東南アジアからMoto GPを目指す若者たち、そしてそれを応援する大人たち。タイのサポート体制はすごい!きっとGPライダーが誕生する日も遠くないでしょう。タイで修行する「ごうゆう君」に会ってきました。
タイのキッズレースは世界への登竜門
ごうゆう君は、ASEANの若いライダーに混じってNSF250で戦っています。偶然にも優勝場面に立ち会うことができました。まわりにくらべて体が大きくなり、ホンダの中でも一目置かれています。
バンコク近郊のNSPサーキットで、ごうゆう君と一緒に練習しているのはナラック(11歳)とタワン(9歳)。ごうゆう君にとって弟みたいな感じでしょうか。彼らもMoto GPを目指しています。
恵まれた環境がキッズたちを上達させる
スカラシップではNSF100を使用しますが、普段はCBR150Rで練習しています。子供達にとって少しオーバーサイズですが、軽量なので上手く操れています。パワー的にもちょうどよく、入門練習バイクに最適です。ナラックやタワンも以前見た時よりもかなり上手になっています。とても良い環境で練習しているのでしょうね。
CBR150Rはタイホンダから借りることができますが、NSF100は自前で用意する必要があります。このコースでも近隣から騒音苦情が来ていてNSF100でコースを走ることができず。唯一8字走行が許されています。
ドラマがあったタイホンダアカデミー2023最終日
この日はバンコクの西にあるタイサーキットで行われるタイホンダアカデミー2023の最終日でした。タイ人に限ってプログラムにあるタイムセッション参加料が無料です。タイホンダと契約しているライダーが先生になり、キッズたちの指導にあたります。会社のバックアップを受けて夢がサポートされ、ここからMoto GPライダーが誕生するかもしれない。素晴らしい取り組みです。
レースには ナラックやタワンだけでなく、タイ全土から実力のある子ども達が参加します。 こうゆう君やパサウィットも弟分のレースを見守ります。このイベントのために2日間コースが貸し切られました。
土曜日に基礎が叩き込まれるそうで、どのライダーもフォームがきれいです。
2位でも悔し涙を流す負けん気の強さ!
なんとナラック(ゼッケン19)が優勝、タワン(ゼッケン15)が2位と言う結果になりました。表彰台をゲットしたタワンは、さぞ喜んでいると思っていると、帰ってくるなり大泣き。普段一緒に練習していたナラックに負けたことが相当悔しかったようです。1歳年上のナラックも戸惑っていました。
夢を叶えるためにキッズたちは走り続ける
レース後は、午後に開始されるヒート2に向けてミーティングが行われます。タワンはムクラダ先生に指導を受けていました。タワンは次のレース結果次第で総合チャンピオンがかかっています。それぞれの思いがあるのでしょう。その結果は…
しんたろう炎の動画「祝!タイのチャントラ日本GP優勝!驚愕の子供達、ここからMOTOGPを目指す!」でご確認ください。タイホンダは、本気で本国からMoto GPライダーを誕生させようとしています。この動画に収録されているキッズたちが、世界の舞台で走る日も近いでしょうね。
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この記事では、動画「Shintaro.Nakayama 炎のしんたろう」チャンネル協力のもと、モトメガネ編集部で記事を再編集。ジャンル&排気量を問わず、さまざまなバイク情報を取り上げています。