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世界を目指すライダーの熱き戦い!MiniGP第4選が鈴鹿サーキットで開催

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目次

世界を目指す未来のライダーたち

Mini-GPとは統一されたレギュレーションで戦うレースだ。10歳~14歳のライダーが参加し、マシンや競技規則、技術規則などを統一し、世界各地で開催されるというもの。

FIM MiniGP国際規則により規定されたOHVALE(オバーレ) GP-0 160を指定車両とし、レース主催者が点検、整備したレンタル車両で走るため、イコールコンディションでライダーたちは戦うことになる。

レースは5大会10戦に渡って行なわる「年間シリーズ戦」。ラウンド毎の取得ポイントの合計により、年間ランキングを決定する。

年間ランキング優勝者には、2023年に開催が予定されている『MiniGP World Final』 に参加する権利が与えられる。『MiniGP World Final』の勝者には次のステップとなる『Road to MotoGP』のプログラム選考会参加または、直接の参戦が提供される。

まさにMotoGPに直結している、未来のライダーを育成するのがMini-GPなのだ。

初開催となった鈴鹿南コースで富樫虎太郎が3度目のダブルウイン!
2023 FIM MiniGPジャパンシリーズ ・第4戦

シリーズ第4戦を迎えた2023 MiniGPジャパンシリーズは、初開催となる鈴鹿南コースが舞台となった。今回の鈴鹿ラウンドが終われば残すは最終戦・MotoUP桶川スポーツランド(9月17日)のみとなるだけに、シリーズランキングを争う上で重要な一戦となる。

初開催だけに走ったことのないライダーも多く、練習に来たライダーもいたが、この日は初めてというライダーもいた。

初開催ということもあり、フリー走行1はいつもより10分長い30分で行われた。厳しい暑さに見舞われている今夏だが、この日も例外ではなく朝から強烈な日差しが注がれ、気温、路面温度も上昇していった。フリー走行1では、暫定ポイントリーダーの #10富樫虎太郎 がセッション序盤で転倒。ハンドルが折れてしまったため再スタートできずコースサイドでセッション終了を待つことになってしまう。そんな #10富樫 を横目に前戦でダブルウインを飾っている #04国立和玖 が、真っ先に56秒台に入れ、56秒710でリーダーボードのトップに立つ。2番手に #07吉原寅之介 が56秒917で続き、57秒015の #15松山遥希 をはさみ、#10富樫 は57秒032で4番手となっていた。

フリー走行2までにマシンを修復した #10富樫 は、56秒308までタイムアップ。#04国立 も56秒386と僅差で続くと、フリー走行3では、#10富樫 が56秒012、#04国立 が56秒040と、公式予選は55秒台の戦いになることが予想された。

#15松山 もフリー走行3で56秒456までタイムを縮め、#07吉原、#08知識隼和 も56秒台に入れて来ていた。

RACE 1

全長1.264km、コーナー数11とMiniGPの行われているサーキットの中では最長となるコースを15周して争われたレース1。フロントロウイン側3番手グリッドの #07吉原 が好スタートを見せホールショットを奪うと、すぐに続く2コーナーをトップで立ち上がっていく。これにポールポジションの#04国立、#10富樫、#15松山、#02土井、#08知識隼和 と続いていく。何とかトップをキープしたい #07吉原 だったが、ヘアピンで #04国立 と #10富樫 にかわされ3番手に降順。オープニングラップは、#04国立 が制し、#10富樫、#07吉原、#15松山 と続いていく。#04国立 がレースを引っ張り、#10富樫 がピタリとマーク。#07吉原 は、やや引き離されていたため、#15松山 は早く前に出たいところだったが、なかなかかわすことができずにいた。3周目のS字コーナー先の右25Rの進入で #15松山 は #07吉原 をかわし3番手に上がるが、前とは差がついてしまっていた。

