MotoMeganeをご覧の皆様、こんにちわ♪自他共に認める「スマートモニターレビュー職人」こと、さすライダーです。
なんせ今まで20機種くらいのスマートモニターに触れてきましたので、そりゃ〜職人と呼んでも過言ではないと自負しています(えっへん)
そして、そんな僕が最も時間をかけてレビューしたスマートモニターが、株式会社カスタムジャパンの「 SRD 5 シリーズ」ですが…今回は現在リリースされている3機種それぞれの特徴を解説した上で「で!結局どれを選べばいいの?」という疑問にお答えしようと思った次第です。

SRD 5 シリーズとは?
昨今のスマートモニター旋風に沸くバイク業界に颯爽と現れた「SRD 5 シリーズ」は、東京モーターサイクルショーにも出展している「SHAD・TIMSUN」の日本総代理店で、数多くのプライベートブランドを展開するカスタムジャパンが企画・開発・監修しているスマートモニターブランドです。
従来の国内メーカー産のスマートモニターでは考えられない圧倒的なコスパと実用性の高さで一躍話題の商品となり、現在まで「SRD 5・SRD 5 Basic・SRD 5 Pro」の3機種がリリースされています。

それぞれのモデルの特徴
SRD 5 シリーズには「SRD 5・SRD 5 Basic・SRD 5 Pro」の3機種があると判明したところで、まずはそれぞれの特徴を解説していきます。
SRD 5
SRD 5 シリーズの元祖にして顔ともいうべき存在が「SRD 5」です!
大きすぎず小さすぎない5インチのモニターでCarPlayやAndroidAutoが使える利便性に加えて、万が一の際の備えとして有効な前後ドラレコ、それからタイヤ空気圧センサーとGPSも標準装備している「全部入りモデルなのに!税込29,800円!」という衝撃的な価格のスマートモニターです。
…えぇ、もちろん発売当初は何かの間違いかと思ったので…思わず中の人に聞いちゃいましたよ「これで税込29,800円とか頭おかしいんですか?」ってね…
本製品に搭載されているタイヤ空気圧モニタリング機能は、あくまでライダー向けの安全補助を目的とした参考表示機能です。
正確な計測値としての保証や計量法上の「特定計量器」に該当するものではありません。(ロットにより仕様変更の場合あり。)
正確な空気圧測定が必要な場合は、別途、計量法に準拠した検定済の圧力計をご使用ください。本機能を取引・証明用途に使用することはできません。


SRD 5 Basic
当然のように大ヒットを記録したSRD 5から前後ドラレコ・タイヤ空気圧センサー・GPSの機能を省いて、純粋にCarPlayとAndroidAutoを使うためのモニターとして割り切った「Simple is Best」なモデルが「SRD 5 Basic」です。
機能を絞ったおかげで元々リーズナブルなSRD 5から更に1万円安い税込19,800円という破格のプライスを実現しており、配線がシンプルで取り付け難易度が低いことも大きなメリットになっています。
ぶっちゃけ最近はドラレコやタイヤ空気圧センサーが標準装備だったり、はたまたディーラーオプションだったりするバイクもあるので…純粋にスマートモニターだけが欲しいライダーの心に突き刺さるモデルがコレです!


SRD 5 Pro
いわゆる「フラグシップモデル」として登場した全部入りかつ高性能なモデルが「SRD 5 Pro」です。
見るからにハイスペック感が溢れ出ている美しい外観に前後ドラレコ・タイヤ空気圧センサー・GPSの全部入り!ヌルサクな操作感と抜群のタッチ精度!そして濡れた画面でも操作できる謎の技術(?)などなど…まさに「Pro」の名にふさわしいモデルとなっております!
…っと聞くと反射的に「でも、お高いんでしょ?」と言いたくなるかもしれませんが…はい、確かに税込49,800円もするのでお高いですね(棒)
ってか、こんなに盛り盛りイケイケのモデルが他社ハイスペックモデルの半額以下の価格だなんて…相変わらずSRD 5シリーズは値付けがバグってますね…
本製品に搭載されているタイヤ空気圧モニタリング機能は、あくまでライダー向けの安全補助を目的とした参考表示機能です。
正確な計測値としての保証や計量法上の「特定計量器」に該当するものではありません。(ロットにより仕様変更の場合あり。)
正確な空気圧測定が必要な場合は、別途、計量法に準拠した検定済の圧力計をご使用ください。本機能を取引・証明用途に使用することはできません。


