完全なる私事であるが、先日、自身の出演していた舞台公演が無事に千秋楽を迎えた。
日々安全運転を心がけているとはいえ、万が一のことを考えて、公演直前から公演が終わる所謂“千秋楽”までは、バイクに乗らないというのを「自分ルール」としている。
つまり、公演終了=待ちに待ったバイク解禁なのである。
更にもう一つ、これも万が一のため、ナマモノもしばらく断つようにしている。お刺身、お寿司は一番の好物だが一切口にしない。
スーパーの鮮魚コーナーに割引シールが貼られたおいしそうなお寿司が売っていても、ぐっと我慢しなければならないのだ。私にとってかなりツラいことであるが、それも、公演終了と共に解禁となる。
そんなこんなで本記事は、千秋楽後、やっと自分ルールから解き放たれ、少々浮かれた舞台女優が食べ歩きならぬ、食べ走る!そんな旅の記録だ。

水戸・偕楽園の梅まつりがスゴかった!
まず最初に訪れたのは、茨城県の県庁所在地・水戸の名所、偕楽園。
ちょうど年に一度の「梅まつり」が開催されているとの情報を得て、観光客で混みあう前にと、朝一番にやってきたのだった。
それに、春の始まりを告げる梅を、旅の始まりに見る…なんとも縁起が良いではないか。

園内に入ると少々信じられない美しさの梅林に迎えられた。花の香りも漂い、さながらファンタジーの世界である。

しかも想像より敷地が広く、通路が曲がりくねって分岐していて、油断したら異世界にでも迷い込みそうな恐怖さえおぼえる。それくらい現実離れした素晴らしい景色だったが、私の語彙と写真の腕ではうまく伝わらないだろう。もどかしい。
ちなみにこの梅林、美しいからというだけで整備されたわけではないそうで、偕楽園を作った第9代水戸藩主・徳川斉昭が「梅の実はいざという時の兵糧にもなる」と考え、わざわざ江戸から梅の実を大量に運び、実益を兼ねて植えたらしいのだ。
そんな話を知ってしまったら、梅グルメを食べないわけにはいかない。
梅まつり開催中ということもあり、屋台も多く出店していてメニューは選び放題…と思ったのだが、混雑を避けようと朝早くやってきたせいで、お店が開いておらず、食べ物に一切ありつけなかったのである。
待とうにも、この先に食べたいもの観たいものが多数待っていることを考えると、あまり時間もない。
これは仕方なし…と、後ろ髪ひかれながら偕楽園を発ったのだった。

次回はここで梅林を眺めながら”ホット梅”でもいただきたい
これも茨城グルメ?セイコーマート
「今日は食い倒れるぞ!」と意気込んで朝食も取らずに水戸まで走ってきたものの、梅グルメにありつけず、空腹も限界だと思ったちょうどその時、救いの神が現れた。
北海道のご当地コンビニ「セイコーマート」である。

本州でも茨城県と埼玉県には店舗が存在し、特に茨城県内では92店舗も営業している。そのうちの一つに出くわしたのだ。
ここで食べねばこの先もたない!ということで、フライドチキンとおにぎりを購入。

困ったときにセコマが現れるこの感じ、北海道ツーリングを思い出す。
ちなみに、茨城県は県内の直線道路の総延長が、北海道に次いで全国2位である。
まっすぐの道に、セコマ。この組み合わせには、北の大地を感じざるを得ない。

広々とした直線が続く
どうしても、梅が諦められない… 道の駅・ひたちおおた
この日は水戸から出発し、国道349号を使って内陸から日立方面を目指す計画だったが、その途中でかなり大きな道の駅を発見、予定はしていなかったが立ち寄ることにした。

