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本気でオフロードまで楽しめるバイク・WR125Rを解説! 【スペック・足つき・取りまわし編】

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

久々に登場したフルサイズ125ccオフロードモデル、ヤマハ・WR250R。モトクロッサー譲りのレーシーなスタイリングは「カッコいいじゃん、乗ってみたいぞ!」と思わせるもので、各部の作り込みからも走りのレベルの高さが伝わってくる。WR125Rを愛車にしたらどんなバイクライフが送れるか、徹底検証してみよう!
TEXT:横田和彦 モデル:桜井つぐみ PHOTO:関野 温

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

前半となる本記事では、主にスペックや装備、足つき性、取りまわしやすさなどについて紹介する。
後半(近日公開予定)では、市街地やオフロードでの走行性能、WR125Rが得意とするシーンやおすすめのユーザー像などについて紹介していくので、こちらも要チェックだ!

目次

スペック紹介

エンジン/航続距離

エンジン最高出力燃費(※)タンク容量航続距離
単気筒 124㏄15PS44.8km/L8.1L362.88km
(※燃費はWMTCモード値)

使用するガソリンはレギュラー。ガソリン容量はオフロードモデルとしては一般的な量だが、燃費の良さも加わって航続距離は350kmオーバーと、かなり優秀な数値だといえよう。

【WR125R】税込価格:53万9,000円

スロットルレスポンスに優れ、幅広い回転域でトルクフルな特性を実現するVVA(可変バルブ)を搭載した単気筒エンジンを搭載。ライダーが前後左右に動きやすいライディングポジションを実現するため、フラットなシート凹凸が少ない外装デザインを採用している。

フレームは剛性バランスを最適化した鋼管セミダブルクレードル。フロントサスペンションはインナーチューブ径41mmの正立式、リヤショックはリンク式。ストローク量も確保されているので、高い走破性能を実現している。前後ともディスクブレーキで、ABSはフロントにのみ装備されている。

車体/シート高/最小回転半径

全長/全幅/全高車両重量最低地上高シート高軸間距離
2,160/840/1,195mm138kg265mm875mm1,430mm

パッと見ただけでは原付二種とは思えない迫力のボディサイズだ。さすが、フロント21/リヤ18インチホイールを採用しているだけのことはある。その分、スペック上のシート高もなかなかのもの。小柄な人が街中で使うことを考えるとシート高は低めがいいけれど、オフロードでの走破性を求めれば必然的に車高が高くなってしまう。その点からもWR125Rがオフロード性能を重視していることがわかる。
しかし足つき性については単純に高さだけじゃなくシートや車体の幅や形状、取り回しに関しては車重やホイールベース(軸間距離)なども影響してくる。

そこで小柄な女性ライダー役にモデルで女優の桜井つぐみさん、身長が日本人男性の標準値に近い関野カメラマン、小柄な男性ライダー役に横田をモデルケースにして見てみよう。

WR125Rの足つき性と、ライディングポジションについて

コンパクトな単気筒エンジンを搭載している車体自体がスリムなので、シート幅も狭い。オフロードモデルとしては一般的な形状だといえるだろう。シートがフラットに近く適度な硬さがあるため着座位置を動かしやすい。未舗装路で車体を積極的にコントロールするためには重要なポイントだ。

ただシートの細さや硬質感は、長距離走行のこと考えるとやや不利かもしれない。だがWR125Rの「本格的なオフロード走行と日常的な扱いやすさを両立させる」というコンセプトを考慮するならば、このシート設定は適切だと考える。

足つき/ライディングポジション

関野カメラマン(174cm/73kg)

またがったときのサスペンションの沈み込みはそれほど大きくないが、両足のつま先が接地する。「250ccクラスのオフロードバイクと近い感じです」

ハンドルとシート、ステップの位置関係が良く窮屈な感じはない。片足だとつま先1/3が着く。「これなら街乗りでもそれほど苦じゃないですね」

横田(165cm/72kg)

両足とも接地させるのは難しい。「僕は身長の割に足が短いのでこうなっちゃいます。でも最近の若者は足が長いので、同じ身長でももう少し届くと思います」

ポジションはゆとりがあり、体を動かしやすい。片足のつま先1/3を接地させるのに腰を少しずらす必要がある。「僕はどんなオフ車に乗ってもこんな感じ。慣れてます(笑)」