3機種の共通点
お次はSRD 5シリーズの3機種の共通点を解説することで「どれを選んでも最低これだけは満たしている」という基準をお伝えしようと思った次第です!
おそらく予想以上に共通点が多いと思うので、ある意味「SRD 5 Basic」の良さが際立つかもしれません。
何故なら3機種の共通点だけで欲しいぃ!これだけで十分やん!と感じたアナタは「SRD 5 Basic」がピッタリってことですからね(ニヤリ)
共通点1:5インチのIPS液晶モニター
SRD 5シリーズは全て「5インチのIPS液晶モニター」を採用しており、大型バイクから小排気量バイクまで幅広くマッチしてくれます!
現在スマートモニターの画面サイズは4インチ〜7インチ台のものが主流ですが、そのうち5インチは最も汎用性の高いサイズと言えます。
何故なら僕の愛車の大型アドベンチャーバイクのGS、それからセローちゃんのような250ccのオフ車にも絶妙なサイズ感だからです!
しかも視野角の広いIPS方式のモニターなので、座った状態でもスタンディングでも画面が見やすいという「林道ツーリング愛好家」にとって嬉しいメリットもあります!




共通点2:動作とタッチ精度が良好
SRD 5シリーズの良いところは、例えば「SRD 5 Pro」はヌルサクだけど「SRD 5 Basic」は動作がもっさりしててぴえん…あるいは「SRD 5」はタッチ精度が良好だけど「SRD 5 Basic」は反応が悪くてぴえん…ってなことが一切なく、3機種全ての動作とタッチ精度が良好であることです!
もちろん「SRD 5 Pro」が最もサクサク動くことは間違いありませんが、それでも「SRD 5 Basic」だとストレスが溜まる…なんてことはございませんのでご安心を(きっぱり)


共通点3:CarPlay・AndroidAutoが使用可能
スマートモニターを利用する上でのメイン機能「CarPlay」または「AndroidAuto」を用いたナビゲーションアプリの使用ですが、これはもちろん3機種全てで使用可能です!
当然ながら走行中にiPhoneまたはAndroid経由で電話をかけたり音楽を聴くことも可能で、対応アプリであればそれもそのままモニター上での使用ができます。
近年はiPhone様もAndroid君も機種を問わず値上げ傾向にあるので…それこそ落下リスクのあるハンドルマウントではなく「CarPlay・AndroidAutoで安心・安全に使う」ことが僕のようなスマートなライダーの証ってもんです。



共通点4:雨の日も安心の防塵・防水設計
SRD 5シリーズは全て雨の日も安心の防塵・防水設計となっており、雨男・雨女ライダーさんは全力でその降雨能力を駆使することができます(?)
一応「SRD 5・SRD 5 Basic」はIP66、それから「SRD 5 Pro」はIP67とスペックの違いはあるものの…ところがIP66の時点で「防塵:粉塵が内部に侵入しない、防水:あらゆる方向からの暴噴流に対して保護されている」ことが保証されているので、普通に考えて「SRD 5 Pro」じゃないから浸水しちゃった…なんてことはございません!
むしろ、あらゆる方向からの暴噴流が襲ってくる時にバイクに乗ってはいけません(正論)

3機種の相違点
はい、お次はまさに「この記事の本題」と言ってもいいでしょう!
おそらく誰も気になる3機種の相違点ですが、ここを理解できればきっと自分にピッタリのSRD 5が判明するはずです。
つまりは僕は読者の皆さんとって「愛のキューピッド」ってことで間違い無いですね(ニコニコ)
相違点1:電源の取り方が異なる
「SRD 5・SRD 5 Basic」は従来の車載バッテリーからの給電に加えて「USB給電」も可能となっており、つまりはモバイルバッテリー駆動も可能である!…というところが一つの「推しポイント」だったりしますが…ところが「SRD 5 Pro」はバッテリー給電のみとなっています。
これはおそらく高性能なProを動かすには安定度の高いバッテリー給電が必要だからで、そのため「極力配線が楽な方がいい(電源ケーブルをUSBポートに挿すだけ)・モバイルバッテリー運用で複数車種で使い回したい」というライダーは「SRD 5」か「SRD 5 Basic」の方が向いています。



相違点2:前後ドラレコとタイヤ空気圧センサーの有無
「SRD 5・SRD 5 Pro」は前後ドラレコとタイヤ空気圧センサーが標準装備となっており、万が一の際の映像での証拠と「いつでもモニター上で空気圧が把握できる」という便利な環境が手に入ります!
ちなみにドラレコは両者ともに1080PのフルHD画質で録画できるので、道路状況・信号・看板、それから他車のナンバープレートなどが問題なく視認できることに加えて、リアカメラの映像をそのまま「デジタルバックミラー」としても使えるというメリットもあります(後ろが見える!見えるぞ!)





