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「見え方の質」を左右する検眼に技あり!!『ダブルオーグラスギア』のバイク用度付きメガネ

“見え方の質”を左右する検眼に技あり!!『ダブルオーグラスギア』のバイク用度付きメガネ

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

「谷田貝さん、ご自身の利き目はどちらか把握されてますか?」、ダブルオーグラスギアの代表である檜垣さんが検眼中にそんなことを聞いてきた。僕は仕事で写真を撮ることもあり自分の利き目は左、カメラのファインダーを覗く方が利き目であることは把握している。……が、メガネをかけ始めて30余年。これまでメガネを作る度に検眼を受けてきているハズなのだが、利き目がどうのなんて話があがったことがない。

思わず「利き目がどちらかでメガネの仕様って変わるんですか?」なんて水を向けてみれば、『当然ですよ。左右の目は視力も違えば見え方もクセも違うんです。利き目を把握せずにしっかり見える視界は作れませんよなんて具合に檜垣さんの検眼に対する強烈な拘りが噴出。今回はそんなダブルオーグラスギアのバイク用メガネ「RIDINGEYEWEAR(ライディングアイウエア)」における検眼への拘りを徹底的に深掘り。少々マニアックだけど読めば納得、ライディングに特化したダブルオーグラスギアのバイク用メガネを試してみたくなるハズだぞ!

検眼とはメガネのレンズの仕様を決めるために行う目の検査。ダブルオーグラスギヤのトランクショーで行う検眼はじっくり1時間かけて檜垣さんとディスカッションしながらメガネの仕様を決めていく。写真は瞳の屈折率測定する機器で近視、遠視、乱視の程度を測定する。
検眼とはメガネのレンズの仕様を決めるために行う目の検査。ダブルオーグラスギアのトランクショーでの検眼はじっくり1時間近くかけて檜垣さんとディスカッションしながら“どういう視界を作るのか”を決めていく。写真は瞳の屈折率測定する機器で近視、遠視、乱視の程度を測定する。

文:谷田貝 洋暁
写真:関野 温/谷田貝 洋暁

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目次

他が真似できない高い検眼技術を持つダブルオーグラスギア

モトメガネではこれまで“出張検眼サービス「TRUNK SHOW」でのメガネ制作から実走テストまでの模様をレポート”に加え、“3ヶ月の長期インプレッション”を展開しているが、あまりの情報の多さに掲載できず、溢れてしまうネタが続出。そこで①フレーム②レンズ③検眼技術と何回かに分けて詳細解説している。3回目となる今回はダブルオーグラスギアの出張検眼サービスにおける検眼技術にフォーカス。僕も今回初めてダブルオーグラスギアの出張検眼サービス「トランクショー」でバイク用メガネを作ってみたのだが、実は最も驚かされたのがこの検眼技術だったのだ。

ダブルオーグラスギヤでは月2回のペースで“TRUNK SHOW”という出張検眼サービスを全国各地のバイク用品店やイベントで開催。僕が長期でインプレッションしている「RIDINGEYEWEAR」もこの“TRUNK SHOW”で作ってもらったものなのだが、その検眼技術の高さからくる仕上がりにびっくり! 近々の“TRUNK SHOW”スケジュールはスケジュールは記事後半にて!
ダブルオーグラスギアでは月2回のペースで“TRUNK SHOW”という出張検眼サービスを全国各地のバイク用品店やイベントで開催。僕が長期でインプレッションしている「RIDINGEYEWEAR」もこの“TRUNK SHOW”で作ってもらったものなのだが、その検眼技術の高さからくる仕上がりにびっくり! 近々の“TRUNK SHOW”スケジュールは記事後半にて!

『そもそもの話からさせてもらいますと、人間の目は両目とも前を向いていて両目から入ってきた情報を脳内で重ね、補正をかけたものが視界になります。しかも右目と左目の視力や見え方は全く同じなんてことはなく、むしろ違って当たり前なんです。実際、これまで多くの方の検眼をしてきましたが左右のレンズの度数を全く同じで作るなんてことはほぼありません。視界のベースとなる利き目がどちらか? ということから始まって、乱視の入り具合なども含め左右の目の見え方はバラバラ。左右の目の特性や使い方は人によって千差万別なんです』。

皆さん知っての通りバイクは、人間の能力の何倍、何十倍もの速度で進む乗り物だ。マシンをコントロールする上で最も重要なことは思い通りのラインを走るということ。これは極限状態でコンマ1秒を争うレースではもちろんだが、街乗りでもその重要性は変わらない。むしろ対向車に並走車、歩行者と速度や動く方向が全く違う他車交通が複雑に入り乱れる一般道の方が、“対象物の正確な位置を素早く把握”して操作の判断しなければならない場面は多い

