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純正比で半額以下のインナーチューブ!? 左右1万1,858円~手に入るバイクの安心クオリティ

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

バイクのフロントフォークに使用される「インナーチューブ」。メンテや洗車をサボるとすぐにサビが浮いてしまう上、転倒によってダメージを受けやすいデリケートなパーツだ。
そうなると交換が必要になるのだが、純正インナーチューブの価格は左右で4~6万円。多くのライダーが「高いよ!」と感じる価格だろう。

ストロークする部分の細い方(シルバー)がインナーチューブ。太い方(ブラック)はアウターチューブだ。このモデルは正立フォークと呼ばれるタイプ。奥の車両のようにインナーとアウターが上下さかさまに組まれたタイプが倒立フォークだ
インナーチューブは点サビが出やすい。このままストロークさせるとシールを破り、中のフォークオイルが漏れてしまう
一番上と一番下が曲がってしまったインナーチューブ。転倒や衝突で強い力を受けると高確率でこうなってしまう

そんな要望に応えるように開発された製品が、純正の半額以下で手に入るPFPブランドのインナーチューブだ。価格は左右セットで税込1万1,858円~という驚きのコストパフォーマンスながら、純正同等のクオリティを実現している。

PFPインナーチューブ。左がCB400SF(NC31)用で右がニンジャ250Rだ。税込価格はともに1万1,858円だ
CB400SF・ホーネット(250)・ゼファー(400)などはドレスアップ効果が高いゴールドカラーもラインナップ
目次

どんなメーカーが作っている?

コスパにすぐれる製品はありがたいが、メーカーの実態は気になるところ。命を乗せて走るインナーチューブなのだから、信頼できる製品を選ぶことはライダーとして当然だ。
まずはPFPインナーチューブを展開している「カスタムジャパン」についてカンタンに解説する。

東京モーターサイクルショーにも出展!信頼の代理店が展開

PFPブランドを取り扱うのは、SHAD(シャッド)やTIMSUN(ティムソン)の日本総代理店も務める実力派企業・カスタムジャパン。同社は毎年開催される東京モーターサイクルショーにも出展しており、多くのライダーや二輪関連企業から注目を集めている。

トップケース、リアボックスなどを中心に展開するスペインのメーカー「SHAD(シャッド)」
二輪用タイヤをメインに製造する「TIMSUN(ティムソン)」。すぐれたコストパフォーマンスとグリップ性能を誇る

今回紹介する「PFPインナーチューブ」はカスタムジャパンのプライベートブランド。ほかにも多彩なブランド商品を展開しており、その信頼性は折り紙付きだ。

株式会社カスタムジャパン・公式キャラクター「サンキューボーイ」。
見たことがあるライダーも多いのでは?

純正同等のクオリティを実現できる理由とは?

PFPのインナーチューブの強みは「製造品質の高さ」だ。製造は高精度な加工が可能な専用工場で行われ、厳しい品質基準をクリアした製品のみが出荷される。そのため、寸法の精密さや素材の強度、剛性といった基本性能は純正品と遜色のないレベルを実現している。

また、複数の実車において実装・テストされた上で開発が進められているため、単なる代用品ではなく、高耐久・高精度の補修パーツとしての信頼性を持っているのだ。

純正フォークが高額な理由とは?

インナーチューブの内部にはスプリング、カラー、ダンパーロッド、フォークオイル、シール、メタルといった様々な構成パーツが組み込まれている。それらが動くことによって適正な減衰力が発生している。
…のだが、分解図でインナーチューブだけを見ると「ただの筒じゃん! なんで純正は4~6万もするの?」疑問に思うライダーも多いだろう(もちろんだだの筒ではない)

矢印のパーツがインナーチューブ。97年式のCB400SF(NC31)純正品の場合、新車当時は左右で約3万3,000円。2025年は価格が上昇して約4万3,000円になっている(引用:本田技研工業株式会社 CB400SFパーツリスト)

そんな疑問をカスタムジャパンに投げかけたところ、純正インナーチューブが高額になる背景には以下の要因があるという回答だった。

・有名ブランドや大手工場での製造
・長期間にわたる研究開発コスト
・日本国内の人件費や物流コスト

これらのコストが上乗せされると高額化は避けられない。しかしPFPは、インナーチューブ単体に焦点を絞ることで、性能を維持しながらコストダウンを実現
結果、ライダーの負担を大幅に軽減する選択肢となっており、それが広く支持されているというわけだ。

PFPインナーチューブの対応車種

ホンダ

車種年式カラー税込価格備考
CB400SF(NC39)02-07ゴールド1万5,488円
CB400SF(NC31)97-98シルバー1万1,858円
スティード(400)シルバー1万1,858円
CBR250R(MC41)シルバー1万1,858円
ホーネット(MC31)96-01ゴールド1万5,488円
ジェイドシルバー1万1,858円
Vツインマグナシルバー1万1,858円
FTR(MC34)00‐17シルバー1万1,858円
NSR5087-94シルバー1万1,858円 NSR80(88‐90)にも適合

【対応車種一例】

CB400SF(NC39)
スティード(400)
CBR250R(MC41)
ホーネット(MC31)
FTR(MC34)
NSR50(NSR80)

ヤマハ

車種年式カラー税込価格備考
R1-Z90-92シルバー1万1,858円
ドラッグスター250シルバー1万1,858円
ビラーゴ25089‐07シルバー1万1,858円

【対応車種一例】

R1-Z
ドラッグスター250

スズキ

車種年式カラー税込価格備考
GSX250R13-19シルバー1万1,858円

【対応車種一例】

GSX250R

カワサキ

車種年式カラー税込価格備考
ゼファー(400)89-95ゴールド1万5,488円
ZRX(400)/ZRXⅡ98-05シルバー1万5,488円年式により価格が異なる
ZRX(400)/ZRXⅡ94-96シルバー1万1,858円同上
ニンジャ400(EX400G)シルバー1万1,858円
バリオス91-96シルバー1万1,858円
ニンジャ250R08‐12シルバー1万1,858円
Dトラッカー99-07シルバー1万1,858円KLX250にも適合
エストレヤ92‐13シルバー1万1,858円
ニンジャ400(EX400G)
ニンジャ250R
Dトラッカー
エストレヤ

今後のラインナップにも期待!

PFPのインナーチューブは現在も対応車種を拡大中だ。詳細なラインナップは随時更新される予定で、今後ますます多くのユーザーにとって頼れる存在になるだろう。

インナーチューブは、安全性に直結する重要なパーツ。その性能を犠牲にすることなく、手頃な価格で交換できるPFP製品はライダーの心強い味方。サビや歪みが気になる人は、ぜひチェックしてみよう!

(編集協力:株式会社カスタムジャパン)

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