バイクに乗る時は常に携行できる“ちょうどイイ”4~5リットルサイズ
バイクにとって大敵である雨の季節がやってくる。近年の急な豪雨に遭遇するとバイクはひとたまりも無く、雨具がなければ数分で下着まで浸水する事になる。
身につけるものは乾かせば良いので諦めがつくものの、浸水すると厄介な財布やスマートフォンは絶対に濡らすわけにはいかない。
そんなお手回り品の防水対策に便利なのが4~5リットルサイズの防水ウエストバッグである。
荷物の多いツーリングの際も、身軽な日帰りツーリングや街乗りでも使うことができるし、バイクに乗っている時も、降りて休憩や食事をする時も常に貴重品を肌身離さず携行できるので、紛失対策としても有効だ。
ここでは、各メーカーから発売されている“ちょうどイイ”4~5リットルサイズの防水ヒップバッグをご紹介したい。
メイン気室の開閉方式は各メーカー共通
写真左からヘンリービギンズのDH-737、RSタイチWPヒップバッグ RSB279、KOMINE SA-243ウォータープルーフウエストバッグ5ℓとなる。
いずれも、メインの防水気室はロールトップ式開閉になるのは共通。
ロールトップ式は開口部が大きく荷物の出し入れがしやすいのと、バッグ上部に縫い目やファスナーが存在しないので、雨の侵入経路を持たないのがメリットとなる。
防水ウエストバッグ3製品のスペック比較
スペック | Henly Begins DH-737 | RS TAICHI RSB279 | KOMINE SA-243 |
---|---|---|---|
容量 | 4リットル | 5リットル | 5リットル |
価格 | 4,950円(税込) | 5490円(税込) | 4,290円(税込) |
外寸 | 150mm(H)×260mm(W)×100mm(D) | 180mm(H)×260mm(W)×120mm(D) | 180mm(H)×240mm(W)×130mm(D) |
カラーバリエーション | ブラックのみ | 6種類 | 3種類 |
フロントポケット | 非防水 | 非防水 | 非防水 |
防水ウエストバッグとしての総合力に優れるHenly Begins防水ウエストバッグDH-737
ベーシックなデザインに、必要にして十分な収納力。バイク用に限らず、多機能なバッグは何に使ったら良いのか戸惑うような収納があることも多いが、Henly Begins防水ウエストバッグDH-737にはそういったところも無く、多くのライダーに安心しておすすめできる総合評価の高さがある。
飽きの来ないシンプルなデザインで、普段の買い物とか病院に行く時とかにも使えるだろう。バイク用品にはなかなか無いことでは無いだろうか!?もちろんバイク使用による耐える堅牢性もしっかりと備えている。
メイン気室の他に3つのフロントポケットを装備しており、見た目以上に収納力が高い。
体に接する部分はメッシュ素材で蒸れを防止。クッション性は最小限を確保している。
防水気室の裏地には目の覚めるようなグリーンで、目立たない小さなものでも見落としにくい。
Henly Begins防水ウエストバッグDH-737について詳しくはこちら!
スタイリッシュかつ高機能で普段使いしたいRS TAICHI WPヒップバッグ RSB279
従来のバイク用ウエストバッグには無いような洗練されたデザインと高い機能性を両立するRS TAICHI WPヒップバッグ RSB279。
バッグ底面を防水素材で二重にしたり、夜間ライディングの安全性にも配慮した反射素材を各所に配するなど、細部に渡る完成度の高さが好印象だ。
スリムに見えるデザインながら、容量も5リッターを確保。女性のライダーにもおすすめだ。
フロントポケット内は非防水となる。容量も多くは無いが、中にポケットが設けられているなど、細部にまで気を配った造り込みが見える。
体に接する部分のクッション素材は、メッシュ素材を採用。クッション性も良好。
防水気室部分は、他メーカーの防水ウエストバッグとは違って裏地と表地が一体化されており、すっきりとした印象。
RS TAICHI WPヒップバッグ RSB279について詳しくはこちら
他の追随を許さない圧倒的収納量KOMINE SA-243ウォータープルーフウエストバッグ5ℓ
ウエストバッグの概念を打ち破るような大容量収納を誇るコミネSA-243ウォータープルーフウエストバッグ5ℓ。メーカー公表の容量は5リットルだが、さまざま荷物を入れていくと、5リットル以上に入ってしまうのではないかと訝しんでしまう。
とにかく今回ここで紹介した3つのウエストバッグの中でも、収納量で決めるならこれ一択である。
小柄な女性だと体の横幅からかなりはみ出ることになりそうなビッグサイズ。その代わり、貴重品だけで無くものによってはツーリングのお土産も入りそうだ。荷物を厳選すれば一泊ツーリングもこれひとつで事足りそうである。
メイン気室の収納量も多いが、収納ポケットの数も豊富である。フロントポケットは厚みがないものの、サイズ的には必要十分。財布もスマホも余裕で飲み込む。蓋部分内側にはさらにメッシュポケットを装備。
体に接するクッションの部分は、3つの防水ウエストバッグの中でも最大サイズでクッション性、通気性共に良好である。
防水気室内には縫い目を持たない溶着防水PVCライナーが使われている。手で触ってみる限りヤワな感じはしないが、尖ったものを収納して破れないように注意したい。
ジャンルはウエストバッグだが、大容量の荷物をウエストベルトだけでは支えきれなくなった時には、付属のショルダーストラップを使用することでバッグがずり落ちるのを防止することができる。