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次のブレーキパッドはこれ!良好なコントロール性と制動力を発揮する「ゴールデンパッドχ」

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目次

DAYTONA GOLDEN PAD χ

ひと昔前は純正パッドと言えばコスト的に優れた「セミメタル」パッドが主流でした。しかし、近年の機種はコストよりも効きを重視した「シンタード」パッドの純正採用例も増えてきています。

ただ、シンタードとはいえ純正パッドはライフやコストを重視したものも多く、純正からアフターマーケット製のパッドの交換することで効きやコントロール性の向上を見込むことができます。


デイトナでは

コストに優れた「ハイパーパッド」

良好なコントロール性でファンが多くロングセラーの「赤パッド」

効きとライフをバランスさせた「ハイパーシンタードパッド」

高い制動力とコントロール性を有する「ゴールデンパッド」と多数のラインナップを誇りますが、

このハイエンドの「ゴールデンパッド」をさらに進化させたのが「ゴールデンパッドχ」となります

バックプレートと摩擦材が「黄金」に輝くゴールデンパッドχ

今回は某イギリスメーカーのバイクのフロントブレーキパッドを「ゴールデンパッドχ」に交換しました。

実は走行距離はそれほど伸びておらず、パッドの残量はまだまだ十分にあったのですが隙間から見えるパッドのバックプレートに錆が発生しており、そこが気になるということで新品交換することにしました。

輸入車の場合、デイトナのブレーキパッドを選ぶことで純正を超える性能のブレーキパッドを純正よりも安価で入手できることが多いと思います。※すべての機種で当てはまることでは決してありません!

輸入車であってもブレーキシステムに関しては日本メーカーのOEM品が使われているケースは非常に多く、そういった場合、デイトナラインナップの中で適合商品が見つけやすいのではないでしょうか。

ブレーキパッド交換はプロショップに依頼しましょう!

ブレーキの構造はシンプルで実は交換作業も簡単ではありますが、作業ミスが即危険に繋がりますので、作業はプロに依頼するのがお薦めです。

作業手順をダイジェストで紹介いたしますが「ブレーキパッドってこんな手順で交換するのね~」ぐらいの温度感で御覧いただければ幸いです。

キャリパーを外すのですが、その前にパッドピンを緩めておきます。キャリパー単体になると緩めにくいので。

パッドピンが緩んだらキャリパーを外し、パッドピンを抜き取ればパッドが外れます。今回のような片押し式とかピンスライド式とか言われるタイプのキャリパーはだいたいこんな手順になります。

あまりに旧いパッドは残量があっても交換がお勧め!

外れたパッドはバックプレートにかなり錆が出ていました。バックプレートが平滑でないとブレーキタッチが悪化したり、鳴きが出たりする原因となります。

今回の場合、中古車だったのでパッドの交換歴は不明ですが「NISSIN」の刻印が入っていたので、おそらく新車時の純正パッドでしょう。

車体は2013年式なので推定8年前のパッドということになります。

実は法定点検ではパッドの残量を点検する項目はありますが、新旧を判断する項目はありません。タイヤなどにも同様のことが言えますが消耗品は残量があればOKというわけではなく、あまりに旧いものは性能低下していたり、摩擦材が剥がれたりすることもあるので、残量があっても交換した方が良いケースがあります

残量はたっぷりありますが、摩擦材に一部欠けているところもありました。

キャリパーピストンには錆が発生していた

ブレーキパッドを交換する際はキャリパーピストンをクリーンナップして、必要に応じてシリコン系のグリスでグリスアップします。

つまり、パッドを交換しなければキャリパーの清掃を行う機会が無い(定期点検で実施することもあります)場合、キャリパーピストンは露出した状態で長期間風雨にさらされることになり、ピストンに錆が発生しやすくなります。

今回も錆が出ていました。

錆の根が深くなるとブレーキフルードが漏れたりする原因となるので、交換になります。つまりキャリパーのオーバーホールが必要となってしまうのです。

雨でも普通に乗る人や洗車好きの人は特に気をつけましょう!

今回は磨くだけで錆が落ちてくれました。キャリパーピストン表面の錆を落とす時は傷を付けないように柔らかい真鍮ブラシなどを使用します。ピストンを専用工具で回転させつつ全周綺麗にしました。

ピストン表面にに潤滑剤を吹いておきます。ここで使用するのはゴムに悪影響の無いシリコングリスなどの使用がマストです。普通の石油系潤滑剤は絶対使用NGです!

お勧めはこちらです

キャリパーピストンは指で戻るくらいスムーズだとブレーキ引きずりの心配が無く、ブレーキタッチも良好と判断できます。

今回は幸い指で戻すことができました。

ゴールデンパッドχを組み付けます

摩擦材の角のバリを削って面取りしておきます。これはブレーキ鳴きや摩擦材の欠けなどを防ぐ目的です。

ゴールデンパッドχは新品の状態で面が取ってある形状でしたので、バリ取り程度で済ませました。

パッドのバックプレートの裏にパッド専用グリスを塗布します。

これは制動時の振動を抑えてブレーキ鳴きを抑える目的です。ピストンと接する部分だけ塗ればOKです。間違っても摩擦材などに付着しないように注意します。

パッドピンもグリスアップしておきます。これは錆止めとしての意味合いが強いです。

パッドを組み付けて車体に復元し、ブレーキレバーを何度も握ってタッチを復元します。これはキャリパーを外した後は絶対に行う作業です。

制動力とコントロール性の向上を実感!

交換後はパッドの当たりが出る(ローターの摩耗形状に馴染む)まで慣らしを行いました。なるべくハードブレーキングを避けましたが、それでもブレーキの効きが以前より向上しているのを実感できました。

劇的変化とはいきませんが、旧い純正パッドと比べると明確に違いが体感できます。

また、コントロール性も非常に良好。ブレーキングを開始した初期から効きが良く、そこから握り込んでいくと握った分だけ制動力が高まっていきます。

ブレーキング時に思った以上にスピードが落ちてフロント荷重が急に増したり、逆に想定よりも効かずに更に強くレバーを握り込んだりということが無いので、ブレーキングに安定感が生まれました。

つまり、非常にコントロール性が良いのです。ブレーキにとって制動力と同じくらい重要なのがコントロール性です。

一般ライダーは雨天の滑りやすい路面や、荒れた路面などを走る機会も少なくありません。この良好なコントロール性は日常のライディングの中で大きな安心に繋がるのではないでしょうか。

価格面でも性能面でも優位な点が体感できたデイトナのゴールデンパッドχ。現状の純正ブレーキに不満の無い人にも、ぜひ試していただきたい万人におすすめできるブレーキパッドと言えます。

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

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