ツーリングの快適さを大きく左右する装備のひとつが、バイク用インカム。仲間との会話やナビの音声、音楽、そのすべてがツーリングの質を変えてくれるのだ。
ただバイク用インカムは選択肢が非常に多く、どれを選べばいいのか迷ってしまうライダーも多いだろう。
そこで今回は、価格を抑えつつ実用性に優れた B+COM ONE/SENA J30/ASMAX F1 Proの人気3モデルをピックアップ。
ツーリングでの利便性/通信の安定感/日常での使い勝手などを軸に、それぞれの魅力を整理しながらご紹介! 価格/機能/人数対応/操作など、自分にとって一番ちょうどいい1台を探してみよう。
スペック比較早見表:B+COM ONE/SENA J30/ASMAX F1Pro

B+COM ONE:国内トップブランドの“シンプル版”

ブランドの信頼性やサポート面で評価の高いB+COMシリーズの「B+COM ONE」 は、Bluetooth通信に特化したシンプルで操作性に優れたインカム。日本ブランドならではのUIと物理ボタンの扱いやすさにより、迷わず直感的に使えることが大きな魅力だ。
2〜4人程度の少人数通話に適しており、音楽やナビ音声との併用もバランス良くこなしてくれる。ナチュラルで聴きやすい音質は、日常の街乗りツーリングからロングツーリングまでストレスなく楽しめる。
装着感が軽く、装備としての付け心地も良好で、初めてインカムを導入する人や、シンプルな機能を求める人にとって使い勝手の良い選択肢。
SENA J30:日本向け“大人数メッシュ”入門機

SENAが日本市場に向けて送り出した「SENA J30」は、低価格ながらメッシュインターコム対応で大人数ツーリングの通話安定性を重視したエントリーモデル。
SENA ならではの安定したメッシュネットワークにより、複数人でのツーリング時も音声が途切れにくく、途中参加・離脱にも柔軟に対応する。操作UI はシンプルで直感的なので、インカム初心者でも迷わず扱えるのが魅力だ。
Bluetooth通信にも対応し、スマホでの音楽・ナビ音声もスムーズに受信できる。また IP67の防水・防塵性能を備え、安心して雨天走行にも使える堅牢性もポイント。メッシュ通信を手軽に体験したいユーザーにとって、最初の一台として検討しやすいモデルだ。
ASMAX F1Pro:初心者でも扱いやすい“日常装備”の完成形

Mesh通信とBluetooth通信を両立する万能型インカム「ASMAX F1 Pro」は、2〜10人程度のツーリングに向く安定した接続性と、音楽・ナビ・会話を同時に快適に楽しめる操作性が魅力。
大きめで操作しやすいボタン配置は、グローブ装着時でも迷わず使える設計になっており、初めてインカムを選ぶライダーにも扱いやすい。
日常使いからロングツーリングまで頼れるスペックを備え、実用性とコスパのバランスが非常に良く、“ちょうどいい”選択肢として幅広いライダーに安心感を与える一台だ。
ポイント別で3モデルを比較してみた!
ツーリングでの使いやすさ
気になるバッテリーの保ち

「B+COM ONE」は音楽再生は20時間も連続使用でき、18時間の通話も可能。1泊2日のツーリングなら充電なしでも保ちそうだ。
「SENA J30」は15時間の連続通話が可能なので、降車時に電源を切り忘れることがなければ1泊2日のツーリングでもギリギリ保ちそう。
「ASMAX F1Pro」は音楽再生時間は20時間だが、連続通話時間は3モデルの中で一番短い……とはいっても14時間使用可能。また、満充電時間が他2モデルが2〜2.5時間なのに対し、F1Proは驚きの60分。しかも高速充電に対応しており、10分の充電で3時間の通話が可能。
結果、どのモデルもツーリング中に大きくバッテリー残量を気にすることはなさそうだ。
休憩時の盗難防止にも関わるマウント

どのモデルもヘルメット装着にはクリップタイプと粘着タイプが用意されているので、自分のヘルメットタイプに合わせて装着可能だ。
B+COM ONEとSENA J30はベースプレートへのマウントはツメでしっかりとハメるシステム。さっと取ることはできないが、比較的楽に取り外せる。
対してASMAX F1Proは最新のマグネット式磁気吸着マウントを採用し、本体をベースに近づけるだけでカチッと固定される手軽さ&取り外しも上下のつまみを軽く押すだけで瞬時の取り外しが可能だ。
しかも、このマウントは本体の着脱が電源のON/OFFとも連動(専用アプリ内で設定可能)しており、装着すれば自動で電源オン、外せばオフになる。
楽に外せると休憩時に簡単に外せて防犯にもなるので、マウント装着システムは地味にチェックしておきたいポイント。
並び順に縛られないメッシュが通信の安定感が強い