桜井つぐみ(157cm/42kg)

体重が軽くスペンションがほぼ沈まないので、支えるには思い切り腰をずらす必要がある。「でもオフ車としては極端に高いとは感じません。自分の愛車(250ccのオフ車)よりシートがスリムな感じです」

左の状態を真横から見るとこうなる。「走っているときは操作しやすいポジションですが、止まるときにはあらかじめ腰をずらして準備しておくなど、心構えが必要ですね」

シート高を下げるオプションパーツが用意されている

「もう少し足つき性を良くしたい」という要望に応えて、シート高を下げることができる純正アクセサリーパーツが2種類発売されている。

◆ローダウンリンク 7,700円
リアサスペンションのリンク長を変更し、シート高を約40mm下げることができる。

ローダウンシート 1万9,800円
スタンダードのシートよりも座面を約30mm下げたシート。

上記の2つを取り付けるとシート高が約70mm下がる。スタンダードが875mmなので、約805mmになる計算だ。ちなみに805mmといえばMT-07と同じ。MT125やXSR125が810mmと聞けば、かなり現実的な数字になるということがわかるだろう。

数値では分からないバイクの取りまわしについて

車両をサイドスタンドから起こしたときの印象

桜井つぐみさんくらいの体格だとまたがってからスタンドを払うのは難しい。先にスタンドを払ってからまたがるのだが「バランスが良いからか、車体を起こすのはぜんぜん難しくないです」とコメント。

押し引きなど、取りまわしたときの感想

WR125Rの車重は138kg。その数値だけを見ると125ccとしては決して軽い部類ではない。しかし、ここでもバランスの良さがプラスに働いたようだ。「ネイキッドなどに比べるとハンドルの位置が高いんですが、押しにくいという印象はありません。重心も高めですが、オフ車としては一般的な感じです」

桜井つぐみさんは、車体を腰で確実に支えながらグルリと1周を押し歩いた。ホイールベースが長いので回転半径は大きくなるが、動きはスムーズ。彼女の言葉に偽りはないようだ。

押し歩きを余裕でこなした桜井つぐみさん。「オフロードバイクに乗りたい」という情熱があれば、身長が低いというハンデをカバーできるという好例といえよう。

荷物の積載力をチェック

先にも話した通り、WR125Rは本格的なオフロード走行を想定したモデル。そのためかロングツーリングについてはあまり考慮されていないようで、ノーマル状態だとリヤシートに荷物を積載するのがなかなか難しい。

前側はタンデムステップのステーなどを利用すれば、なんとかフックを引っ掛けることができる。ただフックやロープが直接車体に当たるため、車体にキズがつかないようプロテクションシールなどを貼る必要がありそうだ。

対して後ろ側は、フックを引っ掛ける場所が見当たらない。ウインカーの根本にかけると負荷がかかってしまいそうだし、直接リアフェンダーなどの樹脂パーツに掛けるのも不安定。傷が付くのも避けられないだろう。

シンプルに仕上がっているためフックポイントが無い上に、増設も難しそうな構造だ。

それでも「WR125Rでツーリングがしたい!」というアナタのために、ワイズギアで取り扱っている製品を紹介しよう。
DRC ツーリングキャリア(ダートフリーク 13,200円)

これを取り付ければ後部にフックポイントができ、荷物を安定して積載することができる。汎用トップケースの装着が考慮されていたり、タンデムで役立つグラブバーとしても使える高機能キャリアだ。

WR125Rの総合評価

WR125Rをいろいろな角度で見た結果、伝わってきたのは「オフロード走行に対する本気度の高さ」だ。コンセプトは「オフロード走行と日常的な扱いやすさを両立」とのことだが、その割合がオフロード8割、市街地2割くらいなんじゃないかと感じるほど。一緒に各部をチェックした桜井つぐみさんとも「これは絶対にオフロード走行が楽しいバイクだよね!」と意見が一致した。

そんなWR125Rの走行インプレッションは近日中に公開予定。お楽しみに!!

(編集協力:ヤマハ発動機販売株式会社)

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