「サスペンションの交換は特別なこと。街乗りやツーリングだけの自分には関係ない」。そう思っている人も多いのではないだろうか。ところが、そんな考えを持ったまま Technix(テクニクス)が開催している【テクニクス デモデー】に参加し、考えがガラッと変わった人も珍しくないという。
【テクニクス デモデー】とは、イギリスの高性能サスペンション NITRON(ナイトロン)の国内唯一のサービスセンターでもある Technix(テクニクス) のプロ集団が足まわりをセットアップしたバイクに“無料・予約不要”で乗れるというイベント。『サスペンションについて詳しく、深く知ってもらいたい』という想いから始まった企画なのだが、毎回数多くの参加者が訪れる。
スポーツ、ネイキッド、アドベンチャー、オフロード、モタード、レジャーバイクと、幅広いカテゴリーのバイクに自由に乗れるだけじゃなく、スタッフからセットアップの狙いやポイントを直接聞けるというのも意味がある。その結果、自分のバイクに抱いていた違和感に気付く人も。まさに“乗って、聞いて、納得して帰れる”体験型のサスペンション講座といえるだろう。
2026年は全6回の開催予定。今回はその第2回目のレポートだ。
多くの街乗りライダーが訪れる人気の試乗会『Technix Demo Day』
テクニクスはサスペンションのプロショップ。
Technix(テクニクス)はイギリスの高性能サスペンション NITRON(ナイトロン) の国内唯一のオフィシャルサービスセンター。セットアップからオーバーホールまで幅広く対応している。
そう聞くと「街乗りライダーの自分には縁がないショップ」だと考える人も多いだろう。ところが、テクニクスのお客さんのほとんどは、実は「街乗りライダー」。しかも1度ここに相談した人はリピーターになる確率が高いという。その理由はどこにあるのか。今年2回目となるテクニクス デモ デーを見学して、参加者の声を聞いてみた。

この試乗イベント、参加するのに料金無料・予約不要だということに驚く。試乗会当日、会場(Technix本社:埼玉県春日部市)に来て受け付けをすれば、あとは空いている試乗車に自由に乗ることができる。
お勧めの試乗コースはあるけれど、基本的にルートも自由。また依頼すればテクニクスのスタッフが先導してくれるので、土地勘がない人でも安心してサスペンションの違いを体感できる。




意外と多くのライダーが、足まわりに悩んでいる…?
2026年3月15日(日)・快晴。テクニクス本社には、朝から続々とバイクが来場する。これからのバイクシーズンに向けて活動を始めたライダーがやって来ている印象だ。
そのためスタッフさんは朝から駐車場所の案内や受け付けなどに奔走。


気になるバイクが空いていたら自由に試乗してOK。あまりの自由さに「もう乗っちゃっていいの?」と恐る恐る聞きに来る人もいるくらい。






来場者に話を聞くと、足まわりに関して気になるのは「足つき性」という意見が多かった。これはほとんどがアドベンチャーやデュアルパーパスに対するものだったが、ハンターカブなど「実際に乗ってみたらシート高が意外と高かった」という車種にも、より安心して気軽に乗りたいという需要があるようだ。
なにより一番多かった意見が「バイクの動きが変わり、乗り心地が良くなっている!」という声。特に今までリプレースサスペンションに変えたことが無かった人が驚いていて、中には「これは毎日乗りたくなる!」「ロングツーリングでも疲れなさそう」という声も。実際に乗り味が忘れられず、しばらくしてからオーダーに来る人も少なくないという。

自分のバイクが思うように動いてくれることが、いかに楽しいことか。テクニクス デモ デーでその真実を確かめてみてはいかがだろうか。
注目の試乗車をピックアップ!
テクニクス デモ デーでは、毎回数多くの試乗車を用意してくれるのだが、その中から、人気が高かったモデルを紹介しよう。
SUZUKI DR-Z4S(30mmローダウン)

