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サスペンションを知ればバイクはもっと楽しくなる!サスペンションの専門ショップ『G sense』

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昨年11月に新店舗へ移転したG senseは、2010年の創業以来、オーリンズ製品の取り扱いをはじめ、サスペンションのセッティングやオーバーホール、レースサポート、「スキルアップライディングスクール」といったイベントも行なっているサスペンションの専門ショップだ。
全日本ロードレース参戦チームもサポートし、その技術力は多くのトップライダーから厚い信頼を得ているが、G sense代表の舟橋 潤さんは「初心者や、ライディング技術に不安を感じている人こそ、自分に合ったサスペンションに乗ったほうがいいです」と言う。

目次

より安全に、より快適に、より楽しく

「自分のバイクしか乗ったことがないと、乗っているバイクの状態を当たり前に感じるようになってしまいがちです。
例えばサスがヘタってきても、それが分からないんです。
サスのヘタりが原因で乗り心地が悪化していても、サスに興味がないとそれが気にならず、気にならないから改善しようと思わない。
また、自分は乗るのが下手だからサスなんて、という人も多いです。
でも、初心者やライディング技術に不安を感じる人こそ、自分に合ったサスに乗ったほうが上達しやすくなるんです」と舟橋さん。

G sense代表の舟橋 潤さん

新車時のサスはメーカーが想定した体重を基準にして、ある程度の段差を通過した時や、タンデム走行時でも、底突きしないようにテストされ、セッティングされているという。

「出荷時のサスセッティングがベストと思っているユーザーさんは多いのですが、実際はメーカーが想定している体重や体格と異なることが多いです。
例えば、メーカーが75kgを基準としていたら、そこに50kgの人が乗っているのは、サイズの合っていない靴を履いているような状態です。
また、シート高が高く、足着き性に不安を感じることも少なくありません。

そこでサスセッティングを変更すれば、ユーザーの体重に合わせたり、足を着きやすくすることができます
足が着けば不安は減るので、しっかり乗り込めるようになり、上達もしやすくなるんです
上達すればマシンコントロールできることが増えていくので、バイクをより安全に、より快適に、より楽しく乗れるようになります。

確かに足着き性を重視しすぎると、サス性能は低下します。
ただ、上達すれば足着きは気にならなくなるので、そうなったら、性能面に合わせてサスをセッティングすればいいんです」

「でも、サスセッティングは分からない、難しい、とよく言われます。それは自分の感覚を信じ切れてないからだと思います。
何かを食べて美味しくないと感じたら、誰かがそれを美味しいと言っても自分には美味しくない。
サスセッティングも同じで、自分が乗りにくいと感じたら、それは乗りにくいんです。
乗るのはユーザーさんなので、そのユーザーさんが乗りやすいのが、いいセッティングなんです。
車種によって乗り味が異なるように、ユーザーさんも十人十色です。
だから、これがベストセッティングというような唯一の正解もないんです。

と言っても、最初は何がいいのか分からないでしょう。
そこでユーザーさんと相談しながらユーザーさんが求めていることを共有し、僕がユーザーさんのバイクに試乗して、そのバイクの現状を診断する『試乗セットアップ』(詳細は後述)というプログラムも行なっています
そこで、どういう調整が合うのか? サスでこんなに走りが変わるのか!? といったことを体験してもらえば、そのユーザーさんのサスセッティングの基準も分かりやすくなります。
そうした上でサスセッティングを変更したり、オーリンズに交換したりと、ひとりひとりに合うように調整すれば、バイクがさらに楽しくなると僕は思っています。
ユーザーさんが美味しいと思うまで、とことん付き合っていきますので、サスに興味があったり、不満を感じているなら、まずは相談してみてください」

新店舗は打ち合わせスペースも広く、じっくりと相談にのってもらえる。

テレビ中継でレース観戦し、バイクにのめり込み、サスのスペシャリストに

サスにこだわり、G senseオリジナルのサスも製作している舟橋さん。その舟橋さんがサスに興味を持ったきっかけを聞いてみた。

「今でも好きですが、もともと自転車少年で暇があれば自転車に乗っていました。
ただ父親がヤマハの社員だったこともあって、家にはヤマハのカレンダーがあったんです。
子どもの頃からロードレースやモトクロスの写真をずっと見てきたので、バイクにも自然と親しみがありました。
そして中学1年の時、たまたまレースをテレビ観戦したんです。
それが89年の鈴鹿グランプリで、ケビン・シュワンツとウェイン・レイニーの伝説のレースだったんです。『こんな世界があるんだ』と、そこからバイクにのめり込んでいきました。

それで高校生になったらレースをやろうと、ミニバイクや装備などを揃えたんですが、父親の転勤でアメリカのカリフォルニアに行くことになったんです。ミニバイクと装備一式はアメリカへ持っていき、カリフォルニアのバイク屋やレース主催者を訪ねて、片言の英語でレースをやりたいと聞いたりして、レースをする環境作りに1年くらいかかりました。

