2026年3月から4月にかけて開催されたモーターサイクルショー。今年も多くの注目車がお披露目された。ここでは国産車から輸入車まで注目車を一挙ご紹介していこう。
Honda

ホンダのブーステーマは、“未来と伝統が交差する「Next Stage」”
ホンダブースのテーマは「Next Stage」。「バイクを単なる移動手段ではなく、人生を豊かにするパートナーとして、新たなステージへ引き上げる」とホンダモーターサイクルジャパンの室岡克博社長によって宣言された。数多くの車両がお披露目されたが、その中でも注目だったのが、「CB400 SUPER FOUR E-Clutch Concept」。多くのファンが待ち望んでいた400cc4気筒モデルが、最新の電子制御クラッチ「Honda E-Clutch」を携えて登場。来場者から注目を浴びていた。
CB400 SUPERFOUR E-Clutch Concept

「様々なシーンで乗っていて楽しいスタンダードネイキッドスポーツ」を目指したモデル。1992年の初代CB400 SUPER FOURからの歴史あるプロダクトブランドを進化させたモデルとなっている。ファンライドの最大化を目指した車体/足まわりからなる新プラットフォームに、新設計の直列4気筒エンジンを搭載。クラッチコントロールを自動制御する「Honda E-Clutch」やダイレクトなスロットルレスポンスに寄与する「スロットルバイワイヤシステム」など、新型にふさわしい各種の電子制御技術を採用している。
CBR400R FOUR E-Clutch Concept

CBR400RR以来、実に26年ぶりとなる、400ccクラスでの4気筒CBRが登場した。「New Generation Sport “普段使いから得られる高揚感”」を開発コンセプトに、「走りそのものに集中するシーンで得られるより一層の充実感」を目指した。金属を削り出したようなソリッドな面表現を取り入れたフルカウルモデルで、近未来的な灯火器のデザインとあわせて最先端マシンの持つ高い性能を表現している。こちらもCB400 SUPER FOUR同様に先進の「Honda E-Clutch」を搭載。スタイリングはこれまでのフルカウルスポーツモデルとは一線を画した次世代にふさわしい造形美を誇っている。
V3R 900 E-Compressor Prototype

水冷75度Ⅴ型3気筒エンジンをそのままに、排気量を900ccとし、スリム&コンパクトを追求。二輪車として世界初の電子制御過給機の採用により、低回転からハイ・レスポンスなトルクを実現。これにより、900ccの排気量でありながら1200cc相当のパフォーマンスを可能としている。
Honda WN7

WN7は、ICE(内燃機関)車とは異なる静かでスムーズな乗り味に加え、操る楽しさと走る喜びを高次元で実現した電動モーターサイクル。スムーズでトルクある走りと軽快なハンドリングで、風のように自由に走る楽しみを実現している。
CB1000GT

スポーツネイキッドの軽快性や操る楽しさ、ツアラーの快適性や積載性、スーパースポーツのエンジンフィールや動力性能など、多くの要素を1台にまとめあげたスポーツツアラーモデル。直列4気筒エンジンを搭載している。
YAMAHA

「ヤマハで楽しもう」をテーマに様々なモデルを出展
「ヤマハで楽しもう」をブーステーマに、移動手段としての枠を超え、日常をより鮮やかに彩り、自分らしさを表現する相棒としてのモーターサイクルを通じ、ヤマハブランドならではの“遊び心”や“洗練されたスタイル”を提案。国内導入が発表されたばかりのFazzioや昨年末に発表されて人気を博しているWR125Rなど、話題のモデルが数多く出展された。
YZF-R7 70th Anniversary Edition

電子制御スロットルの「YCC-T」を採用したことで、全回転域でスムーズな加速を実現。フラッグシップモデルのYZF-R1由来の6軸IMUも搭載されたことで、より車体姿勢を高精度に把握できるようになった。写真の「70th Anniversary Edition」は200台限定販売。
YZF-R3/R25

YZF-R3/YZF-R25の2026年モデルでは、新色のライトグリーンに注目。A&SクラッチやY-Connect対応、USB端子など装備面もより充実された。
XSR900 GP

鮮やかなイエローをベースにブラックのストロボラインを大胆にあしらった、ヤマハの往年のマシンのグラフィックを再現している。
Fazzio

2026年4月24日に発売された新型原付2種モデル。ポップな印象の4色がカラーバリエーションで用意され、オプションパーツで着せ替えも可能。
SUZUKI

スズキブースのテーマは“SUZUKI FAN’S GARAGE”
「SUZUKI FAN’S GARAGE(スズキファンズガレージ)」を出展テーマとし、ライダーが憧れる「現代的でありながら、どこかレトロな雰囲気の隠れ家」をイメージしたガレージ空間を演出。まるでガレージにバイクいじりをしにきたライダーのような“ワクワク感”や、バイクを眺めながら次の遊びを考えるような“ドキドキ感”を感じられるコンテンツが用意され、新型車両を中心にスズキ二輪車の魅力を実際に見て、触って、跨れるブースとなっていた。
GSX-R1000R (海外仕様車)

「GSX-R」シリーズの誕生40周年を記念する特別な存在。最新排ガス規制であるEuro 5+に対応した水冷4ストロークDOHC並列4気筒999.8ccエンジンを搭載したほか、電子制御やシャシーも再構築されている。日本市場での登場が待ち遠しいモデルだ。
SV-7GX(海外仕様車)

SV650シリーズで高評価のVツインエンジンを採用することで軽快な走行性能を確保しながらも、アップライトなライディングポジションやリヤキャリア、調整可能なウィンドスクリーン付きハーフカウル、ナックルカバーなどを標準装備し、ツーリングでの快適性を追求したモデル。こちらも日本市場での登場が待ち遠しい。
GSX-8TT

昨年登場し、好評のモデル。スズキの過去の名車の個性的で魅力的な要素と現代的なデザインを融合させつつ、最新の技術やエンジン、車体を採用。丸形ヘッドライトや、ハンドルバーエンドミラーを採用し、レトロを感じさせながらモダンな外観としている。
KAWASAKI

ブーステーマは「乗るカワサキ」「着るカワサキ」
「乗るカワサキ」「着るカワサキ」をテーマに、新型モデルの展示や跨り体験、アパレル販売を組み合わせて、ブランドの世界観を総合的に体感できる構成で展開。新型Z900RS、Ninja ZX-10R、Ninja 500をはじめとする多くのモデルが並び、実際に跨ってその魅力を確かめることができた。また、カワサキプラザアパレルコーナーを設置し、モーターサイクルとアパレルの両面からカワサキブランドを感じられる内容であった。
Ninja ZX-10R/ZX-10RR

ZX-10Rシリーズの2026年モデルは新開発の大型ウイングレットを組み込んだ新しいエアロパッケージが最大の特徴。これにより高速域でのダウンフォースが約25%増加し戦闘力を大幅に高めている。
Z900RS SE

大型バイクの大人気モデルであるZ900RS。2026年モデルでは、新たに電子制御スロットルバルブを備えたエンジンを搭載し、低・中回転域でのコントロール性と高回転域での出力を向上している。
ELIMINATOR SE

STDモデルはETC2.0車載器を標準装備。 SEは専用のヘッドライトカウル、ツートーンシートに加え、ETC、ドラレコ、USB Type-Cソケットなどを標準装備している。
W230

Wシリーズの伝統を受け継ぎながらも、現代の技術と使いやすさを融合させた新時代のレトロクラシックモデル。2026モデルは新色の2色が設定されている。
HARLEY-DAVIDSON(ハーレーダビッドソン)

テーマは「ハーレーダビッドソンの新たなイノベーション」
Harley-Davidson(ハーレーダビッドソン)ブースは、「ハーレーダビッドソンの新たなイノベーション」をテーマに掲げており、新型を含めて全17モデルを展示。フラッグシップのCVOシリーズをはじめ、ナイトスターやX350といったエントリーモデルまで網羅していた。
CVO Street Glide ST 2026

高級感ある鍛造カーボン製パーツと、容赦のないパワーを発揮するMilwaukee-Eight 121高出力エンジンが、妥協のないこだわりを実現している。
ストリートグライド Enthusiast Collection

“Enthusiast Collection(エンスージアストコレクション)”はアメリカ建国250周年を記念したモデルで、ミッドナイトエンバーの限定カラーを纏っている。
2026 LOW RIDER ST

Milwaukee-Eight 117高出力エンジンを搭載し、FXRT風のフェアリングとサイドバッグを備えたパフォーマンスクルーザー。
Triumph(トライアンフ)

過去最大規模のブース展開で“トライアンフを楽しむ” がテーマ
トライアンフは、ブランドの歴史と革新を象徴するBONNEVILLEシリーズやアップデートされた3気筒ファミリーなど、2025年10月からモダンクラシックシリーズ、ロードスター、アドベンチャー、400ccモデルと27車種の新型バイクを発表してきたが、2026年のモーターサイクルショーでは、そのほぼ全てのラインアップを一挙公開した。
トラッカー400

フラットトラックレース由来のスタイルと398cc水冷単気筒TRエンジン(42PS)を搭載したストリートモデル。
スラクストン400

スラクストンのシルエットを現代的に再解釈し、モダンなエッジを効かせた本格カフェレーサースタイルのモデル。トラッカー400と同エンジンを搭載。
BMW MOTORRAD(BMWモトラッド)

2026年最新モデル20車を一堂に展示した
BMW Motorradの最新ラインアップを一堂に展示。注目は、クラッチ操作なしでシフトチェンジを可能にする革新的テクノロジーASA(Automated Shift Assistant) を搭載した R1300シリーズ。ライディングの常識を変える新たな体験を、会場で体感することができた。BMW Motorradの“今”を象徴するモデルを多数ラインアップした。
M1000 RR

大胆なウイングレットを備えたプレミアムスーパーバイクM1000RR。WSBKのホモロゲーションモデルであり、最高速度は314km/hを誇る。
R1300RS

水冷水平対向2気筒DOHC1300ccエンジンは145psを発生。クラッチ操作が不要なASA(オートメイテッド・シフト・アシスタント)搭載モデルも用意されている。
ROYAL ENFIELD(ロイヤルエンフィールド)

125周年記念の特別モデルなどジャパンプレミアを発表
ロイヤルエンフィールドブースでは、クラシック650・125周年記念スペシャル・エディションとブリット650を国内初披露。そのほかにも東京会場では、SNSやメディアで活躍中のバイク女子『るなも』のトークショーや、デジタルメディア/RIDE HI 根本 健さんのスペシャルトークショーなどが行われた。
METEOR 350 Sundowner Special Edition

日本市場導入を記念した限定50台の「METEOR 350 Sundowner Special edition」も設定される。※すでに販売台数に達したため入荷未定
クラシック650 125周年記念スペシャルエディション

ブランドの125周年を記念した特別仕様であり、長い歴史の中で培われたクラシカルな美しさと650ccパラレルツインエンジンの鼓動感を融合させたモデル。
INDIAN MOTORCYCLE(インディアンモーターサイクル)

125周年を迎え、4モデルの特別仕様車を初公開
インディアンモーターサイクルは、1901年誕生の伝統あるアメリカ最古のモーターサイクルブランド。125周年を迎える今年オーセンティックなスタイルと最新テクノロジー装備の「ツーリング」、美しいカスタムルックをまとった「チーフ」、ミニマルなデザインと俊敏な運動性能の「スカウト」などバラエティーに富んだラインナップを展開した。
ロードマスター 125THアニバーサリーエディション

クラシカルなアメリカンクラフトマンシップが惜しみなく注ぎ込まれた、ロングツーリングを快適な旅にする最高峰モデル。
チーフ ヴィンテージ 125THアニバーサリーエディション

ホイールを覆う大きな前後フェンダーやシングルのサドルシート、フロントフェンダーに象徴的なヘッドドレスのイルミネーションオーナメントを装備している。
KTM

超本格派のフラッグシップモデル2台に注目のKTMブース
話題の新型スーパースポーツKTM 990 RC Rをはじめ、AMT(オートメイテッド・マニュアル・トランスミッション)を搭載したフラッグシップアドベンチャー KTM 1390 SUPER ADVENTURE S EVO、KTM 990 DUKEのスポーツ性能に磨きをかけた“R”バージョンのKTM 990 DUKE Rほか、人気のラインアップを展示した。
KTM 990RC R

高剛性のスチールフレームを中心に、LC8cエンジンでバランスさせたスイングアームで構成。これに947㏄並列2気筒エンジン(LC8c)を搭載。
KTM 1390 SUPER ADVENTURE S EVO

排気量を従来の1301㏄から1350㏄に拡大した新世代のLC8 Vツインエンジンを新採用。KTM初となるAMT(自動変速)を採用した。
KOVE(コーベ)

ダカールラリーで入賞の本格派のオフモデル3台を出展
ダカールラリーやWSBK-SSP300(スーパースポーツ300世界選手権)などのモータースポーツで活躍する新進気鋭の中国メーカー・KOVEが出展。発売中の450RALLY、800X RALLY、800X TOURINGとともに、今年夏からの販売を予定している450ENDURO Reを展示した。どのモデルもコアなオフロードファンを中心に次第に人気が高まっている。
800X RALLY

800X RALLYは、その名に「RALLY」を冠する通りオフロード性能を追求したモデル。二気筒エンジンながら半乾燥重量176kgの車体とサスストローク270mm/250mmの足回りで、「オフロードを楽しんで走ることが出来る」マシンとなっている。水冷4ストロークDOHC二気筒799ccエンジンを搭載。
450 RALLY

オフロードを長時間、安心して走れるように、心臓部は実績のあるゾンシェン製の450cc水冷4スト単気筒をDOHC化して搭載している。