ダブルオーグラスギアの検眼はものすごく丁寧な印象を受ける。いわゆる「右、左……」のランドルト環で視力を測るのはもちろんだが、瞳がピントを合わすまでの反応速度や得意な色などのクセを把握。
ダブルオーグラスギアの検眼はものすごく丁寧な印象を受ける。いわゆる「右、左……」のランドルト環で視力を測るのはもちろんだが、瞳がピントを合わすまでの反応速度や得意な色などのクセを把握しているという。

『バイク用メガネであるダブルオーグラスギアの検眼で最も重要視していることは距離感を掴みやすいメガネを作るということです。両目で同じものを見て、右目と左目で同じ距離に見えるようレンズの仕様を調整することが重要なんです。

そのレンズの仕様を決める際のポイントは、その方のお乗りの車種(用途)と、目の調節力の2点です。この2つに合わせたメガネを作ることで、より疲れにくい視野を作ることが可能になるんです。だから“メガネって遠くが見えればそれでいい”とか、“バイクはスピードが速いからより遠くが見えた方がいい”とか、そんな単純なものではないんです。

バイクに乗って両目を使ったときの視界のバランスをしっかり取ってあげる。それでようやく距離感が掴みやすくなる。見え方の質が良ければ自ずと脳内で行う視界の補正の量も少なくて済むから、総じて疲労が溜まりにくいメガネになるんです』。

検眼結果に合わせたテストレンズを組み合わせてレンズの度数や仕様を決めるのは一般的なメガネ屋さんと一緒なのだが、そこへ至るノウハウにおいてダブルオーグラスギアは異常とも言える(失礼!)拘りを持っている。当初、出張検眼ではなくお店で検眼してもらった方がなんとなく精密な検査ができそう……なんて思っていたのだが、実際のメガネが仕上がってみればそんな心配は杞憂であり、むしろその検眼技術の高さに驚いた。
検眼結果に合わせたテストレンズを組み合わせてレンズの度数や仕様を決めるのは一般的なメガネ屋さんと一緒なのだが、そこへ至るノウハウにおいてダブルオーグラスギアは異常とも言える(失礼!)拘りを感じる。当初、出張検眼ではなくお店で検眼してもらった方がなんとなく精密な検査ができそう……なんて思っていたのだが、実際のメガネが仕上がってみればそんな心配は杞憂であり、むしろその検眼技術の高さ驚かされた。

つまりダブルオーグラスギアのバイク用メガネは、正確な距離感がつかめ、幅、形がわかりやすく、脳内での補正処理も少なくて済むから長時間バイクに乗っても“目が疲れにくい”というわけなのだ。

『よく“夜になると見えづらくなるので夜間用のメガネを作ってください”……なんて相談を受けるのですが、原因はそこではないんです。昼間にどれだけ負担の少ないメガネをかけて眼精疲労を抑え、いかに夜まで目の体力を維持させるか? ということが重要なんです。ダブルオーグラスギアのバイク用メガネではここに意識して検眼しています。このノウハウを蓄積するのにものすごい数のトライ&エラーを重ねました』。

ダブルオーグラスギアの「RIDINGEYEWEAR」で悩んでいた肩こりが治る!?

強い前傾姿勢でバイクを操るロードバイクでは、上目遣いでの視界が重要になる。またオフロードなどアップライトなポジションのバイクでは目線が正面を向く。こんな車種による視界の違いもレンズの仕様に反映される。
強い前傾姿勢でバイクを操るロードバイクでは、上目遣いでの視界が重要になる。またオフロードなどアップライトなポジションのバイクでは目線が正面を向く。こんな車種による視界の違いもレンズの仕様に反映される。

どうやらただ遠くが見えればいい……という単純な世界ではないダブルオーグラスギアのバイク用メガネ。となると気になるのは用途、つまり車種による仕様の違いだ。ちょっと極端だがわかりやすい話をすればモトクロスとロードレースでは、バイクを操る姿勢も違えば、ライダーが見る路面の距離も色も異なる。ダブルオーグラスギアのバイク用メガネは、そんなバイクの種類や使い方によって作るメガネの仕様を変えているのだ。

『モトクロスとロードレースでは、目の使い方が全く違うので検眼結果に対するメガネの仕様が全く異なります。モトクロスでは縦方向の距離間隔を掴みやすくするということを重要視します。一方、ロードレースでは目の前というより見たいの路面は5m以上先になるので、やや遠目の場所が見やすいようにメガネの仕様を合わせていくんです』。

なんと、つまりモトクロスとロードレースでは目の使い方が違い、出来上がるメガネの仕様も変わるという。ダブルオーグラスギアではロードレーサーやもちろん、オフロード競技選手へのサポートも行なっているうえに、檜垣さん自身もロードレースやモトクロス競技の経験がある。“タイムを縮めるためにメガネができること”を長年研究してきたノウハウがダブルオーグラスギアにはあるのだ。ではたくさんのバイクを持っていたらそれだけメガネがひつようなのだろうか?