ちなみに衝撃が加わった際の録画データ保護システム「Gセンサー」も両者ともに搭載しており、Proに至っては駐車中の当て逃げに有効な「駐車監視モード」も搭載しております!
あくまでタイヤ空気圧センサーは「便利な機能」ですが、ところがドラレコは昨今の社会情勢的に「必須装備」と言っても過言ではないので…愛車にドラレコを導入していないライダーは「SRD 5」か「SRD 5 Pro」を選ぶことをおすすめします!
…ってか「SRD 5」なんて前後ドラレコ・タイヤ空気圧センサー付きで税込29,800円ですから…

相違点3:GPSの有無
「SRD 5・SRD 5 Pro」には本体にGPSユニットが内蔵されており、ドラレコ映像内に位置情報も一緒に記録してくれます!
加えて両者ともにGPSを駆使した「デジタルスピードメーター」が使用可能で、Proには同じくGPSを駆使した「走行ログ」を表示してくれる機能もあります。
ちなみに特にProのデジタルスピードメーターは、僕のようなガンダム世代にもアーマードコア世代にもスターウォーズ世代にも…(以下長いので省略)突き刺さる「男の子ってこういうのが好きなんでしょ?」を具現化しているデザインだったりするので…くれぐれも「萌えに注意」です!
なお「SRD 5 Basic」の本体にも「GPS」の表記がありますが、これは「SRD 5」と共通のボディを使っているからで…BasicにはGPSが搭載されておりません。






SRD 5 Proのみの特徴
3機種の相違点が明確になったところで、お次は「SRD 5 Proのみの特徴」を語らせていただきます!
なんといっても「Pro」ですので「Pro」だけの「Pro」な特徴がいくつかあるんですよね(しつこい)
特徴1:高輝度・高解像度
先に解説したように3機種ともに5インチのIPS液晶モニターを採用していますが「SRD 5・SRD 5 Basic」は「輝度600Nit・解像度854×480P HD」というスペックに対して「SRD 5 Pro」は「輝度1000Nit・解像度1024×600P HD」とより一層高輝度・高解像度になっております!
実は「SRD 5・SRD 5 Basic」のモニターには遮光フードが付いていますが、ところが「SRD 5 Pro」のモニターは遮光フードが付いておらず…しかし走行中の視認性が良好だったりするのは「え?遮光フード?それって美味しいの?」ってな「遮光フード要らずの優秀なモニター」であることを示している証拠です。
しかも、Proのモニターは「輝度自動調整機能」も搭載しているので、走行中の画面の見やすさが3機種の中ではズバ抜けています(SRD 5・SRD 5 Basicも十分見やすいです)




特徴2:モニターが濡れても操作しやすい・自動ロックも可能
一般的にタッチディスプレイは濡れてしまうと誤作動を起こしやすく、事実上「操作不能」に陥ってしまうケースが多々ありますが…ところが「SRD 5 Pro」は国内メーカー「信越シリコーン」のシーリング材などの質の高い素材を用いることでそれを解消しています。
具体的には画面が濡れていてもなんら問題なくタッチ操作が可能で、雨天時のストレスを大幅に軽減してくれます!
なんなら逆に「水滴をタッチ操作と誤認識」するくらいの繊細なタッチ精度だったりするので…あまりに水滴が多い時は一定時間タッチ操作を無効化する「自動ロック」をかけることもできます。
つまりはアナタがもし自他共に認める雨男・雨女ライダーであるなら「SRD 5 Pro」を選べばもれなく幸せになれる(?)ってことでございます。


