株式会社ドッグファイトレーシングは、2025年 全日本選手権 第6戦 岡山大会の結果を発表した。
ST1000クラスに参戦した豊島怜選手は、雨の予選で転倒し19番グリッドからのスタートとなったが、決勝ではドライコンディションの中で追い上げを見せ、周回ごとに順位を上げて 11台をオーバーテイクし8位でフィニッシュした。
この結果により、豊島選手のランキングは同率7位へ浮上。最終戦となる鈴鹿への期待が高まっている。今後のドッグファイトレーシングの戦いにも注目が集まる。
2025 レース結果報告書 全日本選手権 第6戦 岡山大会

イベント名:全日本選手権 第6戦 岡山国際サーキット大会
開催日:2025年10月4〜5日
レース結果:
ST1000 #7 豊島 怜 予選 19位 決勝 8位
JP250 #18 高平 理智 欠場
レース結果

負傷欠場となった高平の分も背負い豊島怜が岡山国際大会に臨みました。
金曜日の朝から雨が降り路面はウエットコンディション。雨が得意な豊島怜はチャンス到来と思いましたがまさかの大外し。タイヤグリップを引き出す事が出来ずタイムは下位に沈みます。

更にバックストレートエンドの進入でハイスピードのまま転倒。豊島に大きな怪我は有りませんでしたがマシンが大破。メカニック達が懸命に修復作業して翌日の公式予選には完璧に修復されたマシンを豊島に預けてくれました。

しかし雨の予選でも良いセットアップを見つける事が出来ず16位のタイムに沈みます。更に予選終盤にまたしてもバックストレートエンドのヘアピンコーナーで今度はスリップダウン。丁度イエローフラッグが出ている区間(安全運転区間)での転倒だったため3グリッド降格の処分となり過去最低の19番グリッドからのスタートとなってしまいました。
日曜日の決勝は晴れてドライコンディションとなり気持ちを切り替えて追い上げに集中するレースとなりました。周回毎にポジションを上げ上位集団を追いかけた豊島は11台抜きの8位でチェッカーを潜りました。
WEBリザルト : https://www.jrr.jp/result/2025/2025result-rd5-Okayama
YouTube動画
(ST100決勝は24f分スタート)
動画再生回数:7.95万回
コメント
ST1000 : 豊島怜
金曜日のフリープラクティスは雨のセッションでした。前戦のオートポリスでは雨でトップタイムを記録したので雨はチャンスだと認識していました。しかし岡山は非常に路面のグリップが悪くリアのグリップを引き出す事に苦戦を強いられ、短いセッション時間の中で手を尽くしましたが改善を見ることが出来ませんでした。そしてFP2の最後にはバックストレートエンドのブレーキングで直立の状態でフロントを失い転倒を喫してしまいました。
予選も雨が降る中行われました。リアのグリップを引き出すために予選中にもセット変更を試みましたが、改善する事はなくペースを上げる事ができませんでした。さらに予選終盤にヘアピンコーナーでアクセルをあけた瞬間に低速でリアからスリップダウンを喫してしまいました。すぐに起こして再度タイムアタックに臨みて最終ラップにベストタイムを更新して16位で予選を終えましたが、転倒した場所がギリギリ黄旗区間だったことでペナルティを受け3グリッドの降格処分となり19番グリッドとなりました。
決勝日は朝方まで雨が降っていましたが、決勝では路面コンディションが完全にドライになりました。19番グリッドからスタートし1周目を13番手で通過。レース中盤には10番手まで順位を上げ6位争いの集団を追いかける展開となりました。タイヤのライフを考慮せずとにかくプッシュし、レース終盤には6位争いの集団に加わることができました。
しかし同時に毎ラップ周回遅れの選手とラインが交差する展開になってしまい中々前に出られずレースが終了し、結果的に11個ポジションを上げ8位で順位確定となりました。
今回は事前テストから予選まで過去1番にチーム全体で苦しい時間を過ごしたと思います。決勝はドライのセッティングも出てない中になり、さらに予選まで最悪な流れだったことを考慮すると、転倒のリスクがかなり高いシチュエーションでのレースでしたが、決勝では上手くまとめることができたと思います。
8位で無事にポイントを獲得したことでランキングは同率7位になり最終戦次第で大きくランキングを上げられる可能性があります。今回の反省点を踏まえ最終戦の鈴鹿ではノーミス、ノントラブルで表彰台獲得ができるように取り組んでいきたいと思います。
チーム関係者の皆様、並びにご協賛して頂いている各位スポンサーの皆様、誠にありがとうございました。
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ギャラリー

リリース提供元:株式会社ドッグファイトレーシング








