタックの前後にここでキャンプするのがライダーの定番で、1泊700円でバイク乗り入れOKの芝生サイトにテントを張れます。



さて「道の駅びふか」は道北エリアの大動脈「国道40号線」沿いにありますが、これを南下すれば函岳の案内板が出現するので、あとは指示通りに進めば林道入り口に辿り着きます。
なお、函岳は山頂に公衆トイレが設置されていますが(あるんかい)途中にはトイレも補給ポイントも一切ないので…必ず道の駅や美深町内のコンビニやスーパーでトイレと買い出し(特に飲み物)を済ませておきましょう!
ちなみに函岳はヒグマの生息地でもあるので、事前に熊よけ鈴などを用意しておくこともおすすめします。

実走レポート:函岳入り口〜加須美峠
さてさて、改めて函岳は全長約27kmの林道を走って山頂までバイクで行ける山で、大まかに分けると入り口から加須美(かすみ)峠までの17km、そして加須美峠から山頂までの10kmの2部構成になっています。
そして、ここまでの画像で既にお気付きかもしれませんが…僕は無謀にも大型アドベンチャーのGSでアタックしてしまいましたが…基本は250cc前後のオフ車でアタックするのがベストです!
なんせ、僕がGSでアタックしたのは「当時はセローちゃんを所有していなかった」という大変シンプルな理由なので…セローちゃんがいたら絶対セローちゃんでチャレンジしてました…(フラグ)
ちなみにまさかの”オンロードバイク”でチャレンジする「HENTAI」も一定数存在していますが…間違いなく”あちらの世界の方々”なので、少なくとも僕のような一般人はオフ車でチャレンジするのが正解です。

ということで、なんせ長丁場の林道アタックになるので、何よりも集中力を持続することがポイントになりますが…少なくても加須美峠まではほとんどフラットなので、オフ車ならさほど苦労せずに進めると思います(僕はGSなので苦労しました・汗)
景色も後半の開けた感じとは違って森の中を突き進む感じで、しかも一本道なので迷うこともなく、ある意味走りに集中できる環境が整っています!
ちなみに”なんちゃってオフローダーの代表”なのに、無謀にもGSでアタックしてしまった僕も、加須美峠までは転けずに走破できました(フラグ)
※本来、大型アドベンチャーでのアタックは腕に自信のある人向けです


加須美峠は一応全体の中間地点ではありますが、特にこれといった設備は設置されておらず…何かの小屋はありますが、残念ながら中に入ることはできません。
あくまで”ちょっとした駐車スペース”という感じの場所で、ここから函岳山頂へ向かう道と「歌登町(うたのぼりちょう)」へ向かう道の分岐点でもあります。
なお、歌登町へ向かう道はそれなりに難易度の高い林道となっているので、腕に自信のない方は見なかったことにしておきましょう。

実走レポート:加須美峠〜函岳山頂(ゴール)
さて、加須美峠で一休みしたあとは、いよいよ山頂までのラストランがスタートします!
ここからは徐々に景色が開けてくる絶景区間で、まさにこの記事のタイトル“天空の林絶景道”と呼ぶのにふさわしい区間です!
おまけにオフローダーなら思わずテンションが上がってしまう、超気持ちの良い直線区間もあるので、「函岳ウェ〜イ」と叫んでしまうかもしれません。


そして、その直線区間の途中に「頂上まで5km」と表記された看板があるのですが…実はここから”魔の深砂利区間”がはじまるなんて知る由もない僕は、いよいよ”運命の瞬間”を迎えることになるのです…
なんせ、2017年にGSを納車してから、2026年の現在までコカしたのはこの時の1回のみです…はい、やってしまいました…
そもそも、なぜ素人が大型アドベンチャーで函岳を無傷で走破できると思ってしまったのか?…ぶっちゃけ今でも本当に謎です、はい。
写真では全く伝わりませんが、普通にハンドルを取られるほどの深砂利区間が次々に出てくるので…ここまで既に使い果たしている集中力をガッツリと持っていかれます。


はい、引き返すかこのまま最後まで進むか相当悩みました…しかし、意外にもあっさりと引き起こせてしまったので(火事場のクソ力?)一旦深呼吸をして冷静になったところで出した答えは「GO」でした!
本当に素晴らしい景色の中、僕の心はフォースのダークサイドそのものでしたが…それでもなんとか山頂まで走破することができました!
そして、山頂からの360度の大パノラマ絶景は、ここまでの苦労を吹き飛ばす素晴らしいものでした。



函岳の山頂には駐車スペースと意外にも立派な公衆トイレが設置されており、歩いて行ける気象レーダーの先に山頂を示すオブジェと絶景スポットがあります。
実は函岳は”霧が発生しやすい山”としても知られており、それゆえ山頂がサイレントヒルになることも珍しくありませんが…そこは自他共に認めるスーパー晴れ男の僕ですので、1回目でドピカンの絶景に恵まれたことだけは本当に良かったです(代償がデカすぎたけど…)


さて、そろそろ今回のレポート記事は終了のお時間となりますが、最後に一つだけ語らせてください。
今回僕がGSでコケてしまったのは、あくまで「大型アドベンチャーバイクでアタックする」という自分の技量をわきまえない行為をしてしまったせいであって、一般的なオフロードバイクでチャレンジすればそこまでリスクのある場所ではありません。
もちろん林道を走る行為はあくまで自己責任であり、それなりのテクニックを強いられる遊びではありますが…函岳はオフローダーの聖地として本当に素晴らしい場所なので、機会があればぜひアタックしてみてください!
僕も次はセローちゃんで、大切なことなので2回言いますが、”セローちゃんで”チャレンジしてみようと思ってます!

函岳アタックの動画