当時はアメリカンライダーが強かったのですが、みんなダートレース出身で、カリフォルニアはロードレースよりモトクロスのほうが盛んでした。現地では16歳でクルマの免許を取得できたので、学校が終わったらトレーラーにモトクロッサーを載せてすぐに練習に行ってました。ミニバイクをやりつつ、モトクロスの練習する毎日は恵まれた経験でした。

日本の大学に入学することになり帰国したのですが、大学時代はバイトとレースに明け暮れる毎日でした。しかし、当時は多くの日本人ライダーが世界選手権に行っていた時代。僕もカリフォルニアのミニバイクレースでチャンピオンを獲得していたのですが、筑波選手権のGP125では予選落ちばかりで日本のほうがレベルが高かったです。さらにワークスチームが撤退しつつある時期でもあったので、25歳でライダーとしては見切りをつけました」

「その後は、ロードレース専門誌『ライディングスポーツ』でテストライダーや編集業務に携わりました。その時に全日本ロードレース参戦マシンに試乗したのですが、乗りやすさとランキング順が一致しているように感じました。直線が速いといった部分的なことではなく、タイヤからの情報がどれくらい伝わってくるか、自分の手足のようになるかならないか、その違いはサスに起因していると。

レース活動をしていた時からサスセッティングにはこだわっていたのですが、サスをいじってタイムが上がることより、バイクが自分のものになっていく感覚がよかったんです。他人のバイクに乗ると自分のバイクとの違いがある。そこで何が違うのかと考えると、サスが大きな部分を占めていると感じました。パワーがなくてもサスが決まっていれば、スキルが上がったように感じ、自分でなんとかできる。自分が気持ちよく、楽しく乗れるかどうかの境界線がサスで、一番おもしろいのはサスなんだと、テストライダーとしていろいろなバイクに乗ったことで確信しました」

「そうしたテストライダーの仕事は楽しかったんですが、原稿を書く時間は苦痛でした(笑)。書きたいことをすべて書けないことにも馴染めず、サラリーマンを経験したかったこともあって、オーリンズを扱っているカロッツェリアジャパンに転職しました。
 オーリンズはレースからのフィードバックがすごく、市販品の精度もレース専用品と遜色ないんです。精度がいいとフリクションが少なく、動きがスムーズで減衰力も安定して出るんです。その減衰力を出すのがシムという薄いパーツなのですが、シムはコンマ1mmで特性が変わるんです。オーリンズはそうしたパーツの精度が非常に高く、セッティングの振り幅も大きいんです。レース活動をしていた時からオーリンズのやっていることに共感していたこともあって、そのオーリンズを取り扱ってみたかったんです
 入社してからは、英語も話せたのでオーリンズ本社とのパイプ役になったり、新製品の開発テストに加わったりと、それまでやってきた経験を上手く生かすことができました」

整頓された整備スペースはクリーンそのもの。舟橋さんを筆頭にG senseは6名のスタッフで運営されている。

「ノーマルのサスだと調整機能が少なかったりしますが、オーリンズは調整幅が広く、狙ったセッティングの再現度も高く、サスセッティングをするのに最高の素材です。けれど、オーリンズに交換しただけで満足してしまうユーザーさんが多いのも現状です。オーリンズはそこから先のセッティングがおもしろいので、それを楽しまないのはすごくもったいない。そうした楽しみ方を広め、サスのことで手助けをしたいと思うようになったのが、G senseを起業したきっかけです」

サスペンションを通じてモーターサイクル文化を変える

2010年の起業から、2000台以上のバイクに乗り、サスと向き合ってきた舟橋さん。バイクをより安全に、より快適に、より楽しくするには、「ライディングポジションが合っていること、前後サスストロークのセッティングバランスが合っていること、ステアリング舵角が自然に入ること」が重要だと言う。

「バーハンドルをセパレートハンドルに変えるとライディングポジションも変わり、重心位置も変わります。サスの動きも変わるので、乗り心地も変わります。パーツ交換をすると性能がよくなると思うのですが、いいところが出れば悪いところが出ることもあるんです。また、アクセルを開ける閉じる、フロントブレーキをかける、リヤブレーキを踏むといったアクションに対して、前後サスが予測以上に動いたり動かなかったりすると、不快に感じます。さらに、車体を倒した分だけ適正な舵角が当たると乗りやすく感じますが、舵角が先行しすぎると車体を倒せなくなり、自分で舵角をつけないと車体が倒れないのはダメです。サスをいじることで、そうしたことを乗りやすくできるので、出荷時のセッティングだけで『こんなもの』と判断しないでほしいんです。今がベストと思わず、その先があるということを知ってほしいんです。

 その取っ掛かりとして『試乗セットアップ』というプログラムを行なっています(所要時間は約2時間、料金は8800円。予約制)。ライディングポジション、前後サスのバランス、舵角の入り方、どんなバイクに乗ってきたかといったことをユーザーさんとカウンセリングし、バイクとタイヤの状態を確認してから、僕がユーザーさんのバイクを試乗します。

