今年も夏到来。夏といえばやっぱり「海」でしょう!
広がる大海原、迫力満点の断崖、美しい砂浜。そんな絶景を見ながら、爽やかな海風に吹かれながら、夏のひとときを過ごしてみませんか?
今回は、そんな美しい景観を見られる「海岸」を、『ツーリングマップル関西』掲載エリアから、5箇所紹介します。早速見ていきましょう!

著・滝野沢 優子
Route!掲載日:2025年8月13日
▶関西 5 selections◀
1.枯木灘(かれきなだ)/和歌山県
2.加太(かだ)/和歌山県
3.水島/福井県
4.琴引浜(ことひきはま)/京都府
5.鳥取砂丘/鳥取県

1.枯木灘(かれきなだ)
紀伊半島南端部、白浜町からすさみ町、串本町にかけての海岸線は枯木灘と呼ばれ、波に浸食されたダイナミックな風景が連続する。なかでも、恋人岬から見る陸の黒島は圧巻。東西から寄せる激しい海流が陸の黒島にあたり、真っ二つに裂けた波がぶつかりあう。婦夫波(合掌波)とも呼ばれ、恋人岬の名前の由来にもなっている。 和歌山朝日夕陽百選の一つ。



2.加太(かだ)
和歌山市郊外にある古くからの景勝地。紀淡海峡(きたんかいきょう)に面して美しい海岸線が続き、夕日の名所としても知られる。関西有数の磯釣り好適地でもある。


拝殿に2万体もの人形が奉納されている淡嶋神社、哀愁漂う街並みも必見。地域猫さんたちもたくさんいるし、昔ながらの銭湯「新町温泉」もあり、大好きなエリア。沖合に浮かぶ友ヶ島への船も出ている(所要30分)。




3.水島
敦賀半島の先端に浮かぶ小さな無人島。青く透明度の高い海と白砂が美しく、「北陸のハワイ」とも呼ばれ、海水浴シーズンには、毎日渡し船が運航されている。敦賀市内からここへ至るまでも「常呂」、「手の浦」、「色が浜」、「浦底」と美しいビーチが続く。素朴な漁村風景にも癒される。皮肉なことに敦賀半島は原発銀座で、水島のすぐ近くに敦賀原発、半島の反対側にはもんじゅ、美浜原発がある。



4.琴引浜(ことひきはま)
丹後半島にあり、鳴砂の浜として知られる全長1.8kmの海岸。国の天然記念物・名勝にも指定され、砂浜を歩くと砂に含まれる石英の摩擦でキュッキュッと音がする。浜がきれいでないと音が鳴らないとか。その浜の奥に露天風呂があり、誰でも入浴可能(水着着用のこと)。単純硫黄泉がかけ流しになっているが、夕方になると湯が抜かれてしまう。バイクは有料駐車場(500円、7~8月は1,000円)に停めて数分歩いて行く。


5.鳥取砂丘
東西16㎞、南北2.4kmにもわたる日本一の砂丘海岸で国の天然記念物。観光の中心は浜坂砂丘で、馬の背と呼ばれる大きな砂丘の周辺に土産物屋や観光施設が集まっている。このあたりの砂丘の景観も素晴らしいが、がんばって砂丘の上に登れば、さらに感動できる風景が広がっている。曲線を描く白い砂丘、どこまでも続く海と空の青が織りなす世界はここならでは。





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