【brandpickup】
すべての二輪好きへ、新しい価値を提供するモータリスト
ファンティック・キャバレロをはじめ、SYMやランブレッタなどの輸入車を取り扱う“モータリスト”から電動スポーツバイク「FELO FW-06」が日本へ導入された。
ファンティックの電動バイクや独自の電動キックボードなど、電動モデルを積極的に取り扱うモータリストだが、今回満を持してFELO FW-06を日本市場で発売することとなった。
先進のリチウムバッテリーと世界唯一の自動ギア式変速機を搭載
FELO FW-06は、2019年のEICMAで発表して以来、熟成を重ね、開発を進めてきた電動スポーツバイク。これまでの電動スクーターとは一線を画す新世代の電動バイクの提案を実現するべく、商品化を実現させた。
先進のデザインを採用しながら、15万㎞以上にも及ぶテスト走行を繰り返し、完成度を高めた。中でもバッテリーの製造方法は他にない特殊なものであり、1枚の紙を折り紙のようにたたむ製法が取られている。これによりバッテリーの劣化管理をすることが可能となり、他には無い5年5万㎞というバッテリー保証を実現することができたという。
また、世界で唯一の電動モーターサイクル向け自動ギア式変速機であるATSを採用したことで、スムーズな加速を実現している。
優れた冷却力とフレームの強度を向上させるバッテリーパック
冷却フィンを効率よく配しながら高強度をもって設計された専用のバッテリーはフレームの強度メンバーとして機能できるよう設計されている。フレーム重量を30% も減少させながらも、強度を50%も向上させることに成功している。なお、充電時間は空の状態から5〜6時間でフル充電できて、航続距離は140kmとなっている。
モーター特有の出力を快適に変速するオートマチック トルク システム (ATS)
世界で唯一の電動モーターサイクル向け自動ギア式変速機であるATSは、第6世代にまで進化し、強力なモーターが発生させるトルクを受け止め、マシンをスムースに加速させる。
スポーティでスタイリッシュなフォルムと先進装備を融合
スポーティでスタイリッシュなフォルムが特徴のFW-06だが、MotoGPマシンのようなウィングレットを備え、これにより積極的に空気の流れを活用してマシンのスタビリティを向上させるとともに、モーター部分への冷却風の導入によって安定した駆動力を発揮させることにも一役買っている。
また、FW-06専用に設計されたフレームは、スポーツモーターサイクルとして設計され たもので、一般的なスクーターからは想像できないほどの剛性を誇っている。
装備面では新世代のEVスポーツバイクらしく、フルLEDのランプ類をはじめ、デジタルメーターなども装備している。
電動バイクならではの爽快な加速は病みつきになる!
実際の走りは電動バイクならではの爽快な加速を味わえる。アクセル操作は少し丁寧に行う必要があるが、モーターならではのアクセルに即座に反応するレスポンスの良さは実に気持ちいい。
マスの集中によるスポーティーなハンドリングもFW-06ならではだと感じた。軽量コンパクトな車体のため街中ではキビキビと軽快に走ることができた。ちなみにこのFW-06は中型自動二輪免許で乗ることができる。
FELO FW-06
●価格:990,000円(税込)
●全長×全幅×全高(筐体)1832(1700)×711(570)×1087(1040)㎜
●定格出力:5,000W(5kw)
●最高出力:10,000W(10kw)
●軸距:1236㎜
●車両重量(バッテリー込み):121㎏
●シート高:784㎜
●バッテリー容量:96V 58Ah Lithium Square battery
●最高速度:110㎞/h
●走行可能距離:140㎞(NEDC)
●タイヤサイズ:F110/80-14、R140/70-14