その試乗で分かったことと、ユーザーさんの意見を基に、サスの方向性を考えていきます。僕の正解がユーザーさんの正解ではなく、ユーザーさんが乗りやすいと思うものを提供したいので、押し付けることはありません。バイクの外見から分かることもありますが、実際は乗ってみないと分かりません。それなのにバイクに乗らずに判断するバイク屋さんがいるのが僕には不思議なんです。『お前の腕ではこれ』なんて言われて、こういうもんなんだと思ってしまい、失われていったバイク人口も少なくないと思うんです。

 G senseはレースをやっているのでハードルが高いと思われがちですが、車種はスクーター、原付、オフロード、ハーレー、スーパースポーツと何でも対応しています。自分の選んだバイクがよくなる可能性があるので、サスに疑問や不満を感じたら、相談してください。気持ちいいと思えるサスの答えは、そのユーザーさんが持っています。その要望に応える方法をG senseでは用意しています」

DAX125、モンキー、グロム、Z125PROの小径125や、
Z900RS用のカスタムサスも提案

フロントダンピングキット

オーリンズの開発テストを担当したこともある舟橋さんは、オーリンズを熟知し、ノウハウも豊富。そんな舟橋さんが提案するのが、DAX125やグロムといった小径125用の「フロントダンピングキット」だ。

「モンキーやグロムは初心者にも人気のモデルですが、フロントフォークが弱いんです。タイヤが小径なのにブレーキは効きすぎるので、ブレーキング時にサスが入りすぎるんです。そこでフォークの中身をオーリンズ製に入れ替えることで、減衰を出し、ハンドリングに安定感を出すのがフロントダンピングキットです。ブレーキコントロールがしやすくなり、より安全に楽しく乗れるようになります」

「このDAX125はリヤサスも変えていますが、フロントだけでも劇的に変わります。色を変えて遊べるので、カスタムとしてもおすすめです」

G sense G-Fork41φ

「Z900RSはカスタムベースとしても大人気ですが、フロントブレーキをかけるとストロークの半分まではグッと入るのですが、そこから先が入らずストロークが止まる感じがするんです。そうした不満に応えるために、Z900RS用に適合する41φ倒立フロントフォークの作成をオーリンズに依頼したのですが、オーリンズは作らないと。それならとG sensse初の自社製品として開発したのがG-Fork41φです。僕もZ900RSに装着して、テイスト・オブ・ツクバに参戦し、性能もちゃんと出しています。ノーマルと同寸法で作っているので、ボルトオンで装着できます。オプションで色を変えることもできます。MT-09、KATANAにも対応しています」


「このZ900RSにはオーリンズTTXをベースに開発したリヤサスも装着しています」

G-Fork41φ 
価格38万5000円 
カラーオーダー(アウターチューブ&フォークボトム)3万3000円
適合車種 2018~Z900RS/RS Cafe、2015~2019TMAX530、2020~TMAX560、2014~2016MT-09、2016~2020XSR900、2019~KATANA、2015~GSX-S1000/1000F

カラーオーダーシステム

「カラーオーダーの要望は多かったのですが、走りに直接関係しないものを売ることに当初反対していたんですよ(笑)。でも、ユーザーの声に応えるのがG senseだなと思い直し、しっかりした内容でカラーオーダーシステムを提供しています。フロントフォークでは、アウターチューブとフォークボトムを基本に、キャリパーサポート、トップキャップ(プリロードアジャスター部分は除く)、フェンダーステーのカラー変更が可能です。リヤショックでは、シリンダーヘッド/アルミシリンダー/スプリングシート&リテーナー/エンドロックナットをセットに、オプションでリザーバータンクのカラー変更が可能です。すべてのパーツ表面を一度剥離して再アルマイトするので、耐食性や耐摩耗性を向上させます。またリヤのスプリングは紛体塗装でカラー変更できます。まずは車体のイメージと合わせて、相談してください」

カラーオーダーシステムは、ゴールド、シルバー、シャンパンゴールド、ガンメタ、ブラウン、レッド、グリーン、ブルー、ブラックの全9色から選べる。

小人数制でみっちりレクチャーする 
「G senseスキルアップライディングスクール」

「朝走りはじめてから、夕方終わるまでの時間で、確実にスキルアップできたと体感できるスクールです。参加者のスキルに合わせてクラス分けし、各クラス別にインストラクターがみっちり指導する小人数制です。参加者の悩みや不安に対して、的確にアドバイスします。希望者にはサスペンションセッティングもします」

開催日:4月21日、6月23日、11月10日
開催場所:トミンモーターランド
参加費用:1回1万6000円

『G sense』店舗情報

ショップ名:G sense
住所:〒234-0051神奈川県横浜市港南区日野5-1-1リブイン日野1F
TEL:045-567-8525
定休日:月曜日・毎月第一/第三日曜日
営業時間:10時~19時

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

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