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お気に入りのヘルメット、ブーツがボロボロに……。長期保管したバイク用品を使用する際の注意点とは?

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

バイクのある生活が長くなると、自宅のどこかに「長期保管状態」のバイク用品が眠っていることがあるかもしれません。数年ぶりにバイクに乗ろうと思い立ち、昔使っていた愛用の品を引っ張りだしてみたら劣化がひどく、使用不能状態になっていたことありませんか? 

目次

バイク用品別の要チェックポイント

長期保管状態のバイク用品を使用する場合は、ツーリングへ出かけるまでに必ず使用可能かどうかを確認しなければなりません。想定外の損傷を早期発見し、万が一に備えましょう。

① ヘルメット

長年保管し続けたヘルメット。帽体(シェル)はもちろんの事、とくに気になるのは内装のスポンジ部分です。保管状態にもよりますが、頭を保護するクッションの役割を果たすスポンジパーツや接着部分は、湿気に弱い傾向にあるようです。ボロっと崩れ剥がれてしまうことがありますから、内装パーツの損傷状況は必ず確認しなければなりません。

② ジャケット&パンツ

各部分の縫い目のほつれ等を確認しておきましょう。使用していなくても素材の劣化が進行し、いざ出発前に着用してみたら壊れてしまった……という話を聞いたことがあります。保管状態にもよりますが、久々に着用するジャケットやパンツを洗濯すると同時に、生地の状態を確認しておきましょう。

私の小言

見落としやすいのはポケットの中の縫合。バイクに乗ると小銭やキーなど、ポケットに入れがち。使用頻度が多い部分は使用の有無にかかわらず、たまに見てあげましょう。

③ プロテクター等

「プラスチック樹脂」のプロテクターの場合、割れや糸のほつれ等がないかよく確かめましょう。また、平常時はしなやかで軽い軟質素材のプロテクターは、保管状態により「ボロッ」と崩れてしまうことがあります。

④ ライディングブーツ&シューズ

靴箱の中は空気の入れ替わりが少なく、夏場は湿気が充満しがち。ブーツ等に限らず、あまりにも劣化が進行している場合は、安全なバイクライフをおくるためにも使用することを避け、新品を購入する方が良いでしょう。

劣化の原因「加水分解」にはご注意を。

「加水分解」とは

素材内部にとどまった水分が化学反応を起こしもろくなってしまう現象のことだそうです。自身はその専門家ではありませんが、実際に私たちの生活の中でも「加水分解」は発生し、そして体験しているはずです。例えば、靴底のソールが剥がれたり、デスクの引き出しに長年眠っていたボールペンのグリップがベタついている、といった状態も加水分解の一種だそうです。

皮ツナギはかなり湿気がこもるのかも・・・

特に湿気が多かったり、長期にわたって使用していないと素材の中に水分(湿気)が留まってしまい、加水分解による劣化が進行しやすくなるそうです。一見、何の変哲もないように思われる用品も、爪を軽く立てたときにベタ付きとともに劣化の進行がわかることがあります。気になる方は、一度確認してみてください。

バイク用品は、ポリウレタンやゴム樹脂を使用した商品が大半です。使用せず処分せざるを得なくなるのは悲しいことです。定期的に使用してあげましょう。

用品の経年劣化を予防するには?

① 加水分解の原因となる多湿を避ける。

加水分解の原因となる水分。とくに多湿になるところは良くないそうです。したがって、閉めきった靴箱、じめっとした倉庫やガレージ、押し入れなどにおける長期保管は不向きと言えます。保管する場合は乾燥剤等をいれ、風通しの良い場所を選びましょう。

② 定期的に使用する。

ライディングギアは長期間放置するよりも定期的にツーリングへ行き、バイク用品を呼吸させてあげたほうが良いです。

日光や風に当たることで、素材内部にとどまった水分を入れ替える……そんなイメージでしょうか。使わないとダメになるのは車体や身体だけでなく、用品にも言えることなのです。

まとめ

バイク生活を存分に楽しむため「ファッション要素」として考えることはもちろんですが、本質的な目的は衝撃からライダーを守るモノ。マシンだけでなく、身に着ける用品の消耗具合にも目を向けてみてください。

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