
スロットル、ブレーキ、クラッチ、ウインカーなど、ライディング中に手や指で行なう操作は多い。その手や指が寒さで冷えてしまうと、感覚が鈍くなり操作ミスを起こす原因にもなってしまう。そこで走行中に手や指を暖められるアイテムとして人気となのが、グリップヒーターだ。グリップヒーターは車体から電源を取ることで長時間使用でき、薄手のグローブを着用できるので手や指の操作性を損なわない。
そうしたグリップヒーターの中でも、万一の故障や不良に6カ月保証で対応する「安心」、創業67年の老舗パーツブランド製の「信頼」、数万個以上の累計販売数の「実績」で大人気となっているのが「キジマGHシリーズ」だ。そしてその「キジマGHシリーズ」に進化型となるニューモデル「GH11」が登場! その進化の詳細を紹介しよう。
スイッチをスリム化して、さらに操作しやすくなった

ニューモデル「GH11」の電源ON/OFFと5段階の温度調節を兼ねるスイッチボタンを、従来モデル「GH10」よりも小型スリム化することに成功。ハンドルまわりがスッキリ見える車体と一体感のあるデザインは、バイクのスイッチボックスに隣接して位置しウインカーやホーンの操作性を損なわない。心地よいクリック感があり、誤作動のリスクを軽減する。



どのレベルでもすぐに暖かい「オート急速加熱機能」を追加

「GH11」はスイッチボタンを押すことでハンドルから手を放さずに、レベル1からレベル5まで5段階に温度調整ができる。そして、各レベルに合わせてLEDインジケーターが、ブルー→グリーン→イエロー→オレンジ→レッドと変色する。
レベル5のレッドの次は出力0%のレベル0に戻るロータリー式だが、どのレベルでも3秒以上スイッチボタンを長押しすると電源をOFFにできる。そして電源OFFからスイッチボタンを1回押すと、電源OFFにしたレベルから再加熱するメモリー機能も搭載。すぐに常用しているレベルで再使用できる便利な機能だ。
またアイドリング時や低回転時などで電圧が11.5Vより低くなる場合は、スイッチボタンがレッドで点滅し、加熱を自動で中止するカット機能も搭載。車載バッテリーの負担を軽減している。

(右)ニューモデル「GH11」温度上昇グラフ
室温26℃でのレベル毎の時間経過によるグリップ右側単体の温度上昇グラフ。実際はグローブや外気などへの熱伝導による冷却があるので、測定結果は参考値となる。
電源ONから5分経過時、従来モデル「GH10」では温度レベルが低いほどグリップ温度も低くなっていた。しかし、ニューモデル「GH11」は、レベル1~3で自動で作動する「オート急速加熱機能」を搭載したことで、レベル5と同等の昇温速度を実現。どのレベルに設定しても、すぐに暖かさを感じられる。「GH11」は歴代シリーズ最強モデルに進化しているのだ。
豊富なサイズ展開で、さまざまなスタイルに合わせられる!

従来モデル同様、バーエンドキャップが付属することでオープンエンド/クローズエンドの両タイプに対応可能だ。
・標準ハンドル用(ハンドル径22.2mm)は、グリップ長115(実寸116mm)/120(実寸122mm)/125(実寸127mm)の3タイプ
・インチハンドル用(ハンドル径25.4mm)はグリップ長130(実寸132mm)
全4タイプをラインナップし、愛車に合わせてぴったりのサイズを選択できる。
*取り付ける車両によっては、純正のスロットルパイプを加工する必要もある。また125cc以下に多い、バッテリー容量や発電量の少ないバイクへ装着すると、暖まらなかったり、バッテリー上がりを起こすこともあるので、購入前に適合確認をしておきたい。

ダイヤ柄デザインで、さらに握りやすい!


握る部分は従来のスリット柄からダイヤ柄へ、新デザインに変更されている。
握る部分をダイヤ柄のデザインに変更することで、グリップ性を向上。標準ハンドル用のグリップ外径33mm、インチハンドル用のグリップ外径36mmと、純正グリップとほぼ変わらない外径に収めることでしっかりと握ることができ、滑りにくいので良好な操作性も実現している。暖かさを実感しやすく、快適な使用感を得られるのが大きな特徴だ。
創業67年のキジマ製で、万一の故障・不良にも6カ月保証で対応。高い信頼性と安心感があり、コストパフォーマンスも充実した「GH11」は、この冬いちばんのおすすめグリップヒーターだ。
スペック

グリップヒーターGH11
・価格:各¥20,350(税込)
・標準サイズ用(φ22.2mm):全長(表記)115mm/120mm/125mm
・インチサイズ用(φ25.4mm):全長(表記)130mm
・消費電力:13.5V 8W(レベル1)~38W(レベル5)
・保証:6カ月
(編集協力:株式会社キジマ)







