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バイクにもフォージドカーボンの新潮流!SPEEDRAのニンジャH2カスタム【東京モーターサイクルショー】

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【brand pickup】

圧倒的な存在感と高級感のあるルックスから、クルマの世界ではカスタムパーツや高級車に取り入れられつつあるのが「フォージドカーボン」。徐々にトレンド化しているこの素材を、日本を拠点とする二輪カスタムパーツブランドがいち早く取り入れ、第50回東京モーターサイクルショー2023でデモンストレーションマシンを披露した。SSKが展開するSPEEDRA(スピードラ)の取り組みについて紹介しよう!

目次

SSKが展開する新進気鋭のバイクカスタムパーツブランド

SSKは、2011年に設立された茨城県が拠点のメーカー。最初の2~3年間はバイク関連のカスタムパーツを輸入販売する業務をメインとしていたが、その後に「SSK」としてオリジナルパーツの開発に着手。2019年には、バイク用パーツのブランドを「SPEEDRA(スピードラ)」に変更して、より積極的に製品ラインアップを拡充している。

「量産二輪車では(コストの制約などで)こだわり切れないパーツを、独自の技術で高品位化」することや、「完全ボルトオン設計によりパーツ装着が容易であること」、あるいは「ユーザー自身でアップグレードを図ることができ、愛車の所有満足度を高めることができる」ことなどをテーマに、精力的な製品開発を続けている。

現在の製品ラインアップは、ドライカーボン素材を用いた外装パーツと、アルミビレット(削り出し)によるレバーやステップバーやキャップ類などの機能パーツが中心。いずれも、高品質でありながらクオリティに対してリーズナブルな価格設定となっている。

全身フォージドカーボンのNinja H2が衝撃登場!

東京モーターサイクルショー2023のSPEEDRAブースでとにかく目を引いたのが、フォージドカーボン素材の外装パーツをフルに装着したカワサキ・Ninja H2のカスタムマシンだ。

そもそもSPEEDRAでは、オリジナルの外装カスタムパーツに「ドライカーボン」を使用してきた。カーボンファイバー素材には大きく分けてウェットとドライの2種類があり、このうち「ドライカーボン」は、航空機などにも使われているプリプレグ(炭素繊維に樹脂を含浸させたシート状の素材)を使用し、バキュームパッキング処理を施し、オートクレーブと呼ばれる機械で圧力をかけながら焼き固める。時間も手間もかかるため高価だが、自然硬化する樹脂で成型しつつ補強材としてカーボン繊維を使うウェットカーボンよりも、はるかに軽量かつ高強度だ。

一般的なドライカーボン素材には、加工しやすいよう炭素繊維を編んだカーボンクロスが使用され、その編み方によって平織りや綾織りといった表情を生み出す。これがレーシーな雰囲気を演出することから、1990年代中盤あたりからバイクの世界でもカーボンパーツは人気となった。これに対して「フォージドカーボン」は、金型にカーボンファイバーをランダムに押し詰めながら成型される。そのため、同じ模様の仕上がりがふたつとしてなく、マーブルのような美しい柄を特徴となる。

SPEEDRAでは、「以前からフォージドカーボンの取り扱いを検討していたが、この特殊な素材を安定的に入手することが難しいことから、大々的に製品化することが困難な状況でした。それが改善されつつあることから、まずはNinja H2の外装類を公開し、今後は市場の反応を見ながらさまざまな車種用の製品を着手していきたいと考えています」とのこと。ショー会場で見た実物のフォージドカーボン外装は、文句なしにカッコいい。SPEEDRAが手がけるフォージドカーボン外装の今後に注目しておこう!

他にもまだあるSPEEDRAの新展開!

これまで250cc以上のスポーツバイク用を中心に製品展開してきたSPEEDRAだが、昨年にはハーレーダビッドソンのカスタムパーツ開発にも着手。その第1弾として、スポーツスターS(RH1250S)に対応するビレットパーツやドライカーボン外装を製品化し、ヨコハマホットロッド・カスタムショー2022にも展示した。既存のSPEEDRA製品が、ビレットパーツに関してはユーザーの幅広い好みにマッチするカラフルなバリエーション展開も特徴とするのに対し、ハーレー用はブラックを基調に素材の色を生かした配色を導入している。

この新たな取り組みがユーザーから高評価を受けたことから、SPEEDRAではハーレー用パーツ第2弾にも着手している」とのこと。手がけているのは、日本でも人気が高いソフテイルFXLRST ローライダーSTだ。現在のところ、製品の販売時期や内容は未定だが、こちらの新展開にも注目しておきたい!

主なスポーツスターS用パーツ■アルミ削り出しパッセンジャーフットペグ(1万5400円) ●サイドナンバーキット(3万3000円) ●オルタネーターカバー(1万6500円)●アルミ削り出しシフトペグ(4400円) ●アルミ削り出しフットペグ(1万5400円) ●サイドカバードライカーボン(2万8600円) ●ベルトカバー上下セットドライカーボン(3万9600円) ※他多数あり!

SPEEDRAのこちらにも注目!

リアフェンダー ロングタイプ(カワサキ・Ninja ZX-25R/SE)

SPEEDRAでは、発売以来人気を誇るカワサキ・Ninja ZX-25Rに適合するドライカーボン製のカスタム外装パーツも積極的に開発している。インナータイプのリアフェンダーには純正形状(3万3000円)も用意されているが、こちらはより泥除け効果に優れるロングタイプ。ドライカーボン素材ならではの強度と質感で、25Rの足元を引き締められる!

価格●3万3000円

アルミビレットフェンダーレスキット(カワサキ・Ninja ZX-25R/SE)

SPEEDRAでは、カスタムの大定番となっているフェンダーレスキットの開発にも着手しており、ステンレス製でリーズナブルなタイプはすでに販売中(ZX-25R用は1万2100円)。さらに、SPEEDRAが得意とするアルミビレット加工により質感をさらに高めた仕様も開発中で、今後発売予定だ!

価格●未定

エンジンカバー(各車種用あり)

高強度を誇るアルミ合金A6061-T6材を削り出し、アルマイト処理により美しく仕上げたエンジンカバー。万が一の転倒時に、衝撃や路面との摩擦でエンジンケースが破損するトラブルを低減できる。アルマイトカラーは、車種ごとに設定が異なり、基本的には3~4色から選択できる。

価格●2万3100円(ブルー/2019~ S1000RR用右側)、1万3200円(シルバー/2016~ Ninja ZX-10R用左側)

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

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