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電動化時代の幕開け ドゥカティ「V21L」プロトタイプ生産開始

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ドゥカティジャパン株式会社は、2023 FIM Enel MotoE™世界選手権シーズンに参戦する電動バイク「V21L」プロトタイプの生産を開始したと発表した。この車両のレースデビューは、5月13日(土)のフランスGPを予定している。

目次

ドゥカティ、電動化時代の幕開け: 2023年チャンピオンシップ用のMotoEマシンの生産を開始

ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリでの最初のテスト走行から 1 年、2023 年 MotoE 世界選手権に参戦するバイクの生産を開始。
2月中旬までには全てのMotoEマシンが完成予定。サポートするチームスタッフへのトレーニングも開始。
5月13日のフランスGPでのレースデビューを前に、へレスとバルセロナでプレシーズンテストが行われる予定。

2023年1月16日 ボルゴパニガーレ(イタリア・ボローニャ):ミサノ・ワールドサーキット・マルコシモンチェリでミケーレ・ピッロが最初のテストを実施してから約1年が経過し、2023 FIM Enel MotoE™世界選手権シーズンの主役となるレーシングマシン、「V21L」プロトタイプの生産が開始されました。MotoEマシンの生産は12月に開始され、23台が2月中旬までに完成する予定です。レースに参加する18台のバイクに加えて、5台のスペアマシンが主催者に提供されます。各プロトタイプは、ドゥカティMotoEレーシング部門の専門技術者によって、MotoGPマシンの製造に使用される高度なクラフトマンシップと同じプロセス、精度、細部への注意を払って組み立てられます。

「V21L」プロトタイプの生産開始は、ドゥカティの歴史における新しく重要な章の始まりを表しています。ボルゴパニガーレを拠点とするドゥカティにとって、このプロジェクトは、ドゥカティのDNAを常に刺激してきたレースに対する取り組み維持しながら、将来のためのスキルを開発するために誕生しました。その目的は、レースの世界でテクニカル・ソリューションを実験し、この分野で開発されたすべてのノウハウを量産車へとフィードバックすることで、そのテクノロジーを世界中のモーターサイクル・ファンに提供することです。これを実現するために、ドゥカティは、研究開発エンジニアとドゥカティ・コルセ・チームとの共同作業を実施し、世界でもっとも洗練されたテクノロジーを備えた電動バイクを完成させました。「 V21L」は、MotoGPの電動バージョンであり、ドゥカティ・コルセが開発したエレクトロニクスとシャシーに、パニガーレV4をはじめとするスポーツバイクの設計プロセスとプロジェクト管理手法を組み合わせています。このマシンは、レースと量産モデルという2つの世界の最高のスキルを融合し、ドゥカティにとって未知の世界に参入するための電動スポーツバイクのプロトタイプです。

ドゥカティ最高経営責任者(CEO)のクラウディオ・ドメニカーリは次のように述べています。「MotoEマシンの生産開始は、モーターサイクルの未来のテクノロジーを研究しているドゥカティにとって歴史的な瞬間です。レースの世界は非常に重要な実験の場であり、私たちはノウハウを構築するためにこの分野に投資しています。それにより、ドゥカティ・ファンが期待する重量、パフォーマンス、航続距離を実現するバッテリー・テクノロジーを備えた、エキサイティングな電動ロードバイクを製作するための準備を整えることができます。私たちは、未来のドゥカティ電動ロードバイクの特徴を形成し、スキルを開発することを目的として、この新しい冒険に乗り出しています。MotoEプロジェクトは、ドゥカティが製品面でCO2排出量の削減に貢献するための決定的なステップです。このプロジェクトは、内燃エンジンの総CO2排出量をゼロにすることができる合成燃料(efuel)の研究と平行して進められています。持続可能性は、地球の環境バランスを維持するために、すべての個人とすべての企業が優先事項として考慮しなければならない課題です。ドゥカティは産業レベルでもこの問題に取り組んでおり、ほぼカーボンニュートラルなビルとして新たに建設された生産施設、“Finitura e Delibera Estetica” は、その最新の一例にすぎません」
ミケーレ・ピッロ、アレックス・デ・アンジェリス、チャズ・デイビスによる1年間の開発テストが実施された「V21L」プロトタイプが、実際のサーキットを走る瞬間が近づいています。2023年の世界選手権に出場するライダーとチームによる最初の公式テストは、3月6日~8日にヘレスで予定されており、続いて4月3日~5日にバルセロナのカタルーニャ・サーキットで3日間のテストが予定されています。

レースデビューは、5月13日(土)のフランスGPで行われます。2023年のMotoE世界選手権は、8つのグランプリが開催され、各週末(土曜日)に2回のレースが開催されます。フランスでのデビュー後、MotoE世界選手権は、ミサノGPまですべてのヨーロッパのレースで開催され、6月11日の週末にムジェロ、次の週末にザクセンリンク、6月25日にはアッセンで行われます。夏休みの後、ドゥカティMotoEバイクは、8月5日にシルバーストン・サーキットに戻り、レッドブルリンク(8月20日)、カタルーニャ(9月2日)、ミサノ(9月10 日)で最後の3つのグランプリが開催されます。

リリース提供元:ドゥカティジャパン株式会社

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

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