ロングツーリング時の快適性と、ワインディングで見せる高いスポーツ性能。その両立をより高次元へと引き上げたのが最新のNinja 1100SX SEだ。Ninjaの血統が流れるスタイリングに、排気量アップで力強さを増した直列4気筒エンジンを搭載。さらにSEはブレンボキャリパーやオーリンズ製リヤショックなども装備している。その進化したオールラウンド性を体験した。
Tester:横田和彦/桜井つぐみ Photo:関野温

大排気量Ninjaの完成度が、さらに高まった!
スポーツライディングとロングツーリングを高次元で両立する、カワサキのスポーツツアラーがさらに進化した。排気量を拡大し、低中速域の力強さと扱いやすさを向上。
さらにSEは、フロントにブレンボ製のブレーキシステムを、リヤにオーリンズ製ショックを装備。そして前後録画のドライブレコーダー、USB電源ポートなども搭載している。

シャープな外観は従来モデルを継承していて安心感がある。クラッチをつなぐと、低回転域から太いトルクが発生しなめらかに走り出す。扱いやすく、混雑した道路をユルユルと走っていてもギクシャクすることがない。クイックシフターはより低回転域から使えるようになったので、街中でもカチッ、カチッと小気味よくギヤチェンジができるのが嬉しい。


エンジンが持つパワフルさは、中回転域から高回転域にかけても変わらない。ハンドリングはニュートラルなので、アクセルワークと軽い荷重移動によって大柄な車体を思い通りに操ることができる。ねらったラインをピタリとトレースできたときの充実感はかなりのものだ。
その特性に大きく関わっているのは、しなやかに動くオーリンズ製リヤショックと調整幅が広いブレンボ製のブレーキシステムだ。乗り心地や車体コントロールをワンランク引き上げてくれる装備の効果は、さまざまなシーンで体感できる。

高速クルージングからスポーツ走行まで受け入れてくれる操縦性は、このバイクの大きな魅力。ロングツーリングを積極的に楽しみたい人、前傾が強いスーパースポーツは厳しいがスポーツライディングは楽しみたいという人にマッチするバイクだといえよう。

「迫力があるルックスだけど、乗ると想像以上に扱いやすい!」桜井つぐみ
オフロードバイクを所有しエンデューロレースにも参戦している桜井つぐみちゃん。かわいらしい見た目とは裏腹に、かなりガチなバイク乗りの彼女。そんなつぐみちゃんがスーパースポーツに試乗した感想は?
実は今回CB1000F、YZF-R7、GSX-R1000Rと乗り比べした中で一番手強そうだと思ったのが大柄なこのバイク。でも乗ってみると想像以上にバランスが取りやすい。なにより大排気量らしくパワーはあるけど、低速でもギクシャクせず、優しく操作すれば優しく進んでくれることに驚きました。スピード調整がしやすくて、ポジションも楽。これなら長距離もいけそうだと思いました!

桜井つぐみ(157cm/42kg)が足付きをチェック!

シート高はやや高めだが、重心が低いこともあって停車時の不安は思ったより少ない印象。車体は大柄なのだがハンドルが高めでライダー側に引かれているので、小柄なライダーでも不自然なポジションにならない。
大排気量Ninjaのディテールに迫る












Ninja1100SX SE スペック
• 全長/全幅/全高:2,100mm/805mm/1,190mm
• 装備重量:235kg
• シート高:820mm
• エンジン型式:水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ
• 総排気量:1,098cm³
• 最高出力:100kW〈136PS〉
• 最大トルク:113N・m
• ブレーキ形式:前後ディスク(ABS)
• タイヤサイズ(前/後):120/70ZR17・190/50ZR17
メーカー希望小売価格 (消費税込):1,991,000円








