DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) ストレッチバイクカバー2
屋外、屋根無し、地面未舗装がバイク保管に最も厳しい環境
バイクをコンディション維持するためには保管環境というものが大変重要だ。多くのライダーは愛車にバイクカバーをかけて屋外保管しているのではないだろうか。
雨や太陽光からバイクを保護し、盗難やいたずらを抑止できるバイクカバーは、バイクを屋外保管する以上、必ずかけておきたいものである。
一方でバイクカバーが傷の原因となることも!
バイクカバーをかけていても、どうしても下側の隙間からホコリや砂が侵入してきて、外装表面に付着してしまう。その状態で風が吹いてバイクカバーがバタ付くと、外装表面の汚れが研磨剤となって擦れて、外装に細かなスクラッチ傷を付ける原因となるのだ。
だから大切な愛車を屋外保管するなら、なるべくバイクカバーがバタつかないようにカバーと車体をゴム紐などで縛ったり、地面が未舗装の場合は下にコンパネを敷いたりとか、対策すると良いだろう。
屋内保管でもバイクカバーは必要
そうなると、多くのライダーが理想に思うのがバイクを屋内保管できるガレージだ。しかし、屋根壁があるガレージ保管でも車体にはどうしてもホコリが付着するのである。結局のところ屋内ガレージ保管でもカバーが必要なのだ。
かくいう私の自宅にも妻に毎日、額を地面に擦り付けて手に入れたガレージがあるが、やはりホコリは悩みの種である。
私と同じようにバイク趣味の中でもかなり偏執なバイクメンテだけに喜びを見出す趣味を持つ人は、たいていガレージを持っているが、多くは魅せるガレージとかいう実の無いものとは無縁で、そういった場合、バイクカバーは一般的に使い古したシーツである。
私のもシーツである。
正確には元シーツだった布だ。
使い古したシーツはクタクタで柔らかく具合が良いのである。
私も過去に様々な方のガレージにお邪魔したことがあるが、どんなにすんごい希少なクラシックバイクであっても、一概にきったねえ布の下から現れるものである。
しかしだ。
シーツであると、Vmaxとか図体のでかいバイクであると、頭隠して尻も隠れずホイールもエンジンも露出する。
すると数ヶ月もするとホコリが堆積することになる。
こういった汚れである。
この汚れを乾拭きで拭おうとすると必ず微細な傷が入ってしまう。そして何年もこのホコリ汚れを放置するとなかなか洗っても取れなくなってしまうのだ。
前置きが実に長くなったのだが、そんな屋内保管埃対策に有効なバイクカバーを見つけたのである。
それがDOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) ストレッチバイクカバー2である。
このバイクカバーは、防水性が無いので基本的に屋内や地下駐車場などの雨の当たらないところ専用だ。
1.6倍伸びるのでワンサイズで様々なバイクに対応し、バイクと接する面は起毛素材で傷を入れにくい。
伸びて車体の形状にピッタリフィットするので、シーツなどの布よりも車体にホコリが付着しにくいし、勝手にずれ落ちたりすることも無いのである。
ホコリの付着に悩まされていた屋内保管派には最適なバイクカバーである。
製品には収納袋が付属する。
裏起毛素材なので、実に優しい肌触り。まさに裏起毛スウェットそのものの肌触りである。私の普段着ている一軍スウェットよりもソフトな触り心地である!
ストレッチ素材でかなり伸びる。想像よりも柔らかいので、実際にバイクにかける時とか折りたたむのには少し慣れが必要かも。
実際にストレッチバイクカバー2をVmaxにかけてみた
カバーの裾のところに車体前方向の指定タグがあるので前後の向きはすぐわかる。
車体リア側に先にカバーをかけて前方向に引っ張る。この時点ではとても車体全部を覆えるように思えないのだが……。
ビヨーンと伸びる!ハンガーループ2つをおおよそミラーの位置に合わせる。Vmaxの場合、結構力を入れてカバーを引っ張ったので、車体が動いてスタンドが外れて倒れないように事前にギアを入れといた方が良いかもしれない。
ハンガーループはカバーを干したりするときに使える。フロント側に2つ、リア側に1つ設けられている。
ヘッドライトまで覆えたが、ここからフロントタイヤまでは無理かもしれない。カバーが破れそうで怖い……。
そこでリアタイヤを3分の1くらい露出させてみると、無事前後ホイールまで覆うことができた。Vmaxは全長2.3mなのでかなりでかいバイクだ。Vmaxでもカバーをかけることができたので、ほとんどのバイクはカバーできるのでは無いだろうか? しかし、もっと大きなアメリカンモデルなどは車体を覆いきれない機種も存在するだろう。
旧Vmaxの車体サイズ:2300mm × 1160mm × 795mm
フロントもリアもホイールは3分の2は覆えているようだ。
もうこれ以上伸びないようなパッツンパッツンの状況。
引っ張ってかなりテンションがかかっているものの、カバー裏側の素材が柔らかなので外装に傷が付く心配は少ない。
屋内バイクカバーとしては唯一無二!?
屋内保管派のバイクカバーとしては、ベストな選択というか他に思い当たるのはシーツくらいの物なので、現状唯一の存在なのでは無いだろうか。
シーツよりもカバーの付け、外しはそれはシーツよりも手間がかかるものの、ホコリのガードやなにより見栄えはストレッチバイクカバー2の方が数段も上である。
屋外用バイクカバーのインナーとしても有効かも?
ストレッチバイクカバーに防水性が無いので、バイクカバーから水が染みたら厄介かもしれないが、バイクカバーのインナーとして使用すれば、バイクカバーによる擦り傷もある程度防ぐことができるかもしれない。
あとはサイズバリエーションの拡大に期待
Vmaxにも装着することができたが、もう少しばかり大きなバイク用にプラスサイズができてくれれば言うことなしである。
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) ストレッチバイクカバー2
価格 | オープン |
サイズ | W166 ×L(D)50× H110cm(平置寸法)※推奨適合サイズ:全長2,350mm以下のオートバイ |
材質 | ポリエステル |
品番 | DCC533-GY |
JAN | 4589946143812 |