毎年9月になると、長野県・白馬に全国からBMWライダーが集まってくる。その目的は、BMW MOTORRADファンにとって年に一度のお祭り「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN」だ。
2026年もHakuba47 Mountain Resortを舞台に、最新モデルの試乗会やデモンストレーション、名物のヒルクライム、ライダーパレード、さらにBBQやライブ、花火まで、朝から夜まで楽しめるコンテンツが盛りだくさん。
今年は2日間で4,347名が来場し、駐車場には4,000台を超えるバイクがずらり。BMWオーナーにとって白馬が“聖地”と呼ばれるのも納得の光景が広がっていた。
21回目を迎えたBMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2026は、どんな盛り上がりを見せたのか。現地の様子を紹介していこう。

今や白馬はビーマーの聖地
毎年9月の第1週の週末に長野県白馬村のスキー場を貸切って開催されるのが、このBMW MOTORRAD DAYS JAPANだ。このイベントは今年で21回目を数える、もはや伝統あるバイクフェスで、BMWのオーナーを中心に、毎年全国各地から多くのライダーが訪れる。
そのため、BMWのオーナーにとって白馬村は今や「聖地」とも呼ばれている。

基本的にはBMWが多いが、他メーカーも2割ほどは来場する。
試乗からパレード、BBQまで! 朝から夜まで楽しめる白馬の2日間

ゼネラルマネージャーの大隅氏。
このイベントの魅力はなんといってもその多彩なプログラムだ。
最新モデルに乗れるオン&オフモデル試乗会を始め、スキー場のゲレンデを駆け上がるヒルクライムコンテスト、新型モデルのデモンストレーション、純正イクイップメントがお得に買える販売会、白馬豚の丸焼き、限定50台で走るパレード走行、2,000人が同時に食べるバーベキュー大会、そして夜はライブや花火大会などなど、まだまだ紹介しきれないほどのプログラムで目白押しなのだ。




話題のF450GSを試乗&デモで体感! 急斜面を駆け回る実力に注目

BMW公式インストラクターの松井勉氏。
昨今は、BMW MOTORRADが一番力を入れている新型モデル「F450GS」が、ちょうど各正規ディーラーにリリースされたタイミングだけにオン&オフの試乗会や、跨り体験に加え、BMW公式インストラクターである松井勉氏と鈴木大五郎氏によるゲレンデを使ったデモンストレーションも開催された。
斜度20~30度はあろうかという急傾斜のゲレンデを自由自在に走り回るF450GSは、非常にポテンシャルが高く、スタイリッシュなルックスも相まって大きな反響を呼び、すでに予約は700台に到達する勢いで、今もっとも熱いミドルアドベンチャーである。

その奥深いポテンシャルを観客に見せつけ、魅了した。
急斜面を駆け上がれ! 名物ヒルクライムに15名のライダーが挑戦

とれず、難しいコース設定となった。だからこそ完走者には熱いコールが送られた。
数あるプログラムの中でも特に盛り上がるのがヒルクライムコンテストだ。
これはスキー場のゲレンデをバイクで駆け上がり、タイムを競うというコンテストで、そのゲレンデの斜度は約20度~30度というかなり急なもの。そしてスキー場のゲレンデだけに少しでも雨で草や土が濡れてしまうととても滑りやすくなり、登頂は非常に困難な状況となる。
昨年は、ほとんどドライのベストコンディションで完走率は9割という珍しい年だった。
いっぽう今年は前日に長時間雨が降り続き、登頂が困難な状況かと思われたが、午後3時過ぎの本番ごろにはそこそこ乾いてきて、タイヤのグリップが期待できる状況となった。
エントリーした15名のライダーが次々とこのヒルクライムにアタック。猛然と土をまき散らし、見事に登頂したライダーもいれば、途中で失速してそのまま転倒するライダーもいて、いずれにしても会場は全員が応援する熱く温かい雰囲気。登頂成功の際は全員で万歳三唱をするなど、選手もMCも会場と一帯となる楽しいプログラムである。
約2,000人でBBQ! 夜の白馬は巨大なライダーパーティーに

夕方の5時を過ぎると会場の中央にあるバーベキュースペースに炭火の起きたバーベキューグリルが設置され、日暮れが近くなるといよいよバーベキュー大会の始まりだ。
ここでは、全国のBMW MOTORRADのディーラーが窓口になり、お客さんを募って参加するパターンが多い。その参加者の数はおよそ2000人に及ぶというからすごい。
そして同じディーラーに通う顔見知り同士でふんだんに用意された肉や野菜を食べてビールで乾杯するのだから最高だ。
ちなみに、アルコールを飲む場合は、事前に会場周辺のホテルやペンションにバイクを置き、そこからディーラーが用意したシャトルバスで会場まで赴くので存分にビールが飲める方式を採用している。

サンプラザ中野くん&パッパラー河合が登場! 「Runner」の大合唱で会場がひとつに

バーベキューを楽しむそのいっぽうで、メインステージでは、毎年ロックバンドによるライブが同時に開催されボルテージが上がっていく。
さらに今年は、ビッグスペシャルゲストとしてあの「爆風スランプ」のサンプラザ中野くんとパッパラー河合氏がステージに登場!
これを受けて会場は一気にヒートアップ。「大きなタマネギの下で」から「リゾ・ラバ」そしてアンコールの末に「ランナー」を熱唱したのだからたまらない。
当然会場にいるライダーの多くは40代~60代と爆風スランプがドストライクの世代。そして集まった参加者はみなライダーだけに「はしる~はしる~オレたち」では大合唱となり、このイベントで間違いなく過去一番の盛り上がりを見せたのだった。

21回続く理由がここにある! BMWが白馬で作る“バイクのある人生”
このBMWモトラッドデイズは、もともと本国であるドイツのBMW本社が毎年行なっているものを日本でも再現するということで始まった。
日本では21回目を数える立派なイベントに成長したそのいっぽうで、昨年からドイツでは本社の意向より、2年に1回の開催となってしまった。
ドイツのBMW MOTORRADはもう一つ「インターナショナルGSトロフィー」という重大かつ大規模なイベントを抱えているため、このモトラッドデイズとGSトロフィーを交互に開催することになってしまったのだ。これにより、毎年開催される日本のモトラッドデイズはある意味で本国をも凌駕する壮大なファンサービスと成長した。
おりしも開催時の9月5日、6日といえば東海から関東地方にかけて警報が出るほどの線状降水帯が居座った日程。
しかしこの白馬47マウンテンパークでは、2日間にかけてほとんど雨も降らず、まさに開催を熱望するライダーやスタッフの願いが天に届き、奇跡が起きたとしか言いようがないとてもラッキーで、誰もが楽しめた二日間となったのだった。

こういったバイクメーカーが主催するファンサービス的なイベントがあるからこそ、BMWは「バイクを売ってそれでおしまい」というメーカーとは、まったく違うことがわかるだろう。
BMWが掲げる「MAKE LIFE A RIDE」(バイクのある人生を作る)というスローガンがまさにこれで、BMWを所有するということは、メーカーやディーラーを交えて、体験を重ね、仲間ができ、それがバイクのある豊かな時間となり、ひいてはそのライダーの人生の豊穣につながる、ということなのである。
BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2026
開催日程:2026年9月5日~6日
開催地:長野県白馬村 Hakuba47 Mountain Resort
主催:BMW MOTORRAD JAPAN
参加人数:2日間合計4,347名








