リーズナブルで汎用性が高く、日常からツーリングまで幅広く使える「樹脂製トップケース」
その人気メーカー「GIVI・SHAD・フルヒトロス」の3モデルを比較・検証するシリーズの最終回は、実際に林道ツーリングで使用してみた「実用レビュー」です!
なお、同時進行中のアルミトップケースのツーリング実用レビューは「SHAD」と「フルヒトロス」だったので、今回は「GIVI:B32NB-ADV BLOD(以下、GIVI)」と「フルヒトロス:SHIELD S(以下、フルヒトロス)」を、それぞれセローちゃんに付け替えて検証してみました(SHADさんゴメンね)




収納力を比較
まずはGIVIとフルヒトロスの収納力の違いですが、これは「ほぼ互角だけど各々の特徴がある」という結果に至りました。
ちなみに今回入れた荷物は「レインウェア、メッシュグローブ、レギュラーグローブ、大きい水筒(ペットボトル)、小さい水筒、書類、ヘッドライトとか熊よけ鈴などが入っているポーチ、電動エアーポンプ、工具セット、ネックゲイター、帽子、軍手、ガジェットポーチ」で、どちらも余裕で全て収納できました!
GIVI|深さがあるから荷物をポンポン入れやすい

さて、肝心の「各々の特徴」は、GIVIはスクエア形状かつ深さがあるので、ポンポンと荷物を突っ込みやすい反面…ちょっと長めの荷物の端やジッパーが引っかかって、蓋を閉めにくいことが何度かありました。
FURCHTLOS|横長スペースで長い荷物も収めやすい
一方フルヒトロスはデザイン重視の形状+浅めの収納スペースで「ポンポン突っ込み方式」には向いていませんが…ヒンジのある方の形状が”横長”になっているので、そこに「長めの荷物を入れると引っ掛かりにくい」というメリットを発見した次第です。


蓋の開きすぎ防止ストッパーの有無はどう影響する?
ちなみにGIVIとSHADには「蓋の開きすぎ防止ストッパー」が付いています。一方で、フルヒトロスはこれが無いのことがデメリットだと思ってました。が!…実は開きすぎる蓋が「荷物整理をする際の一時荷物待避スペース」として活用できることが判明しました!

コレはまさに「実際にツーリングで使ってみないと分からないメリット」で、バイクから外した状態で蓋を開けると…ストッパーがないから勢いでケースが倒れる…というデメリットが発動します(お茶目)


そしてそして!例えばツーリング中にお土産を物色してみたり、日中暑くなってジャケットのインナーを取り外してみたり…と!要は突然荷物が増えるシーンに遭遇した際は、GIVIの「ツーリングネットで天板に荷物を括り付けられる」という特徴が素晴らしく便利でした。



ライダーとトップケースとのクリアランスを検証
お次はライダーとトップケースのクリアランスの比較ですが、当然ながらどちらも「背中に干渉するんですけど!ぷんぷん!」なんてことはございません。
しかし、ライダーとのクリアランスがあまりに狭いと、シートバッグやボディバッグを装着できない可能性があるので…ツーリング中に実際に跨った状態で検証してみました!
FURCHTLOS、GIVI | 余裕は十分あり!
結果としてはGIVIはケースの背面がストンと落ちている”絶壁型”なので、多少後ろに座ってボディバッグを装着しても、全くもって1mmも干渉する要素がなく…フルヒトロスは多少背面が出っぱってはいますが、それでも普通に座る分には干渉要素はありませんでした。
なので、個人的にはどちらもシートバッグを装着できる余裕もあると感じました(小さめのシートバッグがなくてゴメンなさい)


林道を走っている時の安定感
今回、僕が最も緊張したのが「林道を走っている時の安定感の検証」ズバリこれです!
恐らく一般的には「ケースを装着したままオフロードを走る行為は自己責任・補償の対象外」となるケースが多いとは思いますが…実際オフ車に装着したら、そりゃ〜林道を走るケースが当然出てきますよね?
なので、常に「ケースが落ちたらどうしよう…」と心配しながら林道を走ってみましたが、結果どちらも全く問題なかったです!


FURCHTLOS、GIVI | 林道の振動でもケース、プレートともに影響なし
それぞれ林道走行直後に、ケースやベースプレートの歪み、それからボルトの締め付け具合も確認しましたが、特にダメージを受けた形跡はございませんでした!
もちろん、林道を走るために限界ギリギリまでボルトを締めつけた!ネジロック材を塗りまくった!…なんてマッチョなことは一切してませんのでご安心を(僕は何事もスマートな男です)


荷物の取り出しやすさを比較
林道ツーリングではエアゲージを取り出したり、汗をかくので飲み物を取り出したり、こっちのグローブやあっちのグローブを取り出したり…とにかく荷物を取り出す回数が多いものです。
FURCHTLOS|鍵を回すだけ!荷物を素早く出し入れできる
だからこそ「荷物の取り出しやすさ」は極めて重要なポイントで、特にフルヒトロスの鍵をチョコっと回すだけで解錠・蓋開けできるシステムは、林道ツーリングとの相性が抜群です!
ちなみに蓋を閉める時も、ケースに蓋を押し付けるだけの簡単仕様となっています。




GIVI|片手で開閉でき、持ち運びやすいハンドルも便利
続けてGIVIの解錠・蓋開けに関しては、鍵を回した後に「ボタンを押す」という一手間が加わりますが、こちらも他のケースよりはイージーだと思います!
解錠も施錠もワンアクションのフルヒトロスはもちろんですが、GIVIも基本的に片手だけでの解錠・施錠が可能で、特に”立派な持ち手”のお陰でフルヒトロスより蓋を開けやすく、バイクから外した後の持ち運びも楽ちん!というメリットもあります。
そして、「ボタンを押す」という一手間は増えてしまいますが、構造上フルヒトロスは”インロック”ができてしまうので….GIVIは「ボタンのお陰でインロックができない仕様」なのが、おっちょこちょいな方には逆にメリットかもしれません(例:うちの奥様)





スマートな見た目だけじゃない!FURCHTLOSはツーリングでも実用的だった
今回、GIVIとフルヒトロスを林道ツーリングで使ってみた結果は、「どちらも甲乙つけ難い!」というなんとも優柔不断な結果となりました。
ぶっちゃけ、はじめはアドベンチャー仕様のGIVIの圧勝かと思ってましたが…蓋を開けてみればフルヒトロスも林道適正が高く、そのスマートな見た目だけでは分からないメリットを発見できました!
容量的にはGIVIが32L、フルヒトロスが35Lと異なってはいますが、それぞれ収納スペースの形状が異なるので…単純に「フルヒトロスの方が収納力が高い」とも言えず…むしろポンポン荷物を突っ込める+ツーリングネットを使えるGIVIの方が助かるシーンも多々あると思います。
だからこそ!そうです!だからこそ選べません…結論:2個揃えましょう!ついでにSHADも!…ということで、お後が宜しいようで♪










