道の駅の特徴

那須塩原市は、栃木県北部に位置する自然豊かな地域である。那須山系や塩原温泉郷などの観光地が点在し、四季折々の美しい風景が楽しめる。温泉、ハイキング、スキーなど、多彩なアクティビティを楽しめることで知られている。

『道の駅 明治の森・黒磯』は、県道369号沿いに位置。東北自動車道の黒磯板室ICから約10分の場所にある。駐車場は広く、バイク用の駐輪場も用意されている。道の駅は 2024年4月にリニューアルオープン。新しくなった施設建物のひさしは那須五岳をイメージした造りとなっている。


直売所内は農産物、乳製品、物産品の大きく3つのコーナーに分かれている。農産物コーナーには「農家が集まる道の駅」をコンセプトに、地元農家が育てた旬の新鮮な農産物が数多く並んでいる。日本有数の酪農地域の那須塩原だけあり、乳製品コーナーには、道の駅内のミルク工房で製造した牛乳や飲むヨーグルト、プリンのほかに、地元産の牛乳やチーズなどを種類豊富に揃えている。また、物産品ではベーコンやソーセージなどの加工品も充実。道の駅内の菓子工房で製造された焼き菓子や、弁当なども多く、農産物から土産品まで買い物を楽しめる場所となっている。


レストランは大きな窓から森や花を眺めながら食事ができる。経産牛を使ったハンバーグやカレー、パスタが名物で、野菜は地元産の旬のものを使用。「経産牛とルッコラ、レモンのパスタ」は白ワインで煮込んだ牛挽肉、シャキシャキのルッコラがおいしい一品。ミントとパセリの爽やかなハーブの香りが漂い、レモンでさっぱりとした後味だ。屋外にはミルクスタンドがあり、ソフトクリームやドリンクをテイクアウトできる。隣にテーブルが用意されており、座って食べることができる。

敷地内にある旧青木家那須別邸は国の重要文化財に指定されている2階建ての白い洋館で、ドイツ様式の設計が特徴の建物だ。入館料200円で建物内の見学ができる。「ハンナガーデン」と呼ばれる花畑も併設し、春は菜の花、夏はひまわりと、季節ごとの花を楽しめる。
道の駅周辺には、那須高原道路やもみじラインなど、ツーリングルートが充実している。また、名所や那須塩原温泉、板室温泉と温泉地などの立ち寄りスポットも豊富だ。新しくなった道の駅はより一層買い物や食事を楽しめる場所となった。ここでしか買えない乳製品もあり、買い物や休憩に最適の場所となっている。
施設紹介















買い物は農産物や特産品が並ぶマーケットで、地場食材を使ったメニューを楽しめるダイニングやソフトクリームなどを販売するミルクスタンドで食事を楽しめる。施設には、牛乳、飲むヨーグルトやソフトクリーム、発酵バターを製造するミルク工房(乳製品加工所)、発酵バターを使った焼き菓子などを製造する菓子工房、休憩所を兼ねたコミュニティースペースの「明治の森コミュニティ」もある。旧青木家那須別邸とハンナガーデンが併設する。
名物&名産品
◆畑の知恵をしぼった牛乳

道の駅オリジナルの限定牛乳。地元産の生乳を使用し、道の駅内のミルク工房で製造されている。低温殺菌をしたノンホモジナイズの牛乳で、甘みがあり、牛乳本来の味わいを楽しめる。
◆経産牛ハンバーグ

乳牛としての役目を終えた経産牛の肉を使用したハンバーグ。経産牛は旨味のある赤身肉で、しっかりとした食べごたえのハンバーグとなっている。ソースは自家製デミグラスと那須チーズの2種類から選べ、旬の野菜かラタトゥイユが付け合わせについている。
◆リンツクッキー

那須塩原市の姉妹都市のオーストリア・リンツ市の伝統的なお菓子。自家製のラズベリージャムをレモンクッキー生地でサンドしたタルト。甘酸っぱいラズベリージャムと、スパイスが香るタルトが抜群。ヨーグルト風味のクリームをつけて食べる爽やかなテイストに。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆鹿の湯

湯川のほとりにある温泉。硫黄の香り漂う白濁湯で、41、42、43、44、46、48℃(女湯には48℃はなし)の6種類の浴槽がある。泉質は単純酸性黄温泉で、高温の硫黄が豊富な酸性湯なので湯あたりに注意。8:00~18:00(最終受付17:30)無休、大人500円。
◆殺生石

九尾の狐が封印された伝説を持つ巨石。石の周辺には火山性ガスが噴出しており、硫黄の香り漂う荒涼とした景観が特徴。2022年には自然現象により石が二つに割れた。無料の駐車場が完備され、駐車場から石まで約250m。徒歩5分ほど。
【バイク乗り必見道の駅】 一覧マップ

