アメリカンテイストのオフロードホイールブランドとして人気の「XTREME-J(エクストリーム・ジェイ)」。
悪路をモノともしない走破性と、アメリカンテイストを取り込んだ遊び心のあるデザインを融合し、国内のオフロードシーンをけん引してきた。
XTRME-Jシリーズのメインターゲットが、デリカD:5だ。ミニバンとしての利便性と、オフロード車としての悪路走破性を高次元に両立する、まさにクロスオーバーなモデルといえる。そんなデリカD:5に向け、専用サイズをイチ早く設定したのがXTREME-Jシリーズなのだ。それまで国内のオフロードホイールにはなかったアメリカンカスタムテイストを取り込んだデザインと合わせ、デリカD:5における装着率の高さはうなずけるというもの。
今回は、そんなデリカD:5乗りたちにジャストフィットなXTREME-Jを3モデル、ピックアップしたい。

コンセプトは、アメリカンなデザインで、国産オフロード車が安心して履けるホイール
XTREME-Jシリーズをプロデュースする「MLJ(エムエルジェイ)」は、もともとアメリカのホイールを日本国内に持ち込むインポーターだ。ピックアップやSUVなど、当時日本国内にはなかったアメリカンなオフロードカスタムに触れるなかで、国産オフロード車にも安心して装着できるアメリカンテイストのホイールはできないか? そこから誕生したのが、オリジナルブランド「XTREME-J」なのだ。

第1弾が誕生したのは、日本国内でSUVムーブメントが起こる以前の2009年。車検や構造変更などの問題がなく安心して履けるサイズと強度を持ち、アメリカンなデザインの融合をコンセプトにXTREME-Jシリーズはスタートした。それまでオフロードホイールではほとんどなかった16インチサイズの設定や、今や定番となっているビードロック風デザイン(※)を国内で取り込んだ先駆けとなった。
※ビードロックとは、オフロード車で使うタイヤとホイールの接合部分(ビート)を、ボルトなどで固定する仕組みのこと。岩場やタイヤの空気圧低下により、タイヤがホイールから外れる(ビード落ち)を防ぐのが目的。そのスタイルを取り込んだのが、ビードロック風デザイン。
そんなXTREME-JシリーズがメインターゲットとするデリカD:5に向けて用意する3モデルを紹介したい。
山や海でバッチリ映える、シンプルだけどワイルドなホイール「XJ07」

まずはシリーズ最新となる「XJ07」。山や海など自然のなかで映えるマッシブなデザインをコンセプトに仕上げた最新モデルだ。シンプルなディッシュスポークがベースながら、ナットホールまわりから一気に立ち上がるコンケーブディスクが印象的。限られたスペースのなかでもキャリパーとの隙間をギリギリまで追い込むことに加え、リム手前の溝まで急角度にコンケーブすることで、さらなるアグレッシブさを手に入れているのだ。

外周に備えたビードロック風デザインも必見。ステンレス製の六角ボルトを外周に配し、その間をスクエア状に窪みを付けるなど、一体モノとは感じさせない緻密な作り込みがなされている。それでいながらゴチャゴチャすることなく、ワイルド感を見事に増幅しているのだ。
デリカD:5向けて、16〜18インチまで4サイズをラインアップ!
デリカD:5に向け、「16×7.0J +28/+35」「17×8.0J +35」「18×8.0J +40」を用意。タイヤが豊富な16インチでは、スタンダードサイズの「+35」に加え、フェンダーとの出幅が合うアグレッシブサイズ「+28」をラインアップしているのもポイントだ。ちなみに、コンケーブ深度は16&18インチ(セミコンケーブ)で34mm、17インチ(ディープコンケーブ)で52mmとなっている。



カラーリングは、サテンブラックにマットブロンズブラックリム、グロスブラックマシンインディゴの3色。マッシブな印象の2色のほか、唯一の艶アリとなるグロスブラックマシンインディゴは、インディゴクリアという青みがかったクリアにより、光の加減で色味が変わるカラーで、立体感のあるディスクデザインをさらに際立たせるはずだ。
エッジ強めの骨太2×9メッシュが、オンからオフまでカバーする「XJ04」

