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【北海道】エゾシカが出迎える大雪山の秘湯「幌加温泉 鹿の谷」

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ライダーは温泉が大好き。秘湯と聞いて胸ときめく人は少なくないでしょう。秘湯は「山奥や交通の便が悪い場所にあるなど、人知れず秘境の地に湧出する 温泉 」と定義されています。北海道・大雪山にある「幌加温泉 鹿の谷(かのや)」は、その条件にピッタリ。エゾシカが迎えてくれる一軒宿です。

目次

携帯電話も通じない究極の山奥

「幌加温泉 鹿の谷(かのや)」は、十勝と旭川を結ぶ国道273から約2㎞山奥にあります。国道沿いに案内板がありますが、夜は漆黒に包まれるため、光量が低いバイクのヘッドライトでは見落としてしまうでしょう。「迷ったら宿に電話をすればいいじゃないか」「ネットで調べればいいじゃないか」と思うかもしれませんが、宿の10km四方は携帯の電波が入りません。まさに秘湯中の秘湯なのです。

エゾシカがお出迎え

荷物を降ろしているとエゾシカが「コニャニャチハ」と挨拶に来ました。ここは自然動物のホームです。しっかり敬意を示しました。鹿の谷までの道はすべて舗装されているので、ロードバイクでも簡単にたどり着くことができます。ただし宿の前は傾斜しているので、少し離れた駐車場に止めてください。

食材の購入は忘れずに!

鹿の谷は昭和21年に開業しました。最初は営林署の保養所だったそうです(不確かでスミマセン)。オープン当初は食事を提供していましたが、オーナーがご高齢になり自炊オンリーになりました。前オーナーは耳が遠く、電話での予約が難しいことから「予約が取りにくい宿」と呼ばれていました。現在は若い世代に引き継がれていますが、自炊であることは変わりありません。

湯治のため長期滞在する人が多く、コンロや食器など、料理器具はすべて揃っています。一番近くの集落は糠平ですが、そこには土産物兼雑貨屋が一軒あるのみ。うっかり買い物をし忘れると飯抜き確定です。しっかり自炊したい方は、上川や上士幌などで買い物を済ませてください。

上質な温泉があれば何もいらない

携帯の電波は通じず、客室にテレビもありません。ここは大雪山の奥深く。玄関で物音がしたのでのぞいてみると、こんなゲストがやってきました。社会の喧騒を離れて大自然と温泉を楽しみましょう。

脱衣所は男女別ですが浴室は混浴。浴槽はシンプルなコンクリート製で、手前からナトリウム泉、鉄泉、カルシューム泉と泉質が異なります。洗い場にシャワーはありません。修行僧のように頭から源泉をかけ流してください。

※写真は2020年に撮影しています。現在浴室は撮影禁止になっていますので、ルールを守って入浴してください。

地熱が心地よいのか、露天風呂にもエゾシカが出現します。こんなロケーションは日本中探してもそうはありません。出来れば満月の日に泊まってください。周囲に民家や街灯はなく、夜に露天風呂に入ると、月明かりの眩しさに驚かされます。風の音と川が流れる音、エゾシカの鳴き声など、自然が発する音だけが聞こえていました。

崩れるのも時間の問題!タウシュベツ川橋梁

「鹿の谷」の近くにはダムの中に沈むことで有名な「タウシュベツ川橋梁」があります。もとは1939(昭和14)年に十勝三股駅まで開通した日本国有鉄道士幌線の一部でしたが、1955(昭和30)年に糠平ダム建設のため水没しました。しばらく存在を忘れられていましたが、水位によって姿を現わすことから「幻の橋」として注目されるようになりました。劣化が激しく、崩れ落ちるのも時間の問題と言われています。国道から眺めることができるので、ぜひ立ち寄ってください。

住所:北海道上士幌町幌加
電話:01564-4-2163
休館日:月に数回あり。インスタグラムで確認してください。
https://www.instagram.com/horokaonsenkanoya/

宿泊料
布団あり 5,000円
布団なし 4,000円

日帰り入浴
午前9時~午後18時閉館 (17時半最終受付)
混浴(大浴場・露天風呂) 水着着用不可。
女性専用の内湯有。

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

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