道の駅の特徴
『道の駅 くしま』がある串間市は宮崎県最南端に位置する市。市内東部にある恋が浦海岸は、宮崎県屈指のサーフポイントで、全国各地から多くのサーファーが訪れる。6~10月に行われるトビウオすくいは串間の夏の風物詩として人気がある。
道の駅は串間市内のまちなかに位置する。日南からの主要道国道220号と国道448号が交差する場所で、JR日南線の串間駅から徒歩1分と、串間市の玄関口といえる場所に立地し、物流や交流、情報の集約施設として機能している。
道の駅は飲食物産館、情報提供施設、市民交流館、イベント広場を備える。飲食物産館は、串間産の農海産物や特産品、オリジナル商品などが並ぶ「物産スペース」と、ご当地グルメなどを味わえる「飲食スペース」に分かれている。飲食スペースには串間特産のブリを使用したさまざまなメニューがラインナップ。テナントには「POTATO STAND」もあり、揚げたての「やまだいかんしょ」の芋フライをテイクアウトできる。また飲食店の回転寿司店も隣接する。
宮崎市南部からスタートし国道220号と国道448号、県道36号を経由して宮崎最南端の都井岬まで続く道は日南フェニックスロードと名付けられた、南国ムードを味わえる絶景ロードだ。シーサイド、ワインディング、畑の中を通る田舎道と変わる景色を楽しめる。串間町の入り口にある道の駅は、日南フェニックスロードを走る前後に立ち寄りやすく、休憩場所として利用したい。
施設紹介
飲食物産館は物産スペースの「ウミヤママルシェ」飲食スペース「ウミヤマショクドウ」に分かれる。テナントとして「究極!回転寿司 寿司虎」「POTATO STAND」が入る。日南線・串間駅からも近く市の中心部に位置することから市民交流館、イベント広場も備えている。
名物&名産品
◆黒瀬ぶり
「黒瀬ぶり」は串間市沿岸の日向灘の沖合で養殖されているブランドぶり。物産館スペースの鮮魚コーナーでは刺身やブリカマ、ぶりを使った製品を販売。ウミヤマショクドウでは、ぶりカツなど、ぶりを使った多彩なメニューを提供する。
◆ぶりプリ丼ぶり
串間産の活き〆ブリと野菜を贅沢に使った丼で、5種類の秘伝のタレでいただく。「ぶりプリ丼ぶり」は串間のご当地グルメで、2022年ご当地どんぶりランキングで全国2位を受賞。「ぶりプリ丼ぶり」と認定されるには12の条件のクリアが必要で、店ごとに異なるこだわりのぶりプリ丼を提供する。
◆やまだいかんしょ
串間市は西日本有数の甘藷の生産地。やまだいかんしょはJA串間市大束のブランド甘藷で、赤くツヤのある色が特徴。ほくほくとした食感で甘みもあり、焼き芋、天ぷら、お菓子などさまざまな調理法に向くサツマイモ。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆都井岬
宮崎県最南端の岬。海原に突き出た岬の全体に野生馬の「御崎馬」が暮らしている。都井岬までの県道36号では、道路を歩く御崎馬に遭遇することがあるので、スピードには注意。野生馬保護協力金としてバイク1台100円が必要。御崎馬は純粋な日本在来馬として1953年に国の天然記念物に指定。
◆串間温泉いこいの湯
肌をすべるような感触の美人湯として有名。泉質はナトリウムー炭酸水素塩泉で、炭酸水素イオンの含有量などが全国で2~3番目の多さで、全国平均の3倍以上含まれている。2つある大浴場は男女が毎日入れ替わる。朝7時から営業しており、料金は大人500円。