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ヤマハの『3気筒』が人気である。2014年に初めて並列3気筒の900ccエンジンを搭載したMT-09が登場。軽い車体にスリムな3気筒エンジン、そして電子制御によるライディングモードの切り替えなど、それまでのネイキッドバイクとは一線を画した異端児として登場。その異端っぷりを敢えて前面に押し出したヤマハによるPRや、一般道での扱いやすさが大ウケして人気爆発。2015年には派生モデルのMT-09TRACER、2016年には同じコンポーネンツでネオレトロなスタイリングを追求したXSR900が登場し、現在に至るまでそれぞれに“濃い”ファン層を確立している。
そして、極めつけとも言えるのが、今年2024年に登場したXSR900GP。かつてのGP500レーサー・YZR500を彷彿とさせるデザインは当時のファンにはノスタルジックな感情を呼び起こさせ、若いバイカーにはSSほど力んでいない「ちょうど良いレーシーな雰囲気」が受け、今話題の1台となっている。
そんな絶大な人気を誇るヤマハ3気筒シリーズのアフターパーツを豊富に扱っているのが『ベビーフェイス』で、今回は転倒・立ちゴケなど万が一の時でも被害を最小限に抑えられることが期待できるスライダー類をメインに、MT-09（’21-’23）、MT-09（’24）、XSR900（’22）に対応するアイテムをフィーチャーしてみよう。
フレームスライダー/エンジンスライダー
もともとは耐久レースから生まれたパーツで、万が一転倒してしまってもフレームやエンジンへの直接的なダメージを最小限に抑えて最後まで走り切る、もしくは可能な限り走り続けるためのアイテム。これはレースに限ったことではなく、ストリートやワインディング、サーキットでのスポーツ走行でも起こり得ること。スライダーを装着していれば転倒した際に車体を滑らせる（スライド）ことで衝撃をやわらげ、ダメージを最小限に抑えることも可能だ。
スライダー本体の素材はジュラコン®（ポリアセタール・コポリマー）を採用。プラスチックの中でもっとも摩擦係数が少なく、耐摩耗性にも優れている。そして転倒時の強烈なショックを吸収する柔軟性を持つポリプロピレンも、NC旋盤で最適なフォルムに削り出して使用している。
アクスルプロテクター
転倒時の衝撃でダメージを受けやすいのが、前後アクスル周り。ここに衝撃を受けるとアクスルシャフトの破損だけでは終わらず、フロントフォークやスイングアームが曲がったりゆがんだりしてしまう可能性が高く、それにともないシャフトが抜けなくなるという悪循環に陥ってしまうことも。そんな最悪の事態を回避するための「転ばぬ先の杖」と言う意味でも装着したいのがアクスルプロテクター。素材には先述のフレームスライダー/エンジンスライダー同様のジュラコン®を採用している。
スライダー＆プロテクターは一度で全部装着がベスト！
なお、各部スライダー＆プロテクターは徐々に買い揃えていくのも良いが、新車の購入を考えているのなら納車時に各部すべてに装着されているのがベストだ。その方が万が一転倒してしまった場合でも衝撃が分散されて各部にダメージが残りにくくなり、修復してからも快適に乗り続けられるのはもちろん、リセールの際にも良い意味で影響を及ぼしてくれるはずだ。
パフォーマンスステップキット
また、スライダー＆プロテクターではないが、自分好みのライディングポジションを追求できるパフォーマンスステップキットも人気が高い。アルミニウム合金やステンレス合金を最新のマシニングセンタとNC旋盤で削り出した超高精度アイテムで、日本のみならず北米やヨーロッパなど、世界中のバイカーから高い評価を得ている。
ちなみに、XSR900GP用にもパフォーマンスステップキットがラインナップされており、同一形式のフレームを使用するMT-09（’21-23）、MT-09（’24）、XSR900（’22）にも装着可能。MT＆XSR用と比較してステップが若干後ろ気味のポジションとなるので、よりスポーティなライディングポジションが好みならば、こちらを選ぶのもアリだろう。
その他、ベビーフェイスではさまざまなカスタムパーツをリリースしているので、サイズや品番、適合車種などの詳しい情報は公式サイトにてチェックしよう！
MT-09（’14-’20）/XSR900（’16-’20）のライダーは下記リンクをチェック!
