比較的簡単な作業で取り付けるだけでエンジン本来のパフォーマンスを引き出してくれる『T-REV』や『EZ+plus』、クラッチ操作なしにスムーズなギアチェンジができる『EZ-SHIFTER』など、より上質なバイクライフをサポートしてくれるアフターパーツをリリースするTERAMOTO(寺本自動車商会)。


そのTERAMOTOを率いる寺本幸司氏は、かつて全日本ロードレース選手権で活躍した後、鈴鹿8耐などに参戦し続けて昨年にレース活動を終了したわけだが、実は前述の3アイテムもレース活動で培われた技術をもとに開発されたものだ。そして、今回紹介するアイテムも、特に鈴鹿8耐では“大活躍”したパーツで、ピットストップ時には大幅なタイム短縮に貢献したという。それが『パフォーマンスカラー』だ。
重要なパーツなのに…何故かタイヤ交換時に外れやすい「カラー」
バイクには「ホイールカラー」や「アクスルカラー」と呼ばれるパーツがあり、フロントならばホイールとフロントフォークの隙間を埋めるように、リアならばホイールとスイングアームの隙間を埋めるように、アクスルシャフトが貫通する形でそれぞれ金属製のパーツが搭載されている。このカラーがあることで前後タイヤはガタつきがなくなり、ライダーの意思を反映して安全に走行することができる、重要なパーツのひとつだ。

しかし、実はこのカラーというパーツ、タイヤ交換時には結構な“クセモノ”で、基本的にはホイール中心の凹部に差し込まれているだけなので、タイヤを交換する際にカラーがフロントフォークやスイングアームと接触したり、アクスルシャフトを上手くはめられなかったりすると、簡単に「ポロッ…」と外れてしまうのだ。外れてしまうと同じ作業をイチからやり直さなければならないので、プロの整備士でも気を遣う作業なのだ。
『パフォーマンスカラー』なら外れにくい! タイヤ交換も楽々!!

そんな「ポロッ…」を防止してくれるのが今回紹介するパフォーマンスカラーで、取り付けはノーマルのカラーと入れ替える。たったそれだけだ。というのも、このパフォーマンスカラー、フロントフォークやスイングアームと接する部分がテーパー形状になっているので、接触しても外れることなくすんなりと入って、作業効率が大幅にアップするのだ。当然タイヤを外す際にもすんなりと抜けてくれるのは言うまでもない。


パフォーマンスカラーは自分でタイヤ交換を行ったり、サーキットでのスポーツ走行でタイヤ交換を頻繁に行ったりするライダーにはぜひともオススメしたい。もちろんレースで培われた技術を駆使して開発されたアイテムなので、レースでの使用もオススメしたいところだが、レースのレギュレーションによっては純正と同じ素材のカラーしか使用できない場合もある。例えばパフォーマンスカラーはアルミ合金製だが、バイクの種類によってはスチール製の純正カラーを搭載しているモデルもあるので、その場合は使用できないので注意が必要だ(※詳しくはコチラ)。なお、スチール製のパフォーマンスカラーも現在開発中で、来シーズンにはリリース予定だ。



カラーはゴールド、ブルー、レッドの3色展開で、フロント&リアアクスル周りをカラフルにドレスアップするパーツとしてもオススメだが、誰もが自分でタイヤ交換ができるわけではない…。特にラインナップの中に含まれているグロムやモンキー125、CT125ハンターカブといった原付二種に乗るライダーの皆さんは「自分で取り付けるのはちょっと…」と敬遠してしまう方も少なくないだろう。

【JA55/65】装着例

【JA55/65】フロント(R)

【JA55/65】フロント(L)
そんな時は販売店やバイク用品店でタイヤ交換をする際に、作業の過程で一緒に装着してもらうといいかもしれない。前述のようにドレスアップパーツとしてはもちろん、メカニックの皆さんの作業効率もアップするパーツなので、ぜひともお願いしてみよう。
「T-REV」と一緒に装着したい“Z900RS専用”ドレスアップパーツ!

そして今回、もうひとつ紹介したいアイテムが『カスタムウォーターホース Z900RS メッシュホースセット』だ。このパーツは冒頭でも登場した、エンジンのパフォーマンスを向上させる「T-REV」とともに装着してほしいもの。Z900RS用のT-REVはいくつかの種類があり、「T-REVαシステムSP SE」というモデルはエンジン右サイドに目立つような形でマウントされ、その取り回しはステンレス製メッシュホースやアルマイト処理のアルミ製パーツで固められる形となる。

それに合わせるようにラジエターのウォーターホースをメッシュホース化、下記に示した別売のアルマイト処理を施した専用クランプ&ブラケットで固定することで、エンジン右サイドのカスタム感が大幅にアップ。デザイン的にも一体感が生まれるので、オーナーの満足度も大きいはずだ。しかもこのパーツ、Z900RSのためだけに作った“完全専用パーツ”なので、Z900RSのカスタムを考えているオーナーは、ぜひともT-REVとともに導入してみてほしい。











