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昨年、11万kmを越えた我が愛車。普段の仕事からプライベートまで走り回った結果である。消耗品は定期的に交換しているが、それ以外はそのまま。そろそろ何かした方がいいかなと思ったときにガソリン添加剤の話を聞いた。せっかくだから試してみようかな、と気軽な気持ちで量販店に向かった。
愛車は1999年式・11万kmオーバーのスポーツツアラー
ボクは普段からバイクを移動手段にしている。機動力が高いし、有料道路代やガソリン代、出先での駐車場代などが節約できるからだ。なによりボクがバイク好きっていうのがイチバンの理由なんだけど。
現在の愛車はVFR800(RC46・1999年モデル)。日本ではそれほど人気にはならなかったが、カムギアトレイン式のV型4気筒エンジンをアルミフレームに搭載。スイングアームは片持ちというなかなかの造り。現在の白バイ・CB1300Pの前が同型のVFR800Pだった(厳密に言うと形式は違うけど)。だからベテランライダーの中では白バイの印象が強い人も多いかな。
このバイク、エンジンはパワフル&スムーズ。またフルカウルなので高速道路を使った長距離移動なんかも余裕でこなせちゃう。ボクはパニアケースを装着し、仕事道具を入れられるようにしているから本当に使い勝手が良い。
あまりに便利なもんだから、2018年に5万4000kmほど走っている個体を入手して以来、毎年1万kmほど乗っていて現在の走行距離は…
11万6334km!あらためて見てビックリ。6年で約6万2000kmか。結構走ったねぇ。
この間、やったことといえば購入直後に滑っていたクラッチを交換してステムやホイールのベアリングを一新。ポジションをあわせるためにバーハンドル化、積載量を増やすため汎用パニアケースを装着したくらい。あとはエンジンオイルやオイルフィルター、エアクリーナー、プラグなどの消耗品を定期的に交換しているだけ。それだけで今までノントラブルで走ってくれている。ホンダのバイクはすごいなぁ。
でもバイク便で使っていたCB400SFは「消耗品の交換だけで30万km以上走った」なんて話も聞くから、まだぜんぜん平気だね(笑)。
そうはいっても気になるエンジンの疲労
現在は不具合なく走っているVFR800。しかし長年の疲労が溜まっていることは間違いない。本人は不具合はないと思っているけれど、新車のときの性能に比べれば低下しているのは間違いないしなぁ(中古で買ったから知らないけど)。…なんて一度気になりだすとどうにも止まらない。あれやこれや回復方法を考えるが、コストや使えなくなる時間のことを考えると大掛かりなコトはできないし…と思っていると、バイク仲間から「添加剤を使ったらイイ感じになった」なんて話を聞いた。彼が乗っているのは80年代の空冷4気筒バイク。詳しく聞いてみると添加剤はガソリンに混ぜるやつだという。ちょっと気になったので調べてみることに。
するとelfからこんな製品が出ていることを知る。
その中の<コンプリートエンジンクリーナー>の説明を読むと
「燃料系統の洗浄性能はもちろんのこと、摩耗防止性能と省燃費にも優れた燃料添加剤です。ハイブリッド車から旧車まで大切なエンジンを守り、エンジンの性能を最大限に引き出します。」
とある。これは旧車でもなく、現行車でもない1999年式のVFR800にも良さそうだ。
さっそく良く行く量販店、ナップスベイサイド幸浦店(https://shops.naps-jp.com/shoplist/sachiura/)へと向かった。
買ってすぐに試せるのがガソリン添加剤の強み!
ウチから40分くらいのところにあるナップスベイサイド幸浦店。アパレルからケミカル、カスタム&純正パーツなど品揃えが豊富なので、普段からよく買い物に行くお店だ。
店内にあるケミカルコーナーに行くと膨大な量の商品が並んでいる!
そこで探してみると…添加剤のコーナーにあった!