『競技レベルのシビアな話をすれば用途によって作り分ける必要があります。ただ、両方で選手権クラスの競技をするという方は稀だと思いますし、主にツーリングで使うような場合にはよく乗る車種に合わせたバイク用メガネを作っていただいて、それでサーキット走行やモトクロス走行で使っていただいてまったく問題ありません。

この辺りの乗り手に合わせた微調整は、車種や用途といったことはもちろんですが、ディスカッションしながら現在のメガネの問題点や悩みなどもくみ取っていきます。この情報をもとに検眼作業で目の状態や調節力を見ながら、“どういうメガネにするか?”のサジ加減を見極める。ただ単によく見えるだけではなく、“見え方の質”をコントロールするのがダブルオーグラスギアのバイク用メガネなんです。

例えば、“とにかく目が疲れてしょうがない”という方の場合は、あえて利き目の方の視力を弱めて、利き目ではない方の視力を上げて利き目の疲れを軽減する……なんてことをする場合もありますよ』。

前傾姿勢のきついロードバイクを運転するような場合、ダブルオーグラスギアの「RIDINGEYEWEAR」は上目遣いがしやすく、しっかり顎を引いてタンクの上で伏せても前方が見やすい。
前傾姿勢のきついロードバイクを運転するような場合、ダブルオーグラスギアの「RIDINGEYEWEAR」は上目遣いがしやすく、しっかり顎を引いてタンクの上で伏せても前方が見やすい。

筆者もダブルオーグラスギアのバイク用メガネをかけ始めて1年弱ほどだが、使ってみると驚くのはメガネ一つで眼精疲労の溜まり具合が変わるということ。確かにダブルオーグラスギアの「RIDINGEYEWEAR」をしていると疲れが溜まりにくいのだ。

『検眼時にランドルト環を使って片目ずつ“右”とか“左”とかやるじゃないですか。正直なところ僕は当たってるとか当たってないとかは気にしてないんです。バイクでの使用時と違って対象物(ランドルト環)は動きませんし、検眼時の体調や眼精疲労の溜まり具合でも見える見えないの結果は変わるんです。では、何を見ているのかというと反応速度。素早く答えられるのか? 「え〜、多分右……」とか「ボケてるんですけど右なような気が……」なんていう何気ない受け答えの中に“見える、見えない”以上の情報があるんです。そういった微妙なニュアンスからその人の目はどう見えているのか?を判断しているんです』。

組み合わせたテストレンズで見え方をチェック。遠くのものや近くのものを見たりする……のだが実際に見える見えないも重要だが、バイク用として見たい場所が一番見えているか? の反応を檜垣さんはチェックしているという。
組み合わせたテストレンズで見え方をチェック。遠くのものや近くのものを見たりする……のだが実際に見える見えないも重要だが、バイク用として見たい場所が一番見えているか? の反応を檜垣さんはチェックしているという。

『利用者の方からたまに聞くのは、“肩こりが酷くて悩んでいたが「RIDINGEYEWEAR」を使い始めたら肩こりがなくなった”なんて話です。メガネの度数が強すぎると体が悲鳴をあげる。その現象の一つが肩こりなんです。ただ多くの人がその肩こりの原因がメガネにあるとは思わない。しっかり目の状態を見て、その人にあったメガネを作ってあげると肩こりが解消されるなんてことが起こるんです』。

バイクに乗っていて目が疲れやすい、肩こりがひどい……というライダーは是非ダブルオーグラスギアの「RIDINGEYEWEAR」をお試しあれ。決して安い買い物ではないが、大好きなバイクの運転がしやすくなり、安全性が向上。さらに眼精疲労や肩こりにも効くとなればその価値は十分あるのではないだろうか?

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全国各地で出張検眼開催中! - TRUNKSHOW スケジュール-

ダブルオーグラスギアでは、イベントやバイク用品店などに出張してブースを開き、そこで「RIDINGEYEWEAR」のフィッティングや検眼作業を行う“TRUNK SHOW”を全国で実施中。今回の記事制作のために筆者がテスト使用している「Ride」も、この“TRUNK SHOW”で検眼して制作したものである。実店舗のある京都(京都府京都市左京区下鴨夜光町27−1)まで出向かなくても、自分にぴったりの視界が得られる「RIDINGEYEWEAR」を作ることができるのだ。

【2025年6月】
(in 長野)6月21日(土)・22日(日)会場:ライコランド長野店
【2025年7月】
(in 大阪)7月5日(土)・6日(日)会場:ナップス界インター店
(in 神奈川)7月19日(土)・20日(日)・21日(月・祝)会場:ナップスベイサイド幸浦店
【2025年8月】
(in 東京)8月9日(土)・10日(日)・11日(月・祝)会場:ナップス足立店
(in 石川)8月23日(土)・24日(日)会場:ライコランド金沢店

ダブルオーグラスギアの「RIDINGEYEWEAR」で悩んでいた肩こりが治る!?

(編集協力:ダブルオーグラスギア)

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