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◯万円で買ったセロー225Wを6,000円のキースター燃調キットで復活!

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「キャブレター車 or インジェクション車、どちらを選ぶべき?」

この議論になると「わざわざ古いキャブ車を選ぶメリットはない」とされることが多い。
新しいインジェクションの方が性能面ですぐれるのだから当然といえば当然だ。

しかし、キャブレター車は「自分で整備できる」という前提であれば、インジェクション車よりも楽しさの幅が広い乗り物。
また、キャブレター整備は車種によってはカンタンで、特殊工具も必要ないため整備の第一歩といえるメニューなのだ。

今回の記事では、そんなキャブレター整備のハードルをさらに下げてくれるアイテム「キースター燃調キット」を使ってキャブ車のおもしろさを掘り下げていく。

目次

キャブレターを楽しみたい人にオススメのバイク

「車種によってはカンタン」といったものの、それはキャブ本体の着脱がしやすい車種であることが条件。よって空冷単気筒のモデルがベストだ。

もっと言うとキャブまわりにスロットルセンサーやキャブウォーマーなどの機構が付いていないシンプルなモデルがいい。

理想は原付のスーパーカブなのだが、もっとオールマイティに使える軽二輪のセロー225/250もオススメだ。
今回は95年式のセロー225W(4JG)を使用することにした。

なぜセロー225Wなのか

もし、これからキャブ車を買うならセロー225Wはオススメの1台。
その理由の詳細は別の機会で解説させてもらうが、要約するとこんな感じだ。

・構造がシンプルで整備性がいい
・セロー250よりも車体がコンパクトで足つきもいい
・最高馬力は20psだが数値以上にパワフルでかなり速い
・ライダーの技術がそのままバイクの挙動に表れるからテクニックが身につきやすい

ただ、古いモデルだと80~90年式になるため、キャブレター整備は必須だ。

今回のテスト車両も95年式と古め。
そのくせ走行距離はたった5,000kmで、ゴムパーツの硬化が心配な状態だった。

案の定キャブは不調。
アクセルオフ時にエンジン回転数の戻りが悪く、ドレンからはガソリンが漏れていた。

そんな不調のせいで20万円と安く購入できた。中古価格が高騰している現在の相場を考えると安い…かな?
この安く買ったバイクをお手軽に修理して、遊べるバイクにしてしまおうというのが今回の趣旨である。

KEYSTER(キースター)燃調キット

キースター燃調キットは、兵庫県尼崎にある岸田精密工業が展開するキャブレターのリペアパーツだ。
1941年の創業以来、キャブレターパーツを自社で生産し続けている老舗で、対応車種を年々増加させている。

その数は500車種以上もあり、もちろんセロー225Wのキャブにも対応。
しかもセロー225Wには通常のキットに加えて「エアカットバルブセット付き」というキットもある。
今回はエアカットバルブセット付きをチョイスしてみた。

「メーカーと同じ品質を確保できる」というメーカーからのメッセージ

矢印のパーツがエアカットバルブ。薄くやわらかいゴムでできている。通常はフタ(手に持っている黒いパーツ)で密閉されている

エアカットバルブとは、セローのような負圧式キャブに採用されている機構。
アクセルを急に戻したときに混合気が薄くなりすぎないように調整してくれるゴムパーツだ。

ただ、岸田精密工業はすべての燃調キットに交換用エアカットバルブを付属させているわけではない。
その理由を岸田精密工業の広報担当・藤原さんに尋ねてみた。

サブロー

車種によってキット内にエアカットバルブが付いている/付いていないモノがあるのはどうしてですか?

藤原さん

弊社では、燃調キットを開発する際にまず純正キャブレターに使われている部品を1つ1つ細かく分析します。寸法や形状、素材などですね。
その中で「これなら同等品を作れる」と判断し、確認が取れたパーツだけをキットに加えるようにしているんです。

サブロー

つまりキットに入っているゴムパーツや真鍮パーツは純正品と同じ品質だと自負されている、ということでしょうか。

藤原さん

その通りです。
逆に、確認が取れないパーツはキットに加えません。中途半端なモノをユーザーに届けるわけにいきませんから。

ですのでエアカットバルブをキットに含む/含まないについては「純正品と同等のエアカットバルブが作れるかどうか」で決定しています。

古いキャブ車でもインナーパーツ全交換でだいたい直る

エアスクリューとその関連パーツ。上がもともと付いていたパーツで、下がキースター燃調キットだ

これはボク(サブロー)が経験した範囲の話だが、キャブ車はゴムパーツ・真鍮パーツを新品にすればたいてい直ってしまう。
キャブ不調の原因はゴムパーツの劣化か、真鍮パーツの詰まりがほどんどだからだ。

ただ、ボクのようなサンデーメカニックだと「◯◯の症状は△△のパーツを新品にすれば直るよ」といったピンポイントな判断ができない。そもそも判断を間違うとやり直しになってしまう。

結果、すべてのパーツを新品に交換するという方法が1番確実なのだ。

交換パーツすべてが1つのキットに

すべてのパーツを新品に交換する。

これがなかなかハードルが高い。
純正品を1つ1つそろえるとキャブレター1個につき1万円近くかかってしまう上に、古いパーツは廃盤になっていることがあるからだ。

そんなときに役立つのがキースター燃調キット。
通常キットは税込価格で4,400円、エアカットバルブ付きでも6,050円とリーズナブル。
車種によってはメーカー廃盤になってしまったパーツまで普通に手に入れることができる。

セロー225Wの場合、これらのパーツが1つのパッケージになっている。
ジェットは複数用意されているため、混合気の濃さまで自由にセッティングできる

燃調キットを使ってオーバーホールしてみた

セロー225Wは燃料タンクの構造がカンタンなので着脱作業は難しくない。
しかもキャブまわりの構造がシンプルだから、タンクさえ外せば分解・交換もあとはスムーズだ。

キャブに流れ込むガソリン量を調整するフロートバルブとバルブシート。古いパーツ(上)とキースター燃調キット(下)
ジェット類もすべてキットに含まれている。
もちろん全部新しいモノに交換していく

ちなみにだが、テスト車両のキャブレターは意外と状態がよく、見た目で劣化がわかるパーツは少なかった。
しかしキャブレターのパーツはとても繊細で、1/1000mm単位の差で影響が出てしまうという。

見た目に問題がなくても、安心して長く乗りたいならすべて新品に交換した方が絶対にいい。

オーバーホールの効果は?

オーバーホールの結果、低回転、高回転域ともに力強くなったことがよくわかる。
加えて「例の症状」も改善した。

アクセルを戻すとエンジン回転数がなかなか下がらないというアレだ。
これは混合気が薄いときに起こりやすく、まさしくエアカットバルブの劣化による症状だと言える。

この症状があったおかげ(?)で、セローは安く購入できたわけで、現在の相場より5~15万円は安い。
それをたった数千円のパーツでカンタンに直せたと思うと、かなりお買い得だった。

購入時のセロー225W。95年式で走行距離は5,000km。総額20万円

インジェクション車の安定感・安心感もすばらしいが、「古いものを再生して大切に乗る」という楽しみ方ができるのはキャブレター車ならではの魅力。
バイクの調子もだんだんとよくなるので愛着もひとしおだ。

これからキャブ車を購入したい人には、キースター燃調キットも一緒に買っておくことをオススメしたい。
安心感が高まるだけでなく、整備の楽しみも何倍にもふくらむからだ。

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

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