ツーリング中に「名水」「湧水」スポットを目にしたこと、ありませんか?ツーリングマップルにもたくさん表示されている各地の「名水」。コンコンと湧き出る湧水は、ひんやり冷たく、これからの季節、火照った身体をクールダウンする休憩スポットとしてもおすすめです。のどを潤すだけでなく、水音は耳も癒してくれて、たちまち暑さも疲れも吹き飛んでしまうでしょう。
今回は、『ツーリングマップル関東甲信越』掲載エリアから、丹沢の大自然に湧く名水から、秩父の人気の湧水、浅間山麓の旧東山道沿いの湧水、棚田の里の美味しい名水、そして原生林から豊富に湧き出す名水を紹介します。早速見ていきましょう!
著・中村聡一郎(フィネス)
Route!掲載日:2025年6月6日
▶関東甲信越 5 selections◀
1.護摩屋敷の水/神奈川県
2.毘沙門水/埼玉県
3.弁天清水/長野県
4.実昇清水/新潟県
5.尚仁沢湧水/栃木県

【1.護摩屋敷の水/神奈川県】
神奈川県秦野市は、湧水に恵まれた町で、市街地や周辺に多くの湧水が点在しています。その中のひとつ、北部のヤビツ峠を越えた先にあるのが「護摩屋敷の水」です。名前の「護摩屋敷」は、山伏の修行場所のことで、修行の時にここで身を清めたことから、名前がつけられています。沢のほとりに2箇所の水汲み場があり、駐車場もすぐ側にあります。
ツーリングマップル➡関東甲信越 P.18(中部北陸 P.44) H-2



【2.毘沙門水】
埼玉県小鹿野町の合角ダムの上流にあり、「平成の名水百選」にも選ばれています。毘沙門山とも呼ばれている、白石山から湧きでる水で、県道282号沿いに採水所があります。石灰岩を通って湧き出す伏流水で、カルシウムとミネラル分が豊富な水です。
ツーリングマップル➡関東甲信越(中部北陸 P.74) P.46 L-3

【3.弁天清水】
長野県小諸市の県道79号から少し入った場所にある湧水。石垣から水が流れ落ちていて、側には名前の由来の「弁財天神社」が祀られています。清らかな水がたまる小さな池には、水草がユラユラと茂っていて、それを見守るように地蔵が立っています。浅間山の水系は硬水が多いのですが、この「弁天の清水」は軟水です。
ツーリングマップル➡関東甲信越 P.61(中部北陸 P.81) H-1


【4.実昇清水】
新潟県十日町市松代の城川ダム近く、「城の池」のほとりに湧く名水。戦国時代の室野城主が「実に冷たくて美味しい。水で天にも昇る心地がする。」と言ったことが名前の由来と伝わっていますが、実際とても美味しい水です。池のほとりには休憩所もあります。
ツーリングマップル➡関東甲信越 P.86(中部北陸 P.103) L-5


5.尚仁沢湧水
栃木県塩谷町にある、関東を代表する名水で、水汲みは東荒川ダム公園の尚仁沢名水パークで出来ます。水汲み場に「水の積み過ぎは重大事故につながります」という注意看板があるほど人気です。実際に水が湧いているのは、高原山の中腹にある原生林で、駐車場から徒歩で約30分かかりますが、水が生まれてくる神秘的な森の光景は必見です。
ツーリングマップル➡関東甲信越 P.82 A-6



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この記事では「ツーリングマップル」協力のもと、モトメガネ編集部で記事を再編集。今後もさまざまなバイク情報を取り上げていきます。







