MENU

動きが劇的スムーズ化!スプレーひと吹きの簡単メンテ。プロメカニックも愛用の「cci メタルラバーMR20」の使い方

部品同士が摺動しながら走っているバイクのフリクションロスを抑えよう!

バイクというものは車体もエンジンも摺動箇所の塊である。摺動箇所にには必ずフリクション(抵抗)が発生するので、スムーズに走るためには、潤滑が不可欠だ。

エンジン内の潤滑のためにはエンジンオイルがあるし、チェーンにはチェーンオイル、ベアリングにはリチウムグリスといったように、潤滑剤は適材適所で使い分ける必要がある。用途以外のものを使うと、効果がないばかりか不具合や部品の劣化を招くこともあるので注意が必要だ。

バイクの車体の中でもゴムと金属が摺動する箇所に使うのがシリコングリス(ラバーグリス)である。ゴムは潤滑剤が無いと滑りが悪く、かなり摺動抵抗が発生する。代表的なところではサスペンションだ。ハードクロームメッキされたダンパーロッド(インナーチューブ)とゴムシールが潤滑不足に陥るとサスペンションの動きは悪くなる。※最低限サスペンションオイルが潤滑の役目を担っている。

プロが愛用するゴム部の潤滑性を向上させるスプレー「シーシーアイ メタルラバーMR20のお勧めポイント」

  • スプレー式で手軽に使うことができる。
  • ゴムと金属の摺動箇所にスプレーするだけで動きが劇的スムーズに。
  • 防錆剤が入っており、錆の発生を防ぐ。
  • ゴムや樹脂に悪影響を与えず、ブレーキフルードに混入しても問題なし。※シリコン系ブレーキフルード車には使用不可(古めのハーレーなどは注意)
cci metal rubber mr20の写真

私が過去に勤務していた用品店でも作業時に使用していたのが「シーシーアイ メタルラバーMR20」(以下:メタルラバー)である。

このメタルラバーのすごいところは、ゴムと金属の摺動箇所にスプレーするだけで、驚くほど動きがスムーズになる点である。

さらにゴムや樹脂に悪影響を与えないので安心して使うことができるのが素晴らしいのだ。

非耐油性ゴム部品に石油系、鉱物油系の潤滑剤が付着すると「膨潤」と呼ばれる状態になることがある。膨潤はその名の通り、ゴムがブヨブヨに膨らんでしまうことで、一度膨潤すると元には戻らないし、部品としての機能を果たさなくなるので交換が必要になる。ホームセンターなどで安価で販売されている「シリコンスプレー」もゴムに悪影響がないとされているが、一部スプレーに使われているガスが膨潤の原因になることもあるそうなので注意したい。

実践!! メタルラバーでできるかんたんメンテ

フロントフォークに塗布して作動性向上!

cci metal rubber mr20の写真
cci metal rubber mr20の写真

フロントフォークのインナーチューブが錆びると、フォークオイル漏れの原因となる。一度錆びると基本的には新品に交換となるので、屋外保管車は特に錆を発生させないように注意が必要だ。

STEP
cci metal rubber mr20の写真

インナーチューブ表面のゴミを綺麗にした後、メタルラバーを直接吹き付ける。

STEP
cci metal rubber mr20の写真

内容液は無色透明で、プチプチ泡立っているのが特徴。

STEP
cci metal rubber mr20の写真

インナーチューブ表面に塗り込むようにウェスで拭き上げる。

STEP
cci metal rubber mr20の写真
フォークのダストシールにも塗り込んでおくとゴムのひび割れ防止にもなる。

定期的に行うことでインナーチューブの錆を防ぐことができるし、フロントフォークの動きが非常に良くなる。

リアショックにも塗布して作動性向上!

cci metal rubber mr20の写真

フロントフォーク同様、リアショックもダンパーロッドが錆びることもある。錆びてオイル漏れが発生したら基本的にはアッセンブリー交換だ!非常に高額だぞ!

STEP
cci metal rubber mr20の写真

ウエスを細く切って、リアショックのダンパーロッドに巻きつけるようにしてゴミを掃除する。

STEP
cci metal rubber mr20の写真

メタルラバーを直接ダンパーロッドにスプレーする。

STEP
cci metal rubber mr20の写真

拭き取りが大変になるので、適量ずつスプレーする。

STEP

ウェスで吹き上げを行う。

プラグキャップが入りにくかったらシュッとひと吹き

cci metal rubber mr20の写真

プラグ交換の際にプラグキャップが入りづらい時はメタルラバーを少量スプレーして指で塗りこんでおけば、スムーズかつ確実にプラグキャップの挿入が可能だ。

cci metal rubber mr20の写真

ゴムホースが入りづらいときにも

cci metal rubber mr20の写真

ラジエターホースや燃料ホースなど、入りづらいゴムホースの内側に薄く塗っておくことで、スルッと挿入できるはずだ!

cci metal rubber mr20の写真

ブレーキメンテの際に、一度使ったら欠かせないアイテム

cci metal rubber mr20の写真

私が勤務していた二輪用品店のピットではブレーキパッド交換の際にメタルラバーを使っていた。

パッド交換のタイミングでブレーキキャリパーのピストンの汚れを落とし、メタルラバーを塗布してからキャリパーピストンを戻すことで、ピストン表面の錆の発生を抑止し、動きを良くすることができる。つまり、ブレーキの効き向上と引きずり防止効果が期待できるのだ。

ブレーキパッド交換のサイクルが2年ごととかだと、その間露出しっぱなしのキャリパーピストンが錆びやすいので、定期的なメンテを行うようにしたいものだ。

STEP
cci metal rubber mr20の写真

パッドを外して

STEP
cci metal rubber mr20の写真

ブレーキレバーを軽く何度か握ってキャリパーピストンを露出させる。ここで、ピストンの汚れを中性洗剤で洗い流す。また、錆があれば確実に落としておきたい。深い錆ならキャリパーピストンの交換要検討。

STEP
cci metal rubber mr20の写真

メタルラバーをキャリパーピストンに直接スプレーして、ピストン表面全周に指で薄く塗り拡げておく。

STEP
cci metal rubber mr20の写真

ブレーキパッドやブレーキローター表面にメタルラバーが付着すると大変危険なので塗り過ぎには注意が必要だ!

と、ブレーキメンテに関しては、自分で行うのは相応の知識と工具と技術が必要なので、自分で行うことはおすすめしないが、その他の特に分解が必要ない部分に関しては洗車のついでにできる簡単な作業なので、初心者の方も挑戦してみてはいかがだろうか!?

シーシーアイ メタルラバーMR20

CCI METAL RUBBER MR20

発売元:シーシーアイ株式会社

 

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

二輪用品店勤務、某メンテナンス雑誌の編集を経てフリーランスに。
得意分野はバイクの修理、メンテナンス。
最新のバイクや用品は疎いので絶賛勉強中。
所有車はYAMAHA VMAX1200、vespa V50S、YAMAHA zippy80×2台