トップ争いは #04国立#10富樫 が、3番手争いは #15松山 と# 07吉原 が、5番手争いは #02土井#08知識隼和 が繰り広げていた。レース終盤に入ると #10富樫 が動く。残り3周となった12周目に #04国立 をかわしトップに立つと、一気にスパート。最終ラップにファステストラップをマークする走りで #04国立 を引き離し #10富樫 が真っ先にチェッカーフラッグを受けた。#04国立 は悔しい2位。

その後方では、3番手争いを繰り広げていた #15松山 と #07吉原 が最終ラップの最終コーナーで接触転倒。両者とも再スタートできず、そのままリタイアとなるが13位、14位と完走扱いとなっている。2台の転倒により #02土井 が3位となり、#08知識隼和 が4位となった。5位争いは #11蘇勇太 が制し、#14森山龍之介、#05今井勝也、#03知識可穏 と続いてゴールした。

RACE 2

レース2はレース1より3周長い18周で争われた。ポールポジションスタートの #04国立 が真っ先に1コーナーに入っていき、#15松山、#10富樫、#07吉原、#08知識隼和、#02土井 と続いていく。3コーナーのブレーキングで #15松山 が #04国立 をかわしてトップに立つ。そのままオープニングラップを制するが、2周目の1コーナーで #04国立 がトップを奪い返す。3周目の1コーナーでは #10富樫 が #15松山 をかわして2番手に浮上。

この辺りから #07吉原 が遅れ始め、トップ争いは #04国立、#10富樫、#15松山 の3台が繰り広げていく。12周目には #15松山 がファステストラップをマークする走りで一気にトップに立ち、2番手に #10富樫、レースの大半をリードしてきた #04国立 は3番手にポジションを落としていた。16周目に #10富樫 が #15松山 をかわしてトップに立つと、これを逃すまいと #04国立 もホームストレートから1コーナーで #15松山 の前に出ていく。しかし、その直後のS字コーナーで #04国立 が痛恨の転倒。これで #10富樫 と #15松山 の差も広がり、そのまま #10富樫 がトップでゴール。見事今シーズン3度目のダブルウインを達成し、シリーズチャンピオンに王手をかけた。

#15松山 が2位となり、3位には #07吉原 が入り初表彰台を獲得した。4位に #08知識隼和、5位に #11蘇、6位に #02土井 と続いてチェッカーフラッグを受けた。

レース後の選手のコメント

【レース1】・【レース2】 優勝 
#10富樫虎太郎

・ランキング 現在1位

鈴鹿南コースは初開催ですし、他のコースにはない要素があるので、いつもよりも緊張しました。レース中は、相手の動向を見ながら作戦を立ててレース終盤まで様子を見ていました。レース1、レース2とどちらも勝ち抜くことができたので本当にうれしいです。初めて走るコースでも走って、考えて、極めていくことができるように努力しました。今回は最後の最後で、極めることができたと思うので、これからは、どんなコースでも同じことをできるようにしていきたいです。

【レース1】 2位・【レース2】 12位 
#04 国立和玖

レース1は、最初は自分のペースでレースをリードできたのですが、抜かれてからミスしてしまい離されてしまいました。そこから追いつこうと頑張ったのですが届かず2位でした。レース2もトップに立っていたのですが、3台の争いの中で、3番手に順位を落としたときもあったのですが、レース終盤に2番手に上がったところで転倒してしまいました。悔しいレースになったのですが、この経験を生かして最終戦ではスペインに行けるように頑張ります。

【レース1】 3位・【レース2】 6位 
#02土井陽希

レース1はポジションを守るのが精一杯で体力的に厳しい部分がありました。レース2は、その影響があったのか順位を落としてしまったので、もっとトレーニングをして体力をつけた方がいいと実感しました。鈴鹿南コースは、事前にYouTubeを見て藤井選手にコースを歩いてアドバイスを受けましたが、実際に走るのは初めてでした。もう少しコースを攻略することができれば、もっといい走りができたと思います。

TEXT&PHOTO : FIM MINI GP JAPAN SEREAS

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

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