岩手県の山間に位置する「道の駅 種山ヶ原」は、奥州と大船渡を結ぶ国道397号沿いにあり、ライダーに人気のツーリングルート上に佇む休憩スポットである。名物は“幻の鶏肉”と呼ばれる希少部位を使った鶏ハラミラーメン。爽快なワインディングロードと絶品グルメの両方を楽しめるこの道の駅は、ツーリングの立ち寄りに欠かせない魅力が詰まっている。
道の駅の特徴

岩手県東南部、北上高地の南部に位置する住田町は、森林が町面積のおよそ9割を占める林業の盛んなまち。県立自然公園の五葉山や宮沢賢治の童話「風の又三郎」の舞台となった種山ヶ原を有し、アユ釣りの盛んな清流「気仙川」などが流れるなど、自然豊かな地域として知られている。
『道の駅 種山ヶ原』は内陸と沿岸を繋ぐR397に面しており、アクセスは良好。周囲を山に囲まれた山間地域にある道の駅で、種山ヶ原の入り口に位置している。星をイメージして建てられた施設には、農林産物販売所、レストランがあり、特産品の買い物や食事をすることができる。施設名の「ぽらん」は、宮沢賢治の童話「ポラーノの広場」に出てくる広場の名前から付けられている。
農林産物販売所には山菜やきのこ、野菜、特産品販売コーナーには、鶏ハラミや麹なんばん、梅干、お菓子などの加工品や木工品などが並んでいる。

レストラン入口横にはテイクアウトコーナーがあり、ご当地バーガーやおにぎり、ソフトクリームなどを販売している。レストランでは、人気の鶏ハラミラーメンやすみた丼、カレーやトンカツや生姜焼きなどの定食を味わえる。
道の駅が面するR397は、奥州から大船渡へと続く道で、北上山地を越える爽快なワインディングロード。遠野方面や室根山・猊鼻渓方面にアクセスすることもでき、ツーリングルートの中継地点となっている。オリジナルグルメを楽しめる道の駅は、食事や休憩などの立ち寄りに最適のスポットだ。
施設紹介















地元産の農産物や特産品、木工品などが並ぶ農林産物販売所で買い物を、軽食やソフトクリームなどを販売するテイクアウトコーナー、定食やカレー、麺類などが揃うレストランで食事ができる。敷地内には子供用遊具も設置されている。
名物&名産品
◆鶏ハラミラーメン

レストランで人気のオリジナルの塩ラーメン。トッピングに住田産の鶏ハラミと焼きネギ、レモンがのっている。鶏ハラミはしっかりとした食感で美味。塩分控えめな塩味のスープは、レモンの酸味が爽やかで細麺にとても合う。物産コーナーでは、冷蔵品でお土産用の鶏ハラミラーメンを販売している。
◆鶏ハラミ

ハラミは鶏のモモの付け根付近にある腹壁の筋肉で、鶏1羽から2個(10g程度)しか採れない希少部位。市場はほとんど出回らないので「幻の鶏肉」と言われている。道の駅では味付けされた鶏ハラミを販売。焼くだけで手軽に食べられると人気がある。
◆心酔!これ、カツサンド!?

住田の極上四元豚「ありすポーク」のロース肉を、『食パン専門店』の焼く厚切りの食パンでサンドした道の駅オリジナルのカツサンド。肉汁たっぷりのカツレツと一緒に、コールスローと大葉、隠し味に気仙味噌が使用されている。出来たてを味わって欲しいと、賞味期限は30分となっている。土日のみ、1日30食限定。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆種山ヶ原
標高870.6mの物見山を頂点としたなだらかな高原地帯。宮沢賢治がこよなく愛した場所と言われ、国指定名勝・イーハトーブの風景地にも指定されている。道の駅の北側に広がる種山ヶ原森林公園には遊歩道が整備され、自然散策を楽しむことができる。伊達藩時代には、伊達公の馬の放牧地だったと伝えられている。
◆物見山
岩手県住田町に位置する標高870mの山で、種山ヶ原の一角を成す。頂上からは北上山地の山並みを一望でき、四季折々の自然が楽しめる展望地である。
【バイク乗り必見道の駅】 一覧マップ