ここでふと思った。
水戸から少し離れても、これだけ大きな道の駅ならば、さっき諦めた「梅」があるのでは…と…


広い直売所をくまなく探したところ、あった!念願の梅!常陸太田市内で採れた梅で仕込んだ梅干しだ。
ご当地緑茶も一緒に購入して、早速一粒いただく。


これくらい酸っぱいのがイイのです
目が覚めるような酸っぱさで、梅の皮もしっかりしていて食べ応えがある。もちろんお茶との相性も良い。これはいいお土産になった。
衝撃的に美味しい水と、それで仕込む豆腐。とうふ工房名水亭なか里
しばらく北上を続けていくと、ついに関東平野の端っこに到達したようで、道はアップダウンのあるワインディングに切り替わった。私はこうした地形の変化に旅情を感じがちである。結構遠くまで来たなあ、としみじみするのだ。

そして、そのワインディングの途中に名店がある。「とうふ工房 名水亭 なか里」である。

その名の通り、この地に湧き出る水で仕込む豆腐が有名で、他にもお揚げやおからドーナツも人気の品とのこと。
そして、仕込みに使っている湧水は駐車場の一角で無料開放されていて、これを地元の方々がひっきりなしに汲みに来る。

生でも飲める、と地元の方が仰るので、持ってきていたアルミボトルに湧水を入れ、試しにひとくち。これが衝撃的に美味しい。スッと溶けるような水!

なるほど、これに慣れたら水道水ではもうダメ、というのも納得だ。
(※ただし、生での飲用はくれぐれも自己責任で!加熱使用が基本です)
もちろん水だけでなく、お豆腐も購入してお持ち帰り。


帰宅後に夕飯として食べたところ、豆の旨味と甘みに思わず声が出るほどだった。
いくつか調味料を試したが、個人的にこの豆腐の食べ方の最適解は塩、である。是非お試しあれ。
日立おさかなセンターの「味勝手丼」で大豪遊!
一気に山を降り、市街も抜けて、太平洋を臨む国道6号線・日立バイパスに降り立つ。
ここからはしばらく雄大な海を堪能しながらの旅だ。


今回のメインディッシュはやはり、公演前から長らく我慢していた生のお魚…ということで、次なるスポットは「日立おさかなセンター」である。

海の幸に目がない私にとっては、これ以上ない楽園のような施設であり、敷地内は新鮮な魚介に溢れていて、どこを見ても美味しそうでたまらない。

数あるメニューの中で私が選んだのは「味勝手丼」。その名の通り、丼を自分の好き勝手していいという、自由にネタを選び、自分でご飯の上に載せることができる海鮮丼だ。

ただし、お腹の容量とお財布の許す限り、だ
千秋楽後の解放感を、ここで爆発させないでどうする!という勢いでトレイを手に取ったものの、あまりに多種多様なネタが並ぶショーケースを前に優柔不断になってしまい、会計までにはなかなかの時間を要した。根っからの貧乏性ゆえに、それぞれに貼られた値札にも心が揺れる。

そして、あら汁はサービス!ふとっぱら!
最終的に「えーい、ままよ!」とレジに持ち込んだのは、カンパチ、マグロのぶつ、アジのたたき、いくら、めかぶ。
これらを酢飯の上に…

ドーンと載せて、味勝手丼、待望の完成である!
某有名グルメレポーターが十八番としてよく放つ「海の宝石箱や~」という決め台詞を、心の中で何度もつぶやきながら、この贅沢な丼のひと口ひと口を噛みしめるようにいただいた。
ナマモノ断ちをしていた分だけ、より旨味がひきたつ。舞台公演、頑張ってよかった。
ちなみに、私の味勝手丼はしめて税込1848円。
好きなモノだけ載せて、当然素材は新鮮で美味しく、これだけ楽しませてもらえてこの値段なら、かなりリーズナブルではないか。
季節が変われば並ぶネタも変わるだろう。また何度でも食べに来たい!
偶然の出会い。黒澤醤油の醤油ソフト
味勝手丼でお腹と心が目いっぱい満たされ、後はのんびり帰ろう、と国道245号線を南へ走っていると、なにやら気になる看板を発見。

「甘酒醤油ソフト」なるものが食べられる醤油の直売所がこの先にあるらしく、聞きなれないそのメニューがどうしても気になって、寄ってみることにした。そういえば今回スイーツはまだ食べていなかった、というのもあるし、西洋料理のコースや日本の懐石でも、最後は甘味が出てくるものだ。この旅も、甘いもので締めくくろう。