【モディファイメニュー】
◆フロント&リア(前後セット)
・ TLUE(テクニクス ロアリング アルティメット エボリューション)/価格:139,700円(税込)
*フロントフォークフルメンテナンス
*フロントフォークローダウン加工
*リアショックリバルビング(減衰力を最適化)
*リアショックローダウン加工
*前後専用ローダウンスプリング
昨年、電撃デビューして話題となったDR-Z4Sが、ローダウン仕様となって登場。シート高が30mm下がるというのは体感的にもかなり大きい。しかも”TLUE”は、ただ下げるだけではなく、”運動性をなるべく損なわない”ように開発したローダウン仕様である。このモデルが試乗できるとネットで見て試乗会に来た人も多い。これからさらに注目されること間違いなしだ!


SUZUKI Vストローム250SX

【モディファイメニュー】
◆フロント
・ TGR FORK SPRING KIT /価格:19,800円(税込)
◆リア
・ TGR TEC-1.1 Performance Shock/価格:125,400円(税込)
*HPA(油圧プリロードアジャスター)標準装備
コンパクトな油冷・単気筒エンジンを搭載したVストローム250SXも初お目見え。フォークスプリングとリヤショックユニットを交換することにより、軽量な車体のメリットを最大限に活かした、アドベンチャーバイクらしいアクティブな走りを実現している。


HONDA CB1000F

【モディファイメニュー】
◆リア
・ NITRON R3 SHOCK/価格:262,900円(税込)(オプション:一体型HPAを含む)
*Moto-Technixで車体への取付も承れます。(事前のご予約と別途工賃が必要です)
ホンダ・CB1000Fは、とにかく人気が高い。注目度が高い最新モデルだけに、試乗待ちの列ができるくらいだ。その注目モデルのリヤショックにテクニクスはNITRON R3 SHOCKを装着。速度域が上がっても「操る楽しさ」が体感できる仕様に仕上げた。そして現在、フロントフォークの作動性を高める“TVT”カートリッジも開発中だという。次回以降に試乗できるかも知れないというから楽しみだ。完成の暁にはこちらのサイトでも紹介したい。

HONDA CRF250L

【モディファイメニュー】
◆フロント
・TGR TRIC COMP KIT/価格:113,300円(税込)
・ TRIC COMP KIT組込料金/価格:52,800円(税込)
*メンテナンス、SKF Fork Sealを含む
◆リア
・TGR TEC-5.2 Performance SHOCK + HPA/価格:181,500円(税込)
*オプションHPA(油圧プリロードアジャスター)付き
根強い人気を誇るデュアルパーパスモデル・ホンダ CRF250Lの試乗車も用意されている。持ち味を引き出すために左右フォーク内部をTRICカートリッジに換装し、リヤショックをフルアジャスタブルタイプに交換。エンジンの横にリザーバータンクとプリロードアジャスターを備えているので、メカニカル感が増している。


KAWASAKI Ninja ZX-25R

【モディファイメニュー】
◆フロント
・TASC/価格:148,500円(税込)
・消耗品交換/価格:8,580円(税込)
・インナーチューブNHPコート1台分/価格:52,800円(税込)
◆リア
・ NITRON R3 SHOCK/価格:276,100円(税込)
*HPA(油圧プリロードアジャスター)標準装備
250ccクラス唯一の並列4気筒エンジン搭載モデル・Ninja ZX-25Rは、街中でもスポーティな走りを堪能できるセッティングに。違いを実感できるライダーも多いようで、試乗から帰ってくると笑顔で仲間やスタッフと話をする姿が見られた。


Technix Demo Day・2026年の開催スケジュールをご紹介
2026年も5回開催が予定されている『Technix Demo Day』。今後のスケジュールを紹介しよう。
2026年 Technix Demo Day 開催日
5月17日(日)/7月5日(日)/9月13日(日)/11月15日(日)
当日、試乗できる車両などはTechnixの公式ホームページで発表される。
サスペンションについて体感し、深く知ることができる貴重な試乗会にぜひ参加して、サスペンションの奥深さと可能性を知ってもらいたい。


(編集協力:有限会社テクニクス)








