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昭和世代に刺さる「80年代胸キュン・バイクソング」

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

「歌は流れるあなたの胸に」の向上のとおり、バイクに憧れて教習所に通っていたあの頃や、初めて彼女とタンデムしたあの日など、誰しもイントロを聞いただけで懐かしさがこみ上げる歌があります。昭和世代に刺さる80年代のバイクソングを5つピックアップしました。

目次

ハイティーン☆ブギ/近藤真彦(1982年 6月発売) 

片岡鶴太郎さんの「マッチでーす」でおなじみの近藤真彦さん7作目のシングル。作曲はなんと山下達郎さん!しかも竹内まりやさんがコーラスを担当しています。某事務所との付き合いは、このころから始まったようですね。KinKi Kids、NEWS、嵐など、さまざまなグループにも楽曲提供しています。

同タイトルの映画も上映され、劇中ではホンダCBX400F(原作はスズキGS400が登場)しています。また、嘉門タツオの替え歌メドレーでは「🎵海辺にバイクを止めて一瞬マジにお前を抱いた」という歌詞が「🎵海辺にバイクを止めたらサビた」に変えられています。こちらも聞いてみてください。

ギザギザハートの子守唄/チェッカーズ(1983年 9月発売)

チェッカーズのデビュー曲。つっぱりブームの終焉やバンドの雰囲気とミスマッチで発売当初は鳴かず飛ばず。チェッカーズも「こんな曲いやだぁ——–」と抵抗したとか。セカンドシングル「涙のリクエスト」がヒットし、それに押し上げられるように同曲もヒットチャートを駆け上っていきました。当時の男子は前髪を簾のように伸ばし、チェックのシャツでキメていました!

プロデュースと作曲を任されていた芹澤廣明さんによると、3番の「🎵仲間がバイクで死んだのさ」という歌詞が、チェッカーズの所属事務所のヤマハ音楽振興会から問題視されたそうです。バイクも手掛けるヤマハとしては「勘弁してよ〜」という感じだったのでしょうね。

15の夜/尾崎豊(1983年12月発売)

尾崎豊さんのデビュー曲ですが、レコード会社が積極的にプロモーションしなかったため、まったく売れませんでした。知名度が上がりだしたのは4作品目の「卒業(1985年1月発売)」から。ティーンエイジャーのカリスマと呼ばれる一方で、「単なるワガママ」と受け流す同年代もいました(私です!)

「🎵盗んだバイクが走り出す」というサビが印象的ですが、ライダーとしては迷惑以外のナニモノでもありません。「🎵盗んだバイクで捕まった」に変えてほしいところです。実際のところ尾崎さん自身がバイクを盗んだことはなく、兄が所有していたスクーターのヤマハ・パッソルを無断(無免許?)で乗り回していたそうです。

彼のオートバイ、彼女の島/原田貴和子(1986年3月発売)

片岡義男の小説が映画化され、ヒロインを務めた原田貴和子さん(女優の原田知世の実姉)が主題歌を歌っています。ボーイッシュでカワイイ妹と異なるクールビューティー。「妹を超えたい」と言っていましたが夢は叶わず。姉妹共演の「私をスキーに連れてって」でも知世さんが主役。楽曲もこれ一曲のみでした。

映画は大林宣彦監督による作品で、初夏の信州で知り合った男女がバイクを通して結ばれていく物語です。見どころは原田貴和子さんのヌードと、すべてがNGかと思える初々しい演技。今やコワモテの竹内力さんが爽やかな青年を演じている姿にもブッ飛びますよ。

あの夏のバイク/国生さゆり(1986年 12月発売)

「おニャン子なら初登場1位が当たり前」と言う状況の中、デビューシングルが2位で終わり、まわりに当たり散らした国生さん4作目のシングル。自然体なのに一番人気の新田恵利さんにライバル心むき出しで、いつも気張っていました。もちろんこの曲は1位になりましたよ。


おニャン子全盛期だけあり、イメージビデオ撮影のために免許証(当時の中免)を取得して、初心者ながらニューヨークからLAまでバイクで全米横断するムチャっぷり。このときの感動や感想を秋元康がイメージして作詞しました。ちなみに国生さん、免許更新を忘れてバイクの免許を失効しているそうです。

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