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リングとロードが俺の挑む場所! プロレスラー磐城利樹、双闘を語る

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

重量級バイクを取り回すときや、うっかり倒してしまった瞬間に「プロレスラー並みのパワーがあったら…」と思ったことは、誰でもあるはず。アライヴ&メジャーズ所属の『磐城利樹選手』は、その夢をリアルに体現しているレスラー&ライダーです。

リングで燃やす闘志をそのままに、重厚なクルーザーを自在に操る磐城選手にプロレスへの思い、相棒であるドラッグスターへの愛、そしてリングネームに込めた信念を語ってもらいました。

目次

磐城利樹選手 プロフィール

高校生の頃、出身地のいわき市で行われたプロレスのチャリティー大会で熱気あふれる試合に心を奪われ、リングに立つ横山佳和選手に憧れた磐城利樹選手は、2014年3月、迷わずZERO1の門を叩きました。フリーでの活動を経て2024年にアライヴ&メジャーズに正式所属。現在はいわき市近郊や北関東、北海道を主戦場に、魂をぶつけ合う熱戦を繰り広げています。

バイクとの出会い

磐城選手のバイクの原体験は「仮面ライダー」です。幼少期から「バイクはヒーローが乗るもの」というイメージが強く刷り込まれていました。免許を取得できる年齢になると、ハーレーへの憧れが芽生えますが、車体価格や維持費の高さから現実的ではありませんでした。

磐城選手は振り返ります。
「知り合いのハーレーに憧れていましたが、価格も維持費も高くて…。そんな時、バイクショップで『ヤマハ・ドラッグスター1100』を見て、カッコよすぎて一目惚れしました」

その出会いは衝動ではなく確信でした。すぐにドラッグスター1100を購入。初めての愛車に1100ccクルーザーを選ぶという判断は、磐城選手のまっすぐな決断力と行動力を象徴しています。

ドラッグスター1100との日々

磐城選手のライダー人生は一本筋の通った道。バイク歴はドラッグスター1100一筋で、排気量も車種も“浮気なし”を貫いています。ドラッグスター1100は車両重量278kg、シャフトドライブを採用しており、取り回しは決して楽ではありません。

「下り坂でドラッグスター1100を倒したことがあります。ハンドルは坂下方向で、重さが全部かかる最も起こしにくい状況でした。でも、気合いで持ち上げることができました。筋トレの成果を実感しましたね」

愛車には「ドラ子」と名付け、ツーリングを楽しみながら大事に乗り続けています。さらに自身のグッズとしてステッカーも制作・販売。黒いボディに映えるデザインは、ライダーなら思わず手に取りたくなるアイテムです。

「これからも、ずっとドラッグスター1100に乗り続けたいです」と磐城選手。リングでのファイトスタイルそのままに、“信じた相棒と道を変えない”という生き方がロード上でも刻まれています。

リングネームと地元への思い

磐城選手のリングネームは出身地「福島県いわき市」に由来。地元への思いを込め、必殺技にはスパリゾートハワイアンズにちなんだ「常磐ハワイアン落とし」と命名しました。2015年のデビュー当時、東日本大震災から4年経過していましたが、いわき市の完全復興にはまだ道半ば。磐城選手はリング上で地元への思いを体現し、観客に勇気を届けていました。

「正直、多くの人にリングネームの由来は届かないかもしれません。でも、浜通りの人たちに勇気や元気を届けたい思いでこの名前を付けました。ライダーの皆さんには、ぜひ長い海岸線をツーリングして、その魅力を体感してほしいですね」

北海道でも熱戦

現在の主戦場は北関東ですが、北海道の「北都プロレス」にも多数出場しています。北都プロレスは全道各地で試合をします。移動距離が長く、翌日は一日で300km近く離れた街で試合をすることもあります。北都プロレスを追いかけながらのツーリングも楽しいですよ。

毎年8月中旬には、ライダーハウス「帯広カニの家」の徒歩圏内で「帯広大正大会(無料)」が開催されます。運が良ければ、ツーリング後に磐城選手の試合を観戦できるかもしれません。

「バイクもプロレスも危険ですが、だからこそ辞められないんです。どちらも全力で向き合っています。この記事を読んでくれたライダーの皆さんが、プロレスや自分に興味を持ち、試合に足を運んでくれたら嬉しいです」

磐城利樹X
https://x.com/toshiki_itakura 

磐城利樹Instagram
https://www.instagram.com/toshikiitakura/ 

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