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激烈チョロバイ伝説 ステージ12 出身地は浜松「ホンダ・プレミアムな3台」

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

タカラ(現タカラトミー)が発売していたチョロQのバイク版「チョロバイ」を紹介する激烈チョロバイ伝説。 ステージ12では、ホンダの歴史を彩った「CBX400F」「NSR250R」「CBR1000RR」の3台を紹介し、高騰著しい中古車相場にも触れています。実車が欲しい人は尋常じゃないほどの大金を用意してくださいよ!

目次

カワサキに負けるか! ホンダが放ったプライドの塊「CBX400F」

CBX400Fは、1981年に発売されました。当時、4ストローク4気筒エンジンを搭載した400ccクラスは、カワサキ・Z400FXの独壇場でした。1979年に発売後もカラーバリエーションの変更や改良を頻繁に繰り返して根強い人気を誇るZ400FXの牙城を崩すべく、ホンダが投入したのがCBX400Fです。

チョロバイは、特に人気が高いレッド&ホワイト ツートンを商品化しています。最高出力はクラス最高の48psを発揮し、リヤウインカーとテールランプは一体化したコンビネーションランプを採用するなど、Z400FXとの差別化が図られました。

ホンダの狙い通りCBX400Fはヒットしましたが、そのあとすぐにレーサーレプリカブームが到来して1983年に生産終了(翌年に短期間だけ再販)。次世代モデルとなるCBRシリーズにバトンを渡しました。

CBX400Fは、発売期間が短いうえに旧車人気も後押しして、中古車相場は約460万円に高騰。程度が良いノーマル車には1千万円近いプライスが付けられています。年配のライダーにとって、このプライスはアンビリーバボー!私が大学生だった1980年代後半は、普通の型落ちバイクの扱いでした。友達の遠藤君は先輩からCBX400Fを15万円くらいで譲り受けていましたよ。

レーサーレプリカブームをけん引した弾丸マシン「NSR250R」

ヤマハ・RZ250(1980年発売)が独占していた2ストローク・スポーツバイクの牙城を崩すべく、ホンダは1983年にMVX250Fを投入しました。エンジンはレーサーNS500をイメージさせる水冷90°バンクV型3気筒ピストンリードバルブを採用。同クラスのオピニオンリーダーになるはずでしたが、完全に失敗しました。

見た目は大ヒットした4ストロークバイク「VT250F初期型」と、そのまんま東。まったく新しさは感じません。スズキからフルカウルを纏ったRG250Γが登場すると、縁日で買ったお面をつけたようなビキニカウルは一気に古臭く感じられました。「こんなんでライバルに勝てるか!」と焦ったホンダは、1986年に究極のレーサーレプリカ「NSR250R」を発売しました。

チョロバイは1990年に発売された3代目モデル「NSR250RL – RN」を商品化しています。車名のNSRはNew Sprint Racingの略らしいです。このモデルは、右側スイングアームと前方シリンダーの排気チャンバーが干渉しないよう、スイングアームをへの字に屈曲させた「ガルアーム」が採用。チョロバイもそれっぽい作りになっています。

NSR250Rの新車価格は60~70万円で、当時の250ccクラスとしても高価でした。現在の中古車価格は平均約120万円、上級グレードのSPは約250万円以上というプライスを付けています。

ワークスRC211Vの血統を継ぐ公道マシン「CBR1000RR」

CBX400Fや、NSR250Rは尋常じゃない価格に高騰していますが、いつも取材に協力してくれる某店の店長によると、「大型のスポーツバイクは価格が落ち着いています」とのこと。店舗を見渡すとヤマハ・YZF-R1や、スズキ・隼、カワサキ・ZZ-R1100などは、本来の中古車らしいプライスをつけています。

ホンダ・CBR1000RRもそのひとつ。CBR1000RRは2004年に発売。HRCのロードレース世界選手権用ワークスマシン「RC211V」のレプリカというコンセプトで、最新テクノロジーがてんこ盛りです。チョロバイは、2004年に発売された初期モデルのパールフェイドレスホワイトを商品化しています。RC211Vのデザインを踏襲した、左右独立型のヘッドライトや、シートカウル後端にレイアウトされたセンターアップ式マフラーなど細かな点も再現されています。

発売当時の新車価格は115万円で、現在の中古車相場は70万円台。中古車の価格が新車価格を大幅に上回ることが当たり前の昨今において、納得できるプライスと言えるでしょう。ついでに欲を言えば、もっと価格が下がって、若い人が気軽にバイクを楽しめるようになってほしいです。

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