道の駅の特徴
北海道積丹半島の西側に位置する古平町は、昔はニシン漁で栄えた豊かな海の幸と歴史ある漁業文化に育まれた港町である。赤装束の天狗が高さ3mほどの火柱の中を渡る伝統神事「天狗の火渡」は300年以上の歴史ある祭りとして知られている。
『道の駅 ふるびらたらこミュージアム』は2025年4月にオープン。R229沿いにあり、後志自動車道余市ICから約25分とアクセスは良好だ。駐車場にはバイク用の駐車スペースが用意されている。古平町は全国でも有数のたらこの生産地であることから、特産の「たらこ」の世界観をまるごと体験できるテーマパークのような道の駅となっている。
館内はたらこのイメージカラーであるピンク色に統一され、入り口では愛らしいたらこのキャラクターたちがお出迎え。ショップでは、地元加工のたらこや明太子をはじめ、全国から集められた“ピンク色”にちなんだ商品がずらりと並び、ここでしか手に入らないオリジナルグッズも充実。
見どころのひとつ「たらこタイムマシーン」では、古平町のたらこの歴史や、地理的観点からみたたらこと明太子のルーツなどを学ぶことができ、館内にはたらこをモチーフにしたアート作品も多数展示。楽しみながら知識が深まる体験型施設となっている。
レストランでは、たらこが1本丸ごとのった定食やたらフライ丼、明太釜玉うどんなど、たらこや明太子を使ったメニューを味わえる。
道の駅は小樽市街からR5、R229経由で約1時間半、積丹半島を巡るルートの中継地点としても最適だ。近隣には神恵内、美国、積丹岬など風光明媚なツーリングスポットが点在し、日本海沿いの絶景を楽しみながら走るコースとしても人気がある。たらこグルメとたらこのさまざまな展示がある“たらこ尽くし”の道の駅は、古平町ならではの体験を楽しめるスポットとなっている。
施設紹介
バラエティ豊かなたらこ商品とさまざまなピンク色の商品が集められたショップで買い物を、たらこを使ったさまざまなジャンルのメニューが味わえる食堂で食事を楽しめる。
名物＆名産品
◆たらこ塩ラーメン
塩とんこつスープのラーメンの上にたらこが一本まるごとのっている。たらこは崩してスープに溶かすのがオススメの食べ方。スープとたらこのプチプチが一体となって麺に絡む。さらに、残ったスープにご飯を入れて食べる「たらこ塩ラーメンSET」もおすすめ。粉チーズとご飯を投入すれば、チーズリゾット風に楽しめる。
◆たらっぽ（タラフライ×ポテト）
古平町のタラを使ったタラフライとホクホクのフライドポテトに、特製の明太マヨソースがついてくる。明太マヨのクリーミーなソースがフライにベストマッチ！プチプチとした食感も楽しめる。小腹が空いたときにサクッと食べられるお手軽な一品。
◆古平のたらこ食べ比べセット
古平町のたらこの食べ比べができる詰め合わせ。一箱に「株式会社かねきち吉野」「株式会社よ吉野」「株式会社カネト水産」「株式会社ヤマダイふじた」のたらこが入っており、味の違いや食感の違いを楽しめるお得なセットになっている。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆日本海ふるびら温泉しおかぜ
高台に位置する日帰り温泉施設。漁師の番屋をイメージした建物からは、日本海と古平港を一望できる絶景が広がる。泉質はナトリウム-塩化物泉で、濃厚な褐色の湯が特徴となっている。源泉かけ流しの内風呂や露天風呂、サウナも完備し、広々とした休憩室も利用できる。入浴料は大人550円。道の駅から約5分。
◆神威岬 積丹半島を代表する絶景。「積丹ブルー」と称される透明度の高い海と、断崖絶壁が織りなす景観は圧巻で、晴れた日には特に美しい風景が広がる。駐車場から岬の先端までは徒歩約20分の遊歩道が整備されている。岬周辺には地元の海産物を味わえる食事処も点在し、新鮮なウニや海鮮丼を楽しめる。道の駅からR229経由で約1時間。
