MotoMeganeをご覧の皆様、こんにちわ!見た目は100%インテリ系男子なのに、なぜかアドベンチャーな場所に惹かれてしまう男、さすライダーです。
特に地球のエネルギーを感じる火山なんてアドベンチャーの極み of 極みスポットですので、となるとやはりバイクで向かってしまうわけです!
…ということで、今回はバイクで日本2周済みの僕が「日本で最もアドベンチャーな場所」と認識している、鹿児島県は「桜島」のツーリングレポートをお届けします。

桜島とは?
今から約26,000年前に誕生した、国内屈指の火山地帯の九州を代表する複合火山が「桜島」です。
鹿児島の市街地から海を挟んで僅か4kmほどの場所に佇む桜島は、令和の現在も「ほぼ毎日のように噴火している」世界有数の活火山で、以前は普通に「島」でしたが…1914年に発生した大正大噴火によって大隅半島と陸続きになっています。
つまりは桜島は海路ではなく陸路でのアクセスが可能な場所で、あろうことか世界有数の活火山なのに…それこそほぼ毎日噴火しているのに…なんと!我々一般人も「バイクで普通に道路を走って」上陸できてしまうんです!
ぶっちゃけ「活火山の島をバイクで走る」なんて普通に考えたらクレイジーの極みですが…だからこそ桜島はツーリングの最大の魅力である「非日常」を最大限味わえる究極のツーリングスポットなんです(ニヤリ)

実走レポート:道の駅 たるみずはまびら たるたるぱあく〜有村溶岩展望所
桜島アタックの基点としておすすめの道の駅が「たるみずはまびら たるたるぱあく」という途中から読む気を無くす名前の道の駅で…桜島が浮かぶ錦江湾を横目に快走できる「国道220号線」沿いにあります。
バイク専用の駐輪スペースが用意されている高規格な道の駅で、綺麗な公衆トイレに品揃え充実のショップ、そして海鮮料理店にカフェと必要十分な設備が整っています!

個人的には鹿児島県のご当地グルメである、鶏のムネ肉やモモ肉に火を通さず、そのまま醤油につけて食べる「鳥刺し」をショップで購入して、それを道の駅の裏手にある寛ぎスペースで桜島を眺めながら食べるのが最高にチルな過ごし方だと思っています。
なお、鹿児島県の鳥刺しは独自の厳しい衛生基準を設けているので、どうか安心してお召し上がりください!…飛ぶぞ?


道の駅でご当地グルメの鳥刺しを堪能した後は、いよいよ国道220号線を北上して桜島を目指します。
既に結構大きく見えている桜島ですが、北上すればするほど更に迫力が増していくので、走っているだけで最高にテンションが上がってしまうこと間違いなしです!
そして、地元民にとってはあくまで日常の光景ですが、我々ツーリングライダーにとっては非日常過ぎる「モクモクと噴煙が上がる様子(=噴火)」もまた最高に旅情を盛り上げてくれます。


目の前に桜島が迫ってくる国道220号線を北上して「国道224号線」との分岐点にたどり着くと、そこがまさに桜島の入り口となります!
ちなみに桜島は「南側の国道224号線」と「北側の県道26号線」を走り繋いで綺麗に一周することが可能で、距離にして約36kmほどの実にちょうどいいボリュームなんです。
…ってことで、国道224号線で桜島に上陸したら、まずは「有村溶岩展望所」からその雄大な姿を間近で見てみることをおすすめします!
約1kmにわたって続く、その名も「溶岩遊歩道」を歩いた先にある展望台で、敷地内に広い駐車場と公衆トイレも完備されています。


実走レポート:有村溶岩展望所〜湯之平展望所
桜島のゴツゴツとした溶岩の岩肌が続く、その名も「桜島溶岩道路(国道220号線)」の景色に圧倒されながら走っていると、やがて対岸に鹿児島の市街地が見える場所に佇む道の駅「桜島 火の島めぐみ館」に辿り着きます。

道の駅の駐車場(他にも駐車スペース複数あり)にバイクを停めて「桜島ビジターセンター(無料)」を見学したり、周辺の溶岩に囲まれた遊歩道を散策すれば「桜島が紛れもない活火山であること」を改めて実感すると共に…今まさに活火山のど真ん中をツーリングしていることに多少の恐怖感を覚えるかもしれませんが…そんな時は道の駅で売っている「みかんソフトクリーム」を食べて気を紛らわせましょう。



今回はあくまで「島一周」がメインなので、あくまで補足としての情報ですが…道の駅からすぐの場所に「桜島フェリーターミナル」があり、なんと!朝4時から23時まで1時間に1〜3本の便が「桜島〜鹿児島」間を往復しています。
しかも、一般的なフェリーのように「ターミナル内の受付で乗船券を購入するスタイル」ではなく、まるでドライブスルーのような「入場ゲートでバイクに跨ったまま乗船券を購入するスタイル」で、後はそのまま乗船して約15分の船旅を楽しむことができます!
これもまさに桜島ならではの「旅情を感じるコンテンツ」なので、時間に余裕がある場合はぜひお試しあれ。

ってことで、話を本筋に戻しますが….道の駅や遊歩道で改めて桜島の凄さを実感した後は、一般人が行ける桜島の最高到達地点「湯之平展望所」を目指します!
さっきまでの海の道とは一変!桜島を一気に駆け上がるワインディングロードがスタートしますが、これが荒々しい桜島の山肌が全力で迫ってくるアドレナリン噴出ロードだからたまりません!…が、日々の噴火によって火山灰が道路を覆っていることもあるので…ぶっちゃけよく滑りますので…くれぐれも攻めずに安全運転で走りましょう。


ワインディングのゴールの湯之平展望所から眺める桜島には「ほとばしる地球のエネルギー」ってやつをビンビンに感じるほどの迫力があり、そのあまりの絶景に思わずウレションをしたくなるかもしれませんが…ちゃんと公衆トイレが用意されているのでご安心を。


実走レポート:湯之平展望所〜道の駅 たるみず(ゴール)
湯之平展望所の絶景を目に焼き付けた後は、再び今度は県道26号線で島一周ツーリングを再開します!
豪快で華やかな南側の景色と比べて、どちらかといえば穏やかで大人の景色が広がる北側もまた桜島のひとつの顔で、特にその昔桜島が陸続きになった「大正大噴火」の凄さを実感できる「黒神埋没鳥居」は必見の立ち寄りスポットです!
まさかの神社の鳥居が1日で2mも埋まってしまった…という大正大噴火の凄まじさを伝えるべく「あえて今でも鳥居を埋まったままにしている」というなかなか感慨深い場所です。

後ろ髪を引かれながら黒神埋没鳥居を後にすると、いよいよ島一周のフィナーレを飾る国道220号線との分岐点に到達し、その後は再び錦江湾をトレースする海沿いの道へとスイッチします!
そして、たった今走ってきた桜島をぼ〜っと眺めながら、日本最大級の足湯に浸かれる「道の駅 たるみず」に到着したところで、今回の実走レポートはこれにて完結とさせていただきます!お疲れ様でした♪


今回走ったルート








