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天候に恵まれた”カブ主爽快” 第一回なまらカブミーティングin銭函

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

2024年5月19日に、カブ小屋銭函スペース(北海道・小樽市)で「第一回なまらカブミーティングin銭函」が開催されました。会場には約100台のカブとカブ主が集結。天候に恵まれた”カブ主爽快”をレポートします。

目次

カブ仲間に出逢いたい一心でミーティングを主催!

スーパーカブは、1957年の発売から現在まで、技術や構造を維持しながら進化を続けています。生産台数は1億台を突破。ハンターカブリトルカブクロスカブなど派生モデルも充実。レジャーバイクとしても人気を得ています。

なまらカブミーティングin銭函は、同敷地内で飲食店を経営する石本さんとカブ仲間が企画しました。石本さんがカブの魅力に取り付かれたのは5年前のこと。以前は草レースに参加するなど、アクティブにバイクを楽しんでいたそうです。

「年とともに体がついてこなくなったり、怪我をしたり。次第にバイクの楽しさが薄れてきたときに、気楽に乗れるカブに出逢いました」

出会ったカブ主(オーナー)はいい人たちばかりで、乗っているカブも個性的。「イベントやミーティンに参加して多くのカブ主に出逢いたい」と思うものの、飲食店を経営しているため週末などに休むことができません。「だったら、自分でミーティングを企画してしまえ!」と、開催に至ったそうです。

個性溢れる約100台が集結

受付を済ませたカブが次々と入場してきました。ミーティング中は、カブ主同士おしゃべりをしたり、カスタムを自慢しあったり。ゆるい時間が流れています。

ナンバーを見ると、近隣のみならず遠方からも参加していることがわかります。中には日本一周の途中というツワモノも!ハイスペックなビッグバイクでは味わえない旅が楽しめそうです。

唯一無二の小さな猛獣たち

どのカブもカスタムが施され、同じ車両が一つもありません。ミーティングでは「カブコンテスト」が開催されていました。それとは別に個人的に気になった4台を紹介します。

幻のカスタムカブ カブラ

ホンダの純正部品やバイク用パーツ&アイテムを手掛ける「ホンダ・アクセス」がプロデュースしたカブカスタム。通称「カブラ」は、ミーティングスタッフさんの愛車です。

「あるオーナーさんから去年貰い受けました。かなりレアですよね。ベース排気量は50ccですが、 90ccに排気量アップして登録しています。ポイントはワインレッドのボディ。シャア専用をイメージして深い赤色を自家塗装しました」

これから磨きを入れて、ステッカーをバキバキ貼ってモビルスーツ度を高める予定だそう。関係ありませんが、私の同僚だった智子さんは、いつもワインレッドを好んで身に着けていたので、心の中で「シャア専用ともこ」と呼んでいました!

ハンターカブ ミリタリー仕様

カブ主さんは、札幌市内で模型店を経営する方です。プラモデルやモデルガンに囲まれた生活をしていることから、ハンターカブを見た瞬間にミリタリーのイメージが浮かんだそうです。

「実車を見る前から、何インチのブロックタイヤを履かせようとか、ホンダの白いロゴを黒に変えようとか考えていました。アストロパーツから車体カラーに合うケースが販売されていたので取り付けました。いろんなパーツを組み合わせるのは楽しいですね」

ミリタリー・ハンターカブはいつもお店に展示しているそう。どこかの国の軍に採用されていても不思議ではないほどマッチしていました。

クロスカブ ポリス仕様

道南から約5時間かけてやってきたカブ主さんの愛車は、手作り感満載のポリス仕様です。これまで愛車に使った金額は、軽く新車が買えるほど。流用できるパーツを探し、なければ自作した闘魂のDIY作品です。

「白いカブを見たとたん、白バイのイメージが湧いてきました。そこからコツコツと作り始めています。ダミータンクをきれいに作りたいし、他にもいじりたいところはあります。まだまだ途上ですね」

純正のタンクを取り払い、アタッシュケースのような四角いタンクを装着するなど、随所に個性が光っています。「明日は仕事」と言い残し、再び5時間の道のりを戻っていきました。

カブ50 トレーラー

原型をとどめないほどカスタムされたカブ50は、小樽在住のカブ主の作品。フレームをタンクに流用し、ガソリンボトルを随所に格納することで容量の少なさをカバーしています。

その他、アウトドア用品のジェラルミンケースをトレーラーに流用したり、それにカート用のタイヤを取り付けたり、通常の葉巻入れを工具入れにするなどアイデアが詰め込まれています。

「本州で開催されるカブのイベントでは、カスタム車両が多く参加していましたが、北海道は少ないと感じていました。このカブを見てカスタムを始めるきっかけになってくれると嬉しいです」とカブ主さんはいいます。会場でもお目立ち度はダントツ。多くのカブ主さんに囲まれていました。

女性ライダーにもおすすめ!

カブのオシャレ度が上昇し、女性カブ主が増えています。単車倶楽部アンバサダー、「かずよちゃんねる」でも有名な東和代さんに、最近人気のハンターカブの楽しみ方を教えてもらいました。

「ハンターカブは燃費がよくお財布に優しいし、荷物もたくさん積めます。一生乗れるバイクだと思います。ただし足つきはあまりよくありません。無理をしてノーマルで乗るより、ショップでシートを低くしてもらったり、彼氏や旦那さんにカスタムしてもらうといいと思います」

次回は秋に開催予定?

石本さんは「このミーティングを年2回は開催したい」といいます。参加をする方は、インスタグラムで情報をチェックしてください。

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