門構えだけで老舗とわかる、味わいある佇まいの黒澤醬油店。ここが先ほどの看板の主である。
例のソフトクリームは、蔵の一画で営業しているカフェで提供されているらしい。


今回は初訪問ということで、一番ベーシックと思しき「醬油ソフト」を注文。醤油のコク、香ばしさがクリームと調和して、上品な味わいを生み出している。後味はさっぱり目だ。
寒ささえなければ、2個くらいは余裕でペロッといけてしまいそうに軽やかな美味しさだった。

ちなみに、黒澤醤油店のご主人と奥様は、なんとバイク乗り!
私が駐車場でなんやかんやしているところ、奥様が「私もバイクが好きなんです」と話しかけてくださり、そこから愛車の話や、バイクに付けるアクションカメラの話なんかで盛り上がった。
あの看板を見つけ、行ってみよう!と思い立ったことで偶然繋がった、嬉しいご縁だった。
茨城グルメ満喫、ごちそうさま!

この日は海が荒れていて、鳥居に大波がぶつかる大迫力のシーンを見ることができた
水戸、常陸太田、日立、ひたちなか…とざっくり茨城県北部を時計回りに走り、味わったグルメは全部で8種。日没を前に、辺りもだいぶ暗くなりはじめたため今回はこのまま帰宅することにしたが、正直もう少し食べられた。
茨城県に限らずこの世の中には美味しいものが多すぎるし、旅の途中で出会うグルメというのは、より一層魅力的で、食べられるならどれもこれも全部口に入れたいくらいである。こうして一日かけて贅沢な旅をした直後でも、欲は尽きない。

そして、食べたりなさと同じくらい、走り足りない。
この日1日の走行距離はおよそ316kmで、”食べ走って”いた割にはそれなりの距離になったなと感じたが、まだまだ走れた。帰路の途中、次はどこに行こうかと考え始めるくらいには。
しかし、食べ足りないだの走り足りないだのと言いつつも、帰宅後に一番思いを巡らせたのは、本日の摂取カロリーについて。
300kmも走ったなら、食べた分を消費カロリーで相殺できたんじゃないか、揚げ物はフライドチキンだけだったし、そうだそのはず大丈夫と言い聞かせ、いつもより膨れたお腹をさすりながら眠りについた夜だった。
自分が贅沢に食を楽しんだ分、愛車にも贅沢を!
オイル添加剤「スーパーゾイル」
走り回って疲れるのは、人間もバイクも同じだ。燃料が減るだけではなく、様々なものが消耗していく。
たとえばバイクの心臓であるエンジン。エンジンオイルをまめに交換してクリーンを保っていても、エンジン内部は走行中高温になり、更に金属部品が高速で稼働しているので、各パーツが擦れて細かい傷もつくし、摩耗していくし、劣化は避けられない。
そこで、いつものオイル交換にちょい足しするだけ!の「スーパーゾイル」の登場だ。

Z = 最後(究極)のオイル
という意味から名付けられたそう
スーパーゾイルは、エンジン内部の金属に発生したごくごく細かい傷・凹凸を滑らかに整えるトリートメント剤で、エンジンをケアすることに特化したオイル添加剤。
もっと簡単に言えば、エンジン内部のダメージを回復させる作用があるアイテム、ということだ。

撮影協力・モトフィールドドッカーズ埼玉戸田店
私が今回、舞台公演という大仕事の後、自分へのご褒美に茨城グルメを堪能したように、
たくさん走った後の愛車にも、日ごろの感謝とご褒美の気持ちで、特別なものを使ってあげたい。
そんな思いで、茨城から帰った後、「スーパーゾイル ECO for 4cycle」を新たなオイルともに注入。
これからも末永く愛車と走り続けるために、互いの”ご自愛”は大事だとますます感じる今日この頃である。

(編集協力:株式会社パパコーポレーション)