あなたにピッタリの1台の選び方
SRD 5 シリーズの特徴や共通点、そして相違点が全て明らかになったところで、最後は「で?結局どれを選べばいいの?」ってな疑問に対して僕なりの見解を語らせていただきます!
ってことで、まずは単純明快に「価格」で選ぶなら…ぶっちぎりで税込19,800円の「SRD 5 Basic」が一番お安く、反対に税込49,800円の「SRD 5 Pro」が一番お高いわけですが…いわゆる「松竹梅の法則(中間が最も選ばれる)」であれば税込29,800円の「SRD 5」が一番売れ筋になるはずです。
確かにBasicに1万円足せば前後ドラレコとタイヤ空気圧センサーとGPSまで付いてくるし…かといってProまで高性能じゃなくてもいいから…という多くのライダーにとっては価格と性能のバランスが最も優れているモデル、すなわちコストパフォーマンスに優れている「SRD 5」を選ぶのが最適解と言えます。

仮に予算が豊富で「せっかくだから一番いいやつを買ったるで(羨ましい…)」というライダーなら素直に「SRD 5 Pro」をおすすめしたいところですが…それでも仮に愛車にドラレコを導入済みの場合は「SRD 5 Basic」を選ぶのがスマートかと思います。
別に予算が豊富でもお安く買えるならそれに越したことはないと思いますし、せっかくの資産(ドラレコ)は活かすべきですし、なんなら余ったお金は他のバイク用品やカスタムに費やせばいいと思います!
…要は何かしら既に愛車に装着済みの装備がある場合は、もしくは自分なりに「この機能は必要・これは不要」と明確な判断基準がある場合は、それらを省いたモデルを選ぶのが正解ってことです。

お次は用途的にツーリングでの使用がメインのライダーなら「SRD 5 Pro」をおすすめしたい次第で、理由としては雨に濡れてもそのまま使える利便性の高さと、GPSによる走行ログの取得ができるからです。
僕がまさにそうなんですが、ツーリング中は「今〇〇km走った、今日は〇〇km走った」という記録を取るのが楽しかったりするので、まさに走行ログはそれにドンピシャの機能だと思う次第です。
もちろん前後ドラレコがツーリング時の万が一の備えになること、そして特にロングツーリングならタイヤ空気圧センサーを重宝することもツーリングライダーに「SRD 5 Pro」をおすすめしたい理由です。





続けて僕のセローちゃんのような「アナログメーターの古いバイク」に乗っているライダーには「SRD 5 ・SRD 5 Pro」をおすすめしたい話ですが、これはズバリ「デジタルスピードメーターが使える」からです!
…いや、別にアナログ表示でもいいんだけど?っと思うかもしれませんが…これがいざデジタルスピードメーターが表示されると確実に、あ〜間違いなくテンションが上がる!ってもんです…はい、たったそれだけの話なんですが…だがしかし「テンションが上がる」ってのは個人的にとても重要なことだと思いますので(きっぱり)


お次はいずれかのSRD 5を複数の車両で使い回したいライダー向けのセレクトですが、これは「SRD 5・SRD 5 Basic」のいずれかをおすすめします。
何故ならどちらもUSB給電に対応しているからで、モバイルバッテリーの置き場所さえ確保できれば「電源の配線をせずに他の車両に付け替えできるから」です!
もちろんUSBポートが装備されている車両間の付け替えなら更に簡単なことはお察しの通りでございます。




最後に取り付けのイージーさ!という全てのSRD 5を自力で取り付けた僕ならではの見解ですが、これは当然ながら「SRD 5 Basic」を選ぶのが正解です。
なんせ配線が「電源ケーブルのみ(しかもUSB給電)」というシンプルさですので、これならスマートモニター初心者でも比較的短時間で取り付けることができます(多分)
しかしながら「取り付けはショップにお任せする場合」は、配線云々を1mmも気にする必要がないので…これはあくまで自分で取り付けたいライダーに限ってのお話です。


自分に合ったSRD 5で快適なバイクライフを!
結論、3機種全てを徹底的にレビューした「自称:カスタムジャパンの次にSRD 5 シリーズに詳しい僕」 としては「SRD 5 Pro」を選ぶつもりですが…それはあくまで僕がツーリングでフル活用したいからであって…もちろん価格で選ぶのも、取り付けの簡単さで選ぶのも、それから必要な機能で選ぶのも全て正解でございます。
ただ一つだけハッキリとしていることは、この記事を読んだアナタは高確率で5分後に自分に合ったSRD 5をポチっちゃう、から〜の、今まで以上に快適なバイクライフが手に入るってことです(ニヤリ)

(編集協力:株式会社カスタムジャパン)