<オクタンブースター>の「パワーアップ」の文字も気になるが、なにより今回は長年の疲れを癒やすのが目的なので「完全洗浄、摩耗防止」を謳っている<コンプリートエンジンクリーナー>に決定。
ナップスベイサイド幸浦店の遠藤店長に話を聞くと「ガソリン添加剤は一定の需要がある製品」でリピーターも多いという。なるほど、使っている人は結構いるみたいだなぁ。
買っちゃった。
ナップスでは在庫がなくてもすぐに取り寄せてくれるというからありがたい。
さっそくガソリンタンクに投入! その効果は…
こういう添加剤はしっかりと計って入れたほうがいい。必要以上に多くても効果が高まるものじゃないから、規定量だけ入れたほうが経済的。というわけで、100均ショップで計量カップを購入。
<コンプリートエンジンクリーナー>の説明書を読むと、混合割合は、「ガソリン10リットルに対して約50ml」とある。VFR800のタンク容量は21リットルなので、約105mlといったところ。
ガソリン満タンのタンクに流し込む。ひと息おいてスタートした。
WEBサイトをみると、効能として
・インテークバルブのデポジット(IVD)を除去してエンジンパワーを回復させます。
・インジェクターやキャブレターなどの燃料噴霧装置をクリーンに保ちます。
・特殊な摩擦軽減剤の配合によりエンジンを摩耗から守り、省燃費へも貢献します。
・低温度下でのエンジン始動性に優れ、バルブスティックを防止します。
・燃料タンクや燃料ポンプなどの燃料系統パーツを防錆し腐食から守ります。
・燃料の酸化劣化を遅らせて、燃料の本来の性能を長期にわたり発揮します。
・排気ガスをクリーンにして環境に配慮します。
とある。この中で実際に乗って感じられるのは「エンジンパワーを回復/省燃費/エンジン始動性」あたりだろうか。
と、十数分ほど走ったところで変化を感じた。信号からスタートするときや道路が混みあったときに多用する低回転域での振動が明らかに減っているのだ。これには驚いた。「古い空冷Vツインエンジンなどでは感じやすい」とは聞いたけれど、まさか1999年式のV型4気筒エンジンで感じられるなんて。
正確にいうと<コンプリートエンジンクリーナー>を入れるまで自分のバイクにそれほど振動があるなんて思っていなかった。普通にスムーズなエンジンだと思っていたのだが、実は微振動があったことをコンプリートエンジンクリーナーに教えられた感じだ。
さらに吹け上がりのスムーズさも高まっている。「格段に良くなっている」というほどではないが、アイドリングではエンジンが無理なく回って、アクセル操作に対して以前よりも俊敏についてくるというイメージなのだ。
「こりゃ気持ちいいぞ!」
なんだかアクセルを開けるのが楽しくなってきた。
家に帰る途中だったのだが、気分が良くなったのでつい遠回りしてしまった。
ならば燃費はどうだ!? ガソリン添加剤の効果を考える
とにかく走るのが今まで以上に気持ちいい。
ボクはガソリン添加剤の検証など関係なく、VFR800で走るのが楽しくなったので、打ち合わせに行くときも遠回りし、仕事の合間に理由をつけては乗り回してしまった。
WEBサイトに記載してあった「エンジンパワーを回復」に続いて体感できたのは「始動性」だ。アイドリングが安定するのが早くなったのだ。
「それなら燃費も」と期待するところだが、実はそれは大して効果がないかも知れないと感じていた。なぜならあまりに気持ちよくエンジンが回るので、ついアクセルを大きく開けて走ってしまっていたから。自分の走りを振り返ると「むしろ悪くなっているかも」と思うくらい。
195kmほど走ったところで給油し、燃費を計算する。ガソリンが11.24リットル入ったので、計算するとリッター17.34kmだった。…普段とほとんど変わらないじゃん。でも逆に考えれば、いつもよりもアクセルを開け開けで走っていたのにほぼ変わらないってことは、燃費が向上しているとも受け取れる。
う〜ん、もう少し検証してみる必要があるかな。高速道路を使ったロングツーリングに行くと変化が大きく現れるかも知れない。
もうひとつ気になるのは<コンプリートエンジンクリーナー>を入れ終わったあとのことだ。果たして始動性の高さや、なめらかな吹け上がり感はいつまでキープされるのだろうか。
発売元であるトタルエナジーズ・ルブリカンツ・ジャパン株式会社の担当者に聞いてみると、1回入れると洗浄効果で内部がキレイになっているので、しばらくは効果が持続するという。また振動が減ったのは摩擦軽減剤の効果ではないかとも。コンプリートエンジンクリーナーの投入をやめれば徐々にそれらの効果は薄まり、最初の状態に戻っていくのだが、その期間はバイクの車種や乗り方などに大きく左右される。そのため何km、何ヶ月という数字は出しにくいという。それは当然だろう。ボクのように時間があれば毎日でも乗るような人と、月に数回ツーリングを楽しむ人とではまったく状況が異なるのだから。
そこでボクなりに考え、担当者さんにも「そんな方法が良いのでは」と言われた使用法を紹介しよう。
1)しばらく走っていて「エンジンの始動性が落ちてきたな」「振動が増えてきたな」と感じたタイミングで再度投入すると気持ち良い走りが回復。(期間、距離は人によって違うので自分の感覚で判断)
2)ロングツーリングに出発する直前に1回入れると、道中は普通に給油しても帰宅するまで気持ちよく走れる。
3)サーキット走行会など、エンジンを酷使する直前に入れると、吹け上がりが気持ちよくなると同時に、エンジン内部の保護にもつながる。
という感じかな。
とにかく入れてから体感できるまでの時間が短いのがメリットであるガソリン添加剤。
自分のバイクライフのペースにあわせて、効率よく使って楽しい走りを満喫したい。