マッシブなXJ07に対し、街乗りからオフロードまでオールラウンドにマッチするデザインをコンセプトに仕上げたのが、「XJ04」だ。エッジの効いた2×9メッシュスポークと、大型ボルトを備えたビードロックデザインを融合している。
メッシュデザインといえば、細身スポークによる繊細なイメージがあり、XJ04の登場までオフロードホイールには選ばれなかったデザインだ。しかし、XJ04はエッジを際立てた骨太なクロススポークをベースに、スポークの分岐部が折れ曲がる形状を採用。さらにリムとの接合部を落とし込ませることで、メッシュデザインに力強さをプラスしている。

アウターにはEXTREME-Jの定番、ビードロック風デザインを採用。サイズの大きいステンレス製フランジボルトを備えることで、視線を外周へと誘い、アグレッシブさを演出する。さらにアウターフランジアンダーカット加工を施すことで、ディスクに立体感を高めているのも必見。
ディスクカラーで足元の雰囲気がガラリと変わる!
デリカD:5用として、16インチが「7.0J+35」「8.0J+18」、17インチは「7.0J+42」と合わせて3サイズをラインアップ。なかでも「16×8.0J+18」にブリっとしたタイヤと合わせれば、オフロード感を強めにアピールできる。もちろん、メッシュデザインならではのスマートなビジュアルも持ち合わせ、オン&オフのどちらにもマッチするスタイルに仕立てられるはずだ。



カラーリングは、サテンブラック、グロスブラックマシーンスモーククリア、マットブロンズブラックリムの3色をラインアップ。注目は、マットブロンズカラー。ビードロック風リムに取り込んだステンレス製ボルトは、マットブロンズのみ真鍮色を採用する。ディスクカラーとコーデするボルトで、メリハリのある足元を作り出してくれる。
80年代のアメリカの働くクルマがコンセプトの「RUGGED」

80年代のアメリカの働くクルマが履いていたホイールをコンセプトに仕上げたのが、「RUGGED(ラギッド)」だ。鉄ちんホイールでは味気ないし、ゴリゴリなオフロードでもない……。そんなホイールを求める方に向け、トラッドなサークルディスクを持つ、タフなギアをアピールするデザインが特徴だ。

落とし込んだナットホールまわりから柔らかく立ち上がったディスクには、丸くて小さな12コのサークルデザインを持つ。そのまわりには20本のボルトを配置し、リムとの間に溝を設け、ディスクの立体感を高めている。80年代当時にあったサークルを取り込んだ鉄チンホイールのディッシュデザインを、現代に蘇らせたというわけだ。武骨でタフギア感のあるデザインにより、往年のクラシックスタイルとの相性がいい。
太めのオフロードタイヤと合わせ、アクティブさを増幅!
デリカD:5用として、「16×6.5J +32」を1サイズのみ。太めのオフロードタイヤとの相性が抜群で、組み込んでみるとディスクの立体感がさらに高めるのが分かる。デリカD:5をアクティブに使い倒したいならば、オススメのモデルだ。


カラーリングは、サテンブラックとガンブラックの2色を用意。サテンブラックは半艶ブラックで、ガンブラックは濃い目の艶消しガンメタ。なかでもガンブラックは見る時間で色味が変わるカラーリングで、どんな色味のクルマでもマッチするのも面白い。
ソトアソビのスタイルで選べるEXTREME-Jシリーズ!

XTREME-JシリーズがデリカD:5に向けて用意する3つのモデル。ディッシュスポークによるマッシブな「XJ07」に、エッジの効いた2×9メッシュスポークでオン&オフをカバーする「XJ04」、そして80年代アメリカンを彷彿とさせるサークルデザインを持つ武骨&タフギアな「ラギッド」。
XJ07&XJ04であれば5万6100円(16×7.0J)〜、RUGGEDであれば4万9500円(16×6.5J)〜というリーズナブルなプライスも必見! ソトアソビのスタイルに合わせて、ベストなモデルをセレクトして欲しい。
(編集協力:株式会社エム エル ジェイ)