「B+COM ONE」は安定かつ上質なBluetooth通信で、とくにB+COMユーザー同士なら絶大な高品質トークを味わえる。通信距離は1.4kmで障害物に少し弱い一面もあるが、距離が近づけば自動接続回復で通話が復活するので安心。
「SENA J30」のグループMESHではプライベートグループを作成し、最大24人のライダーと通信 することが可能。通信距離1.2kmだが、オープンメッシュなら最大通信距離4.8km(見通し良好の場合)で自在に切れ知らずの大人数ツーリングを楽しめる。
「ASMAX F1Pro」は約3km以内での通信距離(見通し良好の場合)を誇り、障害物やコーナリングにも比較強く、信号待ちなどで大きく離れてしまった場合でも、切れたことにも気づかせないほど常に繋がっている体験を味わえる。
日常での使い勝手
専用アプリで利便性アップ!
専用アプリ:B+COM U Mobile APP

B+COMの専用アプリでは、ユーザーマニアルで使い方も安心/可視化できるペアリング状態/好みの音量やオーディオシェアのオンオフなど、出発時のペアリングのイライラ知らず。
専用アプリ:Sena Motorcycles

SENAの専用アプリでできることは少ないものの、ユーザーガイドで使い方も安心/MESHグループを簡単に作成できる。ファームウェアのアップデートをアプリ内でできるのが大きい。
専用アプリ:ASMAX World

ASMAXの専用アプリは実用性に加えて遊び心も満載。ユーザーガイドはもちろん、高速時など風切音の大きい状態での音声の聞こえを調整できるほか、好みのE.Qで音楽を楽しめるだけでなく、LEDインジケーターの光り方まで好みにカスタムできる。
また、3つの接続モードをアプリ上で設定可能、ファームウェアのアップデートもアプリ内でできる。
音声認識でハンズフリー操作!
どのモデルも音声認識に対応しており、スマホのSiriなどを呼び出して操作が可能だ。
「B+COM ONE」と 「SENA J30」は音声認識機能を使用する際に簡単なボタン操作が必要だが、 「ASMAX F1Pro」は音声コマンドでの操作に対応しており、ウェイクアップワード(音声認識キーワード)の「ハイ、マックス!」でスマホの音声アシスタントが使えるだけでなく、走行中でも音楽再生・音量調整・チーム作成/通話応答などをハンズフリーで操作可能だ。
防水性能も必要十分!
「B+COM ONE」はIP67相当/「SENA J30」はIP67/「ASMAX F1Pro」はIPX7と、どのモデルも雨天でも安心して使用できる。
それぞれに正解がある! その中での良き選択を
インカムは、どれか一台が突出して優れているというより、走る人数/ツーリングの頻度/音楽やナビの使い方など「その人の走り方に合っているかどうか」 で評価が変わる装備だ。
B+COM ONE は、ハイクラスと同等の高音質に洗練された操作性と安定したBluetooth通話で、日常のライドにちょうどいい快適さを与えてくれる。
SENA J30 は、大人数でのツーリングを気軽に楽しみたいライダーにとって、機能は控えめだが超低価格帯でメッシュ通信の安心感をもっともシンプルに体験できる存在。
そしてASMAX F1 Pro は、少人数から複数人まで幅広く対応し、操作のわかりやすさ、高音質かつ音の聴きやすさ、日常とツーリングの両立という点でとてもバランスの取れた一台。
どのモデルを選んでも、ツーリングの楽しさは確実に広がる。筆者はB+COM SB6XRとSENAのカメラ付きインカムをバイクライフで楽しく活用しているが、やはりかなりお高かった。
もし今「最初の一台」や「セカンドインカム」として迷っているなら、もっとも“いい感じにちょうどいい”バランスを備えたASMAX F1 Proをオススメしたい。
しかも、ASMAX F1 Proは展開・販売/製品に関するお問い合わせ/導入前後の相談/アフターサポートまで、すべて正規代理店であるカスタムジャパンが一貫して対応している。
販売元とサポート窓口が明確で、「どこに聞けばいいかわからない」という不安がない点は、購入時・導入後ともに大きな安心材料となるだろう。
〈製品力 × 販売・サポート体制〉がセットで成立しているブランド・ASMAXは、これからバイク用インカムを選ぶのであれば、安心感と実用性の両面から見てもオススメのブランドだ。
SPEC
B+COM ONE

SENA J30(日本限定発売)

ASMAX F1Pro

(編集協力:株式会社カスタムジャパン)








