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児島ジーンズ流のペインターワークパンツを楽しもう

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

数あるアメカジアイテムの中でも、ジーンズやGジャンに並び王道とも言えるアイテムがペインターワークパンツです。やや太いシルエットのボトムスに、大型のツールポケットやハンマーループと呼ばれる工具をひっかけるループなどを装備したペインターワークパンツは、19世紀後半のアメリカで誕生したアイテムです。その名前や装備の通り、ペンキ職人や建築の仕事に携わる大工たちのために生み出されたもので、生地にはデニムはもちろん頑丈なダック地などを採用しており、その耐久性の高さも特徴のひとつです。こうした実用的な装備は現代のワークシーンでも重宝されているほど。

児島ジーンズではかねてからアメカジの王道たるペインターワークパンツをラインナップしています。現在のラインナップはデニム、ヒッコリー、インディゴ・ヘリンボーンの3種類です。ここからはその特徴について見ていきましょう。

デニムとヒッコリーのペインターワークパンツ、RNB-1200
価格:1万5400円(税込)

RNB-1200は国産のデニムとヒッコリー生地を使用したコットン100%のペインターワークパンツです。シルエットはワークウエアらしく、ワイドなシルエットが特徴です。

上の写真はデニム生地のRNB-1200です。美しい深みを持つインディゴブルーに生えるホワイトのトリプルステッチは、実際のハードなワークユースを想定しているディテールで、引っ張り強度も高められています。さらにベルトループは普通のジーンズとは違い、7本装備しているので屈んだりするような状況でもフィット感を高めています。

こちらは鮮やかなストライプ柄が目をひくヒッコリー生地のRNB-1200です。デニムと同様に国産の上質な生地を使用したペインターワークパンツです。ヒッコリー生地は、その明るくさわやかな色合いもあって、夏場のボトムスとしても人気があるアイテムです。ハンマーループ等の装備もより引き立つ印象ですね。普段からデニムを愛用する人の中には、いつもボトムスが暗い色になってしまう……そんな悩みを持つ人もいるかもしれません。そんな時にはヒッコリー生地のペインターワークパンツがおすすめ。明るいカラーのスニーカーはもちろん、ワークーブーツとの相性も抜群です。

独特のストライプが魅力的なヘリンボーン生地のRNB-1200H
価格:1万7600円(税込)

そして今回メインでご紹介するのがインディゴ・ヘリンボーン生地のRNB-1200Hです。そもそもヘリンボーン生地とは「ニシンの骨」を意味します。英語では“Herringbone”で、herring=ニシン(魚)、bone=骨、これが語源であり、生地の表面がニシンの骨のような模様を持つことからそう呼ばれているのです。

デニム好きの方ならWW2中に販売されていたジーンズ、いわゆる「大戦モデル」のポケット布地にオリーブカラーのヘリンボーン生地が使われていることもご存知でしょう。

ワイドなシルエットやハンマーループ、ホワイト糸のトリプルステッチなどの仕様はデニムやヒッコリーのRNB-1200と同様ですが、厳選した国産のインディゴ・ヘリンボーン生地を使用するRNB-1200Hは、その特徴的な生地の柄が個性的な1本です。縦に入るストライプ模様はヒッコリーでは線が細く、ピッチが狭いことに対して、インディゴ・ヘリンボーンでは濃淡のある太目のストライプが特徴的です。

ここからはRNB-1200とも共通する各部の作りを見ていきましょう。

実用的な装備とタフな縫製が魅力のペインターワークパンツ

ベルトループはフロント側に4本、バック側に3本装備しています。通常のデニムジーンズでは、フロント側に2本、バック側に3本のベルトループを装備していますが、ペインターワークパンツではフロント側に2本のベルトループを追加。これにより、屈んだり下半身を大きく動かした際に、ベルトがずり上がるのを防いでフィット感を高めています。

さらに大きな生地をつなぐ各部では、縫製にトリプルステッチを採用しています。日々ハードな仕事に打ち込むためのワークウエアですから、作業中に生地の継ぎ目が裂けたりしないように、生地の切り返し部にも強度が必要なのです。そのため、ワークベストやカバーオールなど定番のワークウエアでは切り返し部分に必ずと言って良いほどトリプルステッチを採用しているのです。生地をつなぐステッチが多い分、引っ張り強度にも優れるというわけです。

ここからはさらに特徴的なディテールをご紹介します。ペインターワークパンツでもっとも象徴的な装備が大型のポケットとハンマーループです。フロントのポケットは、入り口を大きく斜めにカット。袋布も大きめでここだけでも収納力は抜群です。もちろん、コインポケットも装備しています。

右の太もも部分にはツールポケットを装備しています。ペインターや大工仕事で必要な細長いスケール(定規)をはじめ、スクレーパーやペンチなどの工具、さらにペイント用の筆を入れたり、フロントポケットではしゃがんだ時に長ものは邪魔になりますが、ここなら姿勢を問わず長ものを収納できます。現代的な使い方なら、大型のスマートフォンを入れるにもちょうど良い装備です。特にバイクに乗る際にはフロントのポケットにはあまり物を入れたくないですよね。そんな時にはこのツールポケットが重宝します。

そしてもうひとつの特徴的な装備がハンマーループ。これなくしてペインターワークパンツは成り立たないほど。その名の通り、このハンマーループはハンマーヘッドを引っ掛けて使うための装備です。日常的に大工仕事をする人は少ないかもしれませんが、バイク整備から日曜大工まであると便利な装備がこのハンマーループなのです。

またバックのポケットも通常のジーンズに比べると大型で深め。ロングウォレットなども楽々収納することが可能です。このポケットの縫製も強度を高めた作り。いまとなってはファッションアイテムのペインターワークパンツですが、児島ジーンズの確かな縫製技術と各部のディテールは、実際のハードワークにおいてもたしかなタフネスを実現していると言えるでしょう。

もちろんボタンやジッパー、リベット類は児島ジーンズのオリジナル。ワイドシルエットかつ股上が深めのシルエットは夏場でもボトムスが下半身にまとわりつきづらいので、快適に過ごせそう。また、特徴的なトリプルステッチの裏側は赤い糸になっているので、裾をロールアップしてチラ見せするのもアリ。

今回は児島ジーンズのペインターワークパンツについてご紹介しました。ジーンズとはひと味違う独特のディテールは、チノパンやジーンズなどスタンダードな5ポケットパンツにちょっと飽きてしまった方にもおすすめ。インディゴ・ヘリンボーン、デニム、ヒッコリーの3種類の中からお気に入りの1本を見つけてみてはいかがでしょう?

(編集協力:株式会社フック)

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