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MotoGPの技術を愛車に投入できるパーツに注目! プロレーサー集団がバイクのエンジンに革命を起こす! 寺本自動車商会【モーターサイクルショー2024】

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

【Brand PR】
大盛況のまま幕を閉じた第40回大阪モーターサイクルショー。
会場は多くのパーツメーカーがブース出展しており、新商品の公開や、スタッフによる製品説明などが行われた。

そんな中、ひときわ多くの来場者が集まっていたのが「魔法のパーツ」とささやかれるエンジン減圧装置・T-REVで知られる寺本自動車商会のブースだ。

目次

T-REVとは? 寺本自動車商会はどんな企業?

T-REVはカンタンにいうと「エンジンの回転抵抗を減らすパーツ」。
原理は少々複雑だが(記事の後半で解説)、どんなバイクにもポン付けOKというお手軽さで人気を集めている製品だ。

さらにパーツの大きさが親指ほどの小型サイズなので邪魔にならず、副作用もない。
取り付けるだけでエンジンが元気になるという魔法のようなパーツなのだ。

そのT-REVを手がける寺本自動車商会は、代表の寺本 幸司氏をはじめ、社員10名全員がレーシングライダー・レースメカニックというプロフェッショナル集団。
自社でレースチームを運営し、現場でのノウハウを製品開発にフィードバックしている。

こう聞くとカリカリのスポーツバイクだけをターゲットにしている企業だと思われそうだが、同社は「ライディング感性を刺激するパーツ開発」をコンセプトとしており、原付からストリートモデルといった、いわゆる街乗りバイクの楽しさを引き出すパーツづくりも身上としている。

寺本自動車商会のブーステーマ

今回のモーターサイクルショーのブーステーマは「進化」。
革新的なエンジンパーツとして話題になったT-REVの誕生から12年。
そのT-REVをさらに進化させた「T-REV E-System」や、エンジンに理想的な空燃比をコントロールする「EZ-plus」なども開発中で、市販まで秒読み段階だ。

それら新商品に加え、好評発売中の「EZ-SHiFTER」もオプションパーツの追加で機能を大幅に拡大させるなど、「進化」のテーマにふさわしい製品展開を行っている。

ユーザーに訴求したいポイント

同社の強みは、製品の企画から開発、テスト走行、販売まですべてを自社で一本化して行うことにある。
また、先述のとおり社員全員がレーシングライダー・レースメカニックで、毎年8耐に参戦しており、2019年には3位入賞という快挙を遂げている。

そんな1流のレーサー集団がパーツをつくり上げ、公道で入念にテストライディングしてベストのセッティングを出す。
レース現場で培った技術を製品に取り入れ、ストリートでも体感してもらうことを信念としている。

「すべてのライダーが気持ちよく操れるパーツを開発する」。
それが寺本自動車商会の製品開発のコンセプトだ。

今年のモーターサイクルショーでの注目商品

【商品①】クラッチ操作不要でギヤチェンジが可能
EZ-SHiFTER(イージーシフター)

クラッチ操作・スロットル操作なしでギヤチェンジができるシステムがEZ-SHiFTERだ。

この製品の特長は、クラッチを切ることなくギヤチェンジができる点だ。
同じような構造の製品は他社にもあるが、EZ-SHiFTERは次のポイントに注力して開発されている。

・ギヤチェンジ時のショックを抑えて乗り心地をよくする
・純正をしのぐシフトフィーリングを実現する
・車種ごとに最適なシフトフィーリングをつくり上げる

大きな特長は、ギヤチェンジ時のショックを打ち消すために、点火カットをしたあとに進角タイミングを遅らせるといった技術を採用している点だ。
また、シフターにはシフトアップ/ダウンを検知する磁気センサーとスプリングが内蔵されているのだが、このセンサーの感度とスプリングの硬さを車種ごとに細かく調整してベストセッティングを出している。
もちろん点火・進角タイミングもセッティング済みの状態なので、購入後は取り付けるだけでOKという手軽さも魅力だ。

なお、専用シフタースイッチだけを単体で購入することも可能。
交換することで操作性が向上し、カラーアルマイトによるドレスアップ効果も得られる。

EZ-SHiFTERの詳しい情報は寺本自動車商会公式Youtubeチャンネルを参照。

【EZ-SHiFTER】
税込価格:8万5,800円~
適合車種はこちら

【専用シフタースイッチ単体】
税込価格:3万6,300円~
適合車種:GSX-R1000R(L7~M0)/ハヤブサ(21~)/CB1300SF・SB(21~)/CR1000RR-R(20~)
※その他車種は随時開発中

また、EZ-SHiFTERは複数のオプションパーツを追加することでさらに進化させられる。

1つめはWindows専用ソフト「EZ‐manager」。
サーキット用のセッティング、つまり乗り心地を捨ててコンマ1秒でも速く走る特性にできる。

2つめは「EZ-クルーズコントロールシステム」と「EZ-リミッターシステム」。
どちらもEZ-SHiFTERと組み合わせる拡張オプションで、EZ-クルーズコントロールシステムは、対応車種に後付けのクルーズコントロールシステムを追加できるというモノ。
EZ‐リミッターシステムは、あらかじめ設定した速度でリミッターがかかり、アクセルを開けすぎてもそれ以上加速しない機構。
ETCゲートを通過する際など、速度を抑えたいシーンで安全に走行ができる。

詳しい情報は寺本自動車商会の公式Youtubeチャンネルで動画を配信中だ。

【EZ‐manager】
税込価格:1万1,000円

【EZ-クルーズコントロールシステム】
税込価格:6万3,800円
適合車種:MT-09/ニンジャZX-25R/ニンジャZX-4R/CBR250RR/HAWK11/YZF-R1(09~14)

【EZ-リミッターシステム】
税込価格:4万1,800円
適合車種:Z900RS/MT-09/ニンジャZX-25R/ニンジャZX-4R/CBR250RR/YZF-R1(09~14)

※その他車種は随時開発中

【商品②】MotoGPの技術をどんなバイクでも体感できる「魔法のパーツ」
T-REV & T-REVmini

T-REVはエンジンのクランクケース内で発生する「圧力」を減らす逆止弁(逆流防止弁)だ。
エンジンには通常、クランクケースで発生したブローバイガスを抜くための経路がある。
そこに一方通行の弁を設けることでクランクケース内の圧力を減圧させ、ケース内で回転するクランクシャフトや上下運動するピストンを抵抗なく動かすのだ。

「???」と思った人は、宇宙空間で物体を投げている映像をイメージするといい。
真空に近い(圧力が0に近い)宇宙空間には空気の抵抗がないため、投げた物体は止まらず進んでいく。
これと同じことをエンジン内で起こすのだ。

結果、回転抵抗が大幅に減り、次の効果が得られる。
これらの減圧効果はほぼ100%の確率で体感できる、と同社が謳う自慢の商品だ。

・エンジンフィーリングの向上
・アクセルのドン付き軽減
・エンジンブレーキのマイルド化
・燃費の向上
・振動の低減
・(小排気量車なら)パワーの向上

なお、このシステムはMotoGPマシンにも採用されている。
トップカテゴリーのレーシング技術をストリートバイクに追加できるのがこのT-REV。
4ストロークエンジン搭載車なら、どんなバイクにも対応しているのもうれしいポイントだ。

なお、スタンダードのT-REVに対し、25%小型化・43%軽量化した「T-REV mini」もある。
こちらは小排気量車や単気筒、2気筒のミドルクラスバイク専用に設計されており、大きな効果が体感できるという。
T-REVの詳しい情報は寺本自動車商会公式Youtubeを参照。

【T-REV】
税込価格:2万8,600円~
カラー:レッド/ブルー/グリーン/ブラック/シルバー/ゴールド
適合表はこちら

【T-REV mini】
税込価格:1万5,400円
カラー:ブラック/シルバー/ゴールド
適合表はこちら

また、T-REVの進化版ともいえる「T-REV E-System」も近日発売予定だ。

従来のT-REVはピストンの動きを利用して減圧する「自然減圧」。
対して、進化版のT-REV E-Systemはポンプの力で強制的に減圧する「強制減圧」。
要するにエンジン内の空気をポンプで強引に抜いてしまおう、という機構だ。

従来の自然減圧はエンジンの気筒数や排気量によって減圧できる幅が決まっており、どうしても限度がある。
しかし最新の強制減圧はモーターで空気を吸い上げるので自然減圧のような制限がなく、さらにライダーの好きな回転域で減圧量をコントロールできるといった利点がある。

現在は開発段階だが、1年以内に市販化予定とのこと。
新時代のT-REVシステムの登場を期待して待とう。

【商品③】理想の空燃比を手に入れろ!
新製品EZ-plus(イージープラス)

EZ-plusはひと言でいうと「どんな回転域でも理想の空燃比を実現するパーツ」だ。

空燃比とは、エンジンに送り込む空気とガソリンの混合比率のこと。
そして理想の空燃比とは、エンジンがもっとも力を発揮する比率をいう。
ここまで聞くと「今どきのインジェクション車はオートで常に理想の空燃比に制御されてるんじゃないの?」と多くのライダーが思うハズだ。

しかし寺本社長いわく、近年のオートバイは排ガス規制や車検に適合させるため、理想の空燃比よりわざと薄いセッティングにしているという。
その薄さはアクセル開度が少ないほど顕著で、結果として十分な低速トルクが得られない現象が起こる。

このEZ-plusは車体のO2センサーにカプラーオンすることで、薄くセッティングされた空燃比を理想的な状態に補正してくれるというモノ。

まだ市販化されていない製品だが、すでにテスト走行のデータは集まっており、ホンダ・CT125ハンターカブ、モンキー125、GB350をはじめとする車両で確実なトルクアップが実証されているとのこと。

続報を待とう!

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