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サーキットから公道まで快適な高性能ヘルメット 大型のリアスポイラー登場でよりレーシングライクに

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【brand pickup】
高性能・高品質なだけでなく、手の出しやすい価格感とすることで世界中のライダーの支持を集めているLS2ヘルメットは、タウンユースからサーキットユーザーまで、ライダーや用途に合わせたヘルメットを数多く展開するランナップの豊富さも魅力のひとつ。
今回はLS2の展開するヘルメットの中でもフラッグシップモデルとなる「THUNDER C GP」をインプレッション。

まさに先日の鈴鹿8時間耐久ロードレースで優勝した、Team HRC with Japan Postで出場していたチャビ・ビエルゲ選手が着用していたモデルである。
実際に1日のツーリングを通して着用してみると、レースシーンだけでなくツーリングシーンでも支持される、その人気の秘訣を垣間見ることができた。

目次

LS2 HELMETS / THUNDER C GP : impression

まず初めにヘルメットを専用の化粧箱から取り出した時点でその軽さに驚いたのは私だけじゃないはず。

LS2ならではのワイドウィーブカーボンファイバーを多層に重ねて製作された帽体によって、Lサイズながら1360±50gという脅威の軽さを実現つつ、SG基準認証品はもちろんのこと、サーキットを走行する上でも必要となってくるMFJやFIMも公認。そして、ヨーロッパを中心とした安全規格であるECE R 22.05まで取得しているという安全性への徹底ぶりも両立しており、より本格的なレーシングモデルとなっている「THUNDER C GP」にはインカム用のスピーカーホールもついていない。

また、ベンチレーションも口元に加えて頭頂部にもフロントとトップにそれぞれ装備されており、これなら快適性も高そうだ。

ヘルメットデザインは従来のLS2スポーツモデルの特徴であった広い視野角、空力特性を中心にさらに性能を底上げしつつ、スポーティなグラフィックに透明感のあるキャンディー塗装の下地に浮かぶカーボンの綾織りも美しい。

今回着用したブルーカーボンイエローのカラーリングの他にシンプルなソリッドのカーボンカラーも用意されている。

ヘルメット内装にはこの暑い時期にも嬉しいX-Static消臭銀繊維を使用しており、吸湿性が高く湿度管理をしてくれるというのもポイントだ。

直接肌に触れる内装はそのほとんどが取り外して洗うことができるので、ガシガシ使っても衛生的に保つことができるのはありがたい。

バイクライフをもっと安全に、そして快適にもなるヘルメット

「THUNDER C GP」を被って実際に走ってみると、その完成度の高さをさらに体感できる。
ストップ&ゴーの多い市街地からある程度速度が乗った高速巡航時、そしてワインディングまで、視野角が広いので他車が走る公道でも交通状況を確認しやすく、運転に集中することができる。

また、軽量なヘルメットは長時間被っていても疲れにくいだけでなく、その空力特性も合わさることによって後方確認などの際に左右に首を振るようなシーンでも走行風の影響を受けづらい印象で、風切り音も非常に静かだ。

特に気に入った使用感としては、シールド開閉がセンターのプッシュボタン式になっていることで片手での開閉も軽い動作で簡単に行うことができることに加えて、アゴ紐も安心感の高いDリングタイプながら紐を絞った後のスナップボタンがマグネット式になっているといった点も細かいところだが、グローブをしたままボタンを探すような日常使いでのストレスがグッと少なくなりそう。

こうしてMFJやFIM公認のレーシングスペックを公道でも使える安心感の高さと、細やかな使い勝手の良さが絶妙にバランスすることで、バイクライフがもっと安全になるだけでなく、もっと快適にもなるヘルメットなのである。

カーボンリアスポイラー装着でさらにレーシングライクに!

今夏発売予定となる大型のカーボンリアスポイラーを装着することによって、まるでレーサーレプリカモデルのようなレーシングライクな雰囲気へと換装することも可能になる。

カラーは写真のソリッドカーボンカラーのみで、「THUNDER C GP」のフォルムを崩さずに大型化されており、STDの倍近く後ろへ長く伸びたデザインは空力特性の向上にも貢献してくれそうだ。

リアスポイラー装着モデルと標準モデルの重量を比較してみても、大きさのインパクトはあれど体感できるほど重さが変わらないのは、さすがのカーボンモデルといったところ。

今回登場予定のリアスポイラーだけでなく、シールドやヘルメットアクセサリーといった豊富なオプションアイテムが豊富に用意されていることで自分好みのヘルメットにカスタマイズできるというのもLS2ヘルメットの魅力なのである。

スポーツ走行時に嬉しいアイテムが同梱されている!

もちろん「THUNDER C GP」の付属品についてもLS2ヘルメットらしい充実ぶりをしており、ヘルメットポーチに立派なキャリングバッグ、ピンロックシートやヘルメットサポートといったお馴染みの付属品に加えて、ダークスモークシールドやティアオフフィルム×5枚、レーシングノーズディフレクターといったレーシングシーンやスポーツ走行時に嬉しいアイテムが同梱されているのが特徴的だ。

そして、これまた充実したアイテムの数々が同梱されているにも関わらず、税込82,280円(ソリッドカーボンモデルは78,650円)という価格になっており、MFJ/FIM公認の安全性の高さやヘルメットとしての完成度を踏まえると、やはりLS2ヘルメットはどのモデルもお値段以上のアイテムとなっているのだ。


